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(映画)ヘンゼル & グレーテル(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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ダークファンタジー映画です。アクションも多く、「ヴァン・ヘルシング」に感じは近いです。

日本未公開です。残酷なシーンが多く、そうしたシーンをカットしていったら、ほとんど何も残りませんからねぇ。

残酷なシーンは、いうなれば「北斗の拳」のヒデブッが、頻繁に出てくる感じです。

昨今の流れから行けば、まず、カットされていくシーンでしょうけど、この映画の場合、カットしてしまうと、魔女たちがやられるシーンがほぼ全部カットになってしまいます・・・。

さて、ヘンゼルとグレーテルの話は1315年から1317年の大飢饉など、長く続いた飢饉の時代の子供捨てによる口減らしが下敷きにあります。

グリム童話にヒントを得ている作品

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

ある夜。
ヘンゼルとグレーテルは父に森に連れられ、そこに置いていかれた。
お腹を空かせた二人が見つけたのは、お菓子の家だった。
中に入ると、そこは魔女の家だった。
ヘンゼルは魔女にお菓子を食べさせ続けられた。
ある時、二人は魔女をかまどで焼き殺して、逃げることができた。

15年後。
ある町で子供の誘拐事件が多発していた。

ある女性を魔女として保安官が責め立てていた。
市長と一緒に現れたのが、凄腕の魔女ハンターになっていた、ヘンゼルとグレーテルだった。
魔女には印がある。だが、彼女にはない。二人は女性が魔女でないと宣言した。

北の森に怪しい小屋がある。
行くと確かに魔女がいた。
魔女を退治したものの、子供の誘拐とは関係のない魔女だった。
だが、この魔女は「血の満月」に関する紙を持っていた。

森を調べなければ。だが、夜は動かないほうがいい。

町の酒場。
二人の前に現れたのは、ファンを自認するベンジャミン。
魔女は二人を傷つけられない。彼らには魔法が効かない。

ヘンゼルとグレーテルは森に罠を仕掛け、魔女の一人を捕まえた。
血の満月に儀式を行うこと、そして儀式には12人の各月に生まれた子供達が必要ということがわかった。
最後の一人は4月生まれ。町には一人しかいない。
ヘンゼルはすぐに動いたが、魔女・ミュリエルたちの動きは早かった。町は襲撃され、女の子は誘拐された。
この襲撃で、ヘンゼルとグレーテルは魔女たちに負けていた。

翌朝。
グレーテルは助けてくれたベンの家で目を覚ます。
一方、ヘンゼルは森の中で目を覚ます。怪我をしていたヘンゼルを助けたのは、魔女裁判にかけられていた女性・ミーナだった。

ヘンゼルを捜しに森に入ったグレーテルは保安官たちに痛めつけられてしまう。
そこを救ったのは、トロールのエドワードだった。
なぜ、助けてくれたのか。グレーテルが聞くと、エドワードはトロールは魔女に仕えると言った。

森の廃屋。
ヘンゼルとグレーテルが再開する。
家の地下には謎の部屋がある。魔女の家のようだ。
だが、この家は、ヘンゼルとグレーテルがかつて住んでいた家だった。

ミリュエルが現れた。
二人にすべてを教えた。
白い魔女・アドリアーナの家。そして二人の母親。
二人は白い魔女の血をひいているのだ。

血の満月の儀式に、白い魔女の心臓が必要だ。
それさえそろえば、魔女は火に焼かれても燃えなくなる。
ミリュエルはグレーテルに目をつけた。
それを知った白い魔女は、子供達を森に逃がしたのだった。
二人は捨てられたのではなく、守るために森に連れて行かれたのだった。

グレーテルが連れ去られた。
傷ついたヘンゼルを助けたのは、ミーナ。
彼女は白い魔女だった。
ミーナには魔女の印がない。印があるのは黒い魔女だけ。世の中にはいい魔女もいる。
ミーナは聖なる魔術の書「アブラメリンの書」から、魔女の防御を破る薬を作り、その薬を武器にかけた。

血の満月の儀式が始まった。
グレーテルの救出に向かう、ヘンゼル、ミーナ、ベン。
魔女たちとの対決が始まった。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

映画情報(題名・監督・俳優など)

監督:トミー・ウィルコラ
脚本:トミー・ウィルコラ
音楽:アトリ・オーヴァーソン
音楽プロデューサー:ハンス・ジマー

出演:
ヘンゼル/ジェレミー・レナー
グレーテル/ジェマ・アータートン
ミュリエル/ファムケ・ヤンセン
ミーナ/ピヒラ・ヴィータラ
保安官/ピーター・ストーメア
ベンジャミン/トーマス・ヤン

2013年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2013年公開の映画・ドラマ

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(映画)言の葉の庭(2013年)の考察と感想とあらすじは?
映像美の映画である。この映像美を際立たせるために、梅雨の時期が舞台に選ばれているとしか思えない。光り輝く場所の映像が極めて綺麗。特に水辺の映像などは、リアルな映像よりも遥かに美しい仕上がりになっている。水辺のシーンを見るためだけに、この映画を見てもいいと思う。むしろ、この水辺のシーンだけ編集したものだけでも十分成立するように思った。
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(映画)華麗なるギャツビー(2013年)の考察と感想とあらすじは?

作品自体は、後年になって評価が高まった。「イノセンス」をテーマにしたアメリカ文学の系譜のなかで評価は高い。村上春樹が最も影響を受けた作品の一つ。映画では、いくつかカットされたシーンがある。

(映画)そして父になる(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)アナと雪の女王(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)図書館戦争(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)オブリビオン(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)ゼロ・グラビティ(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)はじまりのうた(2013年)の考察と感想とあらすじは?
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(映画)かぐや姫の物語(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)利休にたずねよ(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)武士の献立(2013年)の考察と感想とあらすじは?

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(映画)風立ちぬ(2013年)の考察と感想とあらすじは?
湖面に一筋の波もたっていないような静かで淡々とした雰囲気が映画全体に流れます。この映画は実在の堀越二郎をモデルに、堀辰雄の同名小説からのアイデアを織り交ぜた作品です。堀越二郎は零戦の設計者として有名です。感想/コメント戦争へ突き進む日本の様...
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