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(映画)エラゴン 遺志を継ぐ者(2006年)の感想とあらすじは?

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3部作の第1作目ということで、いかにも第1作目らしい作品です。(結局続編は製作されませんでした。)

主要登場人物の紹介と、舞台背景の説明がメインといったところです。

2作目以降で、エラゴンとガルバトリックス王の対決が本格化するのでしょう。

原作を知らない私は、てっきり題名はドラゴンの名前なのか、異名なのか、とにかくドラゴンに関係するものだと思っていました。

まさか、主人公の名とは…

そして、「ドラゴンはオスである」という先入観がある私は、サフィラがメスというのもビックリしてしまいました。

ですから、最初、何でsheとかherって言っているのかがわかりませんでした。先入観って怖いものです…。

なにより、もっとも驚いたのは、雷に数回打たれただけで、ドラゴンが一気に成長しまったことです。

ええ~!そんなのありかぁ!!

……まぁ、ファンタジーですから、それでいいのかもしれないと、自分を納得させた場面でした。

原作でも、こういう急成長ぶりなのでしょうか?

それにしても、この「エラゴン」、私はいまひとつ新鮮みが感じられませんでした。なぜだろう?

映像は、”それなりに”スゴイと思います。

監督がVFXのスペシャリストだけあり、ドラゴンのサフィラの動作がとても自然です。

エラゴンがサフィラに乗って、空を飛んでいるシーンなんてとてもよくできています。

ですが、新鮮みがありません。

おそらく、原作が、これまでのファンタジー小説のいいところ取りをしているためでしょう。

そのため、いまひとつストーリーにオリジナリティーを感じることが出来なかったのかも知れません。

これには、「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」や「ナルニア国物語」のような、ファンタジーの古典が映画化されたというのも影響しているかも知れません。

この2つの作品がファンタジー小説の中で古典たり得ているのは、そのオリジナリティーの高さです。

この古典の持つオリジナリティーの高さに比べてしまうから、エラゴンにいまひとつオリジナリティを感じられないのかも知れません。

新鮮みを感じない理由にはもう一つあります。

むしろ、こちらの方が新鮮みを感じない理由としては大きいかも知れません。

それは、飽きたということです。何に飽きてしまったかというと、ファンタジーにです。

ハリー・ポッターの大ヒット以来、第何次かのファンタジー・ブームが2000年くらいから続きましたが、これに飽きてしまったのです。

ですから新鮮みを感じなくなっているのかも知れません。

まあ、こうしたところはさておき、脇を固める俳優人が豪華。

ガルバトリックス王役にジョン・マルコヴィッチ、エラゴンを導くブロム役にジェレミー・アイアンズらベテランが起用されています。

最後に、原作は17歳のクリストファー・パオリーニが書き上げ、2003年にアメリカで出版され、300万部を突破。

その後、全世界40カ国で大ベストセラーとなった超話題作です。

この原作を映画化した監督はジョージ・ルーカスのVFX工房”ILM”に長年在籍し視覚効果の分野で多くの実績を残すシュテフェン・ファンマイアー。

主人公のエラゴン演じたエド・スペリーアスは、18万人の中から選ばれた超新星。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

遥か彼方のアラゲイシアは、かつてエルフ、ドワーフが人間と共存する平和な土地だった。

この長年平和を維持してきたのはドラゴン・ライダーたちであった。

だが、一人のドラゴン・ライダーのために終焉を迎える。

権力を手中に収めたのが、ドラゴン・ライダーの一人ガルバトリックス(ジョン・マルコヴィッチ)だった。

そして、彼は王となり、今やアラゲイシアはガルバトリックス王の圧制下にあった。

ガルバトリックス王は配下で強力な魔術を誇るシェイドのダーザ(ロバート・カーライル)らを従え帝国を治めていた。

敵対するのは、周囲のエルフやドワーフ、アジハド(ジャイモン・フンスー)を中心とする反乱軍ヴァーデンが弱い抵抗を見せるぐらいである。

この王の元から大切なモノを盗み出して、エルフのアーリア姫(シエンナ・ギロリー)が逃走していた。

…辺境の村で農夫フロスガー(ゲイリー・ルイス)と息子ローラン(クリストファー・イーガン)に家族同様に育てられてきた17歳の少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、ある日、森の中で光を放つ青い石を見つける。

その石こそは、アーリア姫が盗み出していたモノで、ドラゴンの卵だった。

卵からかえったのはメスのドラゴン、サフィラ(声:レイチェル・ワイズ)である。

エラゴンは、村の語り部ブロム(ジェレミー・アイアンズ)からドラゴンとドラゴンライダーと呼ばれる種族がこの国を平和に統治してきた歴史を教わる。

…そんな矢先、暴君ガルバトリックスが新たなドラゴンの誕生を阻止しようと送り込んだ怪物によってエラゴンの叔父が殺されてしまう。

エラゴンはブロムに助けられ導かれ旅立つ事となる。旅の中でブロムはエラゴンにライダーの技の初歩を教える。

そして、エラゴンはかつて偉大な力を持ち、国を守っていた伝説の種族、ドラゴンライダーとして選ばれた事を知る。

エラゴンとブロムは反乱軍ヴァーデンの本拠地へと向かうことになった。

ところが、エルフ族の王女アーリアがガルバトリックス王の砦に監禁されていると夢で知り、エラゴンはアーリアを助けに行くという。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

エラゴン 遺志を継ぐ者
€(2006)

監督:シュテフェン・ファンマイアー
原作:クリストファー・パオリーニ 「エラゴン/遺志を継ぐ者~ドラゴンライダー1」
音楽:パトリック・ドイル

出演:
エラゴン/エド・スペリーアス
サフィラ/(声)レイチェル・ワイズ
ブロム/ジェレミー・アイアンズ
アーリア/シエンナ・ギロリー
マータグ/ギャレット・ヘドランド
アジハド/ジャイモン・フンスー
ナスアダ/キャロライン・チケジー
ローラン/クリストファー・イーガン
ガルバトリックス王/ジョン・マルコヴィッチ
ダーザ/ロバート・カーライル
アンジェラ/ジョス・ストーン

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