「ホビット 決戦のゆくえ」の紹介です。「ホビット」3部作の第3作目です。
「ホビット」3部作の終わりでもあり、「ロード・オブ・ザ・リング」へのプロローグでもあります。
前作までが邪竜退治への話がメインでしたが、本作の後半では明確に「ロード・オブ・ザ・リング」への布石がちりばめられています。
最後、闇の森には戻らぬと語ったレゴラスに、父王スランドゥイルはこう言います。
「それなら、北へ向かうがいい、ストライカーという男を探せ。やがて彼の名前も分かるであろう」
Striderとは原作でいうところの「馳夫」です。そして、彼の名とは「アラゴルン」です。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは前日譚となる「力の指輪」を入れると、次の時系列になります。
- 第二紀ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪
- シーズン1
- シーズン2
- シーズン3
- シーズン4
- シーズン5
- 〜~数千年後~〜
- 第三紀ホビット
- ホビット 思いがけない冒険
- ホビット 竜に奪われた王国
- ホビット 決戦のゆくえ 本作
- ロード・オブ・ザ・リング
ホビットとロード・オブ・ザ・リングを理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になります。
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
邪竜スマウグに襲われ、火に包まれる港町エスガロス。
暴れまわるスマウグに黒い矢を放ち、討ち取ったのはバルドだった。
バルドは家を失い傷ついた人々を励まし、暮らしに困るエスガロスの人々を引き連れてエレボールへ避難した。
エレボールを取り戻せたドワーフ族だったが、ドワーフの王子トーリンは「竜の病」に蝕まれつつあった。
黄金に目が眩み、強欲になり、宮殿を固く閉ざし、何びとの侵入も許さない。
バルドたちは「はなれ山」に向かった。
ホビットのビルボはトーリンのあまりの変わりように、ドワーフの秘宝「アーケン石」を彼に渡せずにいた。
はなれ山に避難したバルドたちは、食糧や水を欲していた。
そこへ現れたのはエルフ族の闇の森の王・スランドゥイルだった。
一方、ドル・グルドゥアで闇の手に落ちたガンダルフは危機一髪の所で、ガラドリエル、サルマン、エルロンドに助け出された。
オークの軍勢がエレボールへ向かっていることを 知らせに馬を走らせる。
エレボールではドワーフ族、エルフ族、人間との三つ巴の戦いが始まろうとしていた。
救援を求めるバルドら人間。エルフの秘宝を取り戻そうとする闇の森の王スランドゥイ。あくまでも財宝を守ろうとするトーリン。
ガンダルフは必死に彼らを説き伏せようとするが、聞き入れない。
そうしている中、トーリンの従兄弟くろがね山のダインが軍勢を率いて駆けつけ、エルフと人間軍とドワーフ軍の間で一触即発の事態となる。
突如、アゾク率いるオーク族が大ミミズの作った大穴から現れた。
冥王・サウロンのしわざだった。
一触即発状態だったドワーフ族とエルフ族と人間は、手を結び、協力してオーク族と戦い始めた。
三軍は共に闇の軍団に立ち向かうが、圧倒的な数の力で徐々に追い詰められていく。
城外での悲愴な戦いを目の当たりにしても、まだ引きこもり、欲望に目を曇らせるトーリンに、バーリンやドワーリンらは失望していく。
竜の病に侵されていたトーリンが目を覚ました。
王子としての自覚を取り戻したトーリンは仲間たちに告げる「信じてくれとは言わぬ……もう一度だけついて来てくれぬか?」
トーリンとアゾクの1対1の戦い。
戦いは両者を亡き者にした。だが、中つ国の戦いは終わり、平和が訪れた。
ビルボはドワーフ族たちに見送られ、故郷のホビット荘に戻った。
ビルボが帰宅すると、家が競売にかけられているところだった。
1年以上も留守にしていたため、死んだと思われていたのだった。
そして、60年後…。
映画情報(題名・監督・俳優など)

ホビット3決戦のゆくえ
(2014年)
監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:フラン・ウォルシュ,フィリッパ・ボウエン,ピーター・ジャクソン,ギレルモ・デル・トロ
音楽:ハワード・ショア
出演:
ビルボ・バギンズ/マーティン・フリーマン
ガンダルフ/イアン・マッケラン
トーリン・オーケンシールド/リチャード・アーミティッジ
タウリエル/エヴァンジェリン・リリー
スランドゥイル/リー・ペイス
スバルド/ルーク・エヴァン
スマウグ/ベネディクト・カンバーバッチ
バーリン/ケン・ストット
ボフール/ジェームズ・ネスビット
くろがね山のダイン/ビリー・コノリー
キーリ/エイダン・ターナー
フィーリ/ディーン・オゴーマン
ドワーリン/グレアム・マクタヴィッシュ
湖の町の統領/スティーヴン・フライ
アルフリド/ライアン・ゲイジ
茶のラダガスト/シルヴェスター・マッコイ
グローイン/ピーター・ハンブルトン
オイン/ジョン・カレン
ドーリ/マーク・ハドロウ
ノーリ/ジェド・ブロフィー
ビフール/ウィリアム・キルシャー
ボンブール/スティーヴン・ハンター
オーリ/アダム・ブラウン
バイン/ジョン・ベル
アゾグ/マヌー・ベネット
ボルグ/ジョン・チュイ
ガラドリエル/ケイト・ブランシェット
老いたビルボ/イアン・ホルム
サルマン/クリストファー・リー
エルロンド卿/ヒューゴ・ウィーヴィング
レゴラス/オーランド・ブルーム
興行収入ランキング
同年に公開された映画
2015年に公開された主な映画は次の通りです。2014年末公開を含みます。日本国内映画興行収入の上位50位まで。
- ジュラシック・ワールド 95.3億円
- ベイマックス 91.8億円
- 映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン! 78億円
- バケモノの子 58.5億円
- シンデレラ/アナと雪の女王 エルサのサプライズ 57.3億円
- ミニオンズ 52.1億円
- ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション 51.4億円
- HERO 46.7億円
- 名探偵コナン 業火の向日葵 44.8億円
- インサイド・ヘッド 40.4億円
- 映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ) 39.3億円
- ドラゴンボールZ 復活の『F』 37.4億円
- ワイルド・スピード SKY MISSION 35.4億円
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 32.5億円
- アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン 32.1億円
- 映画 ビリギャル 28.4億円
- ラブライブ! The School Idol Movie 28.4億円
- 映画 暗殺教室 27.7億円
- ターミネーター:新起動/ジェニシス 27.4億円
- BORUTO-NARUTO THE MOVIE- 26.2億円
- ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神フーパ 26.1億円
- テッド2 25.1億円
- ガールズ&パンツァー 劇場版 24.5億円
- ヒロイン失格 24.3億円
- イントゥ・ザ・ウッズ 23.8億円
- アンフェア the end 23.6億円
- ストロボ・エッジ 23.2億円
- 映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~ 22.9億円
- アメリカン・スナイパー 22.5億円
- 寄生獣 20.2億円
- THE LAST-NARUTO THE MOVIE- 20億円
- アオハライド 19億円
- マッドマックス 怒りのデス・ロード 18.1億円
- 図書館戦争 THE LAST MISSION 18億円
- バクマン。 17.6億円
- マイ・インターン 17.5億円
- 海街diary 16.8億円
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 16.8億円
- ホビット 決戦のゆくえ 16.5億円 本作
- 龍三と七人の子分たち 16億円
- ナイトミュージアム エジプト王の秘密 15.4億円
- 寄生獣 完結編 15億円
- トゥモローランド 14.6億円
- バンクーバーの朝日 14.2億円
- ANNIE/アニー 14億円
- 新宿スワン 13.3億円
- イニシエーション・ラブ 13.2億円
- 日本のいちばん長い日 13.2億円
- ギャラクシー街道 13.2億円
- 予告犯 13.1億円