記事内に広告が含まれています

(映画)ホビット2竜に奪われた王国(2013年)の考察と感想とあらすじは?

この記事は約6分で読めます。

「ホビット 竜に奪われた王国」の紹介です。「ホビット」3部作の第2作目です。

2時間を超す映画ですが、1作目よりも長さは感じません。

アクションシーンというか、動きのある場面が多いせいだと思います。

本作で新登場するのが「ロード・オブ・ザ・リング」でお馴染みのレゴラスです。

他に、原作には登場しないエルフの女戦士タウリエルが登場します。

意外な展開なのが、ドワーフのキーリとの関係です。

種族を越えた愛…という展開になるのでしょうか。

ホビットとロード・オブ・ザ・リングを理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になります。

映画とドラマの時系列順

感想/コメント

嬉しい演出

SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチが、伝説の竜スマウグの声とモーションキャプチャを演じています。

本人が登場するわけではないですが、「SHERLOCK/シャーロック」のシャーロックとジョンの名コンビが共演するというわけです。

「SHERLOCK/シャーロック」ファンはちょっと嬉しい演出です。

カメオ出演もあります。

ピーター・ジャクソン監督自身です。

ブリー村でフードをかぶり、ニンジンをかじっているというので、探してみましょう。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

宿場。

一人酒を飲むドワーフのトーリン。彼には賞金がかけられている。なぜなら、元・王族だからだ。

彼の前に灰色の魔法使いガンダルフが座った。

ガンダルフはトーリンに語りかける。

ドワーフの王たる証のアーケン石を取戻し、王国を復興することを。

だが、肝心のアーケン石は邪悪な竜スマグウの巣にある。

奪うにはドワーフでは無理だ。忍びに長けた、そう、ホビットが必要だった…。

1年後。

トーリンとガンダルフはホビットのビルボを仲間にいれ、邪悪なオーク達の追撃をかわしつつスマグウに奪われた王国へと向かっていた。

オークから逃れるため、一行は、昼間は熊、夜は人になるビヨルンの家に駆け込んで馬を手に入れた。

ガンダルフは「もう一つの危惧」を確かめるため闇の森の前で一行と別れた。

邪悪なネクロマンサーの噂を確かめるためドゥグルドゥアに向かったのだ。

ガンダルフは邪悪な正体が、冥王サウロンだと気がつくも囚われの身になってしまう。

ビルボと一行は恐ろしい巨大クモの巣穴に紛れ込んでしまい、クモに捕食されかける。

ビルボは間一髪、剣で脱出して指輪をはめて姿を消した。するとクモの言葉が分かるようになった。

ドワーフ族の命を救ってくれたのは、森のエルフ(シルヴァン・エルフ)の王子・レゴラスと守備隊長・タウリエルだった。

だが、トーリンたちはエルフの里に連れて行かれ投獄されてしまう。

トーリンはエルフの王でレゴラスの父であるスランドゥイルと会談した。

スランドゥイルはスマウグの元からエルフの宝を持ち帰ることを条件に開放する取引を持ちかけた。

だが、王国を奪われた際に見捨てられた恨みを未だに忘れていないトーリンは取引を拒否した。

タウリエルは獄中のドワーフの1人・キーリと意気投合した。

二人は、互いを意識するようになる。

指輪で姿を消していたビルボの助けによりドワーフ一行は樽に乗り込み川へ脱出する。

オークの襲撃に遭い、キーリは毒矢を受けて負傷してしまう。

一行は湖の町・エスガロスに住む弓の達人バルドに助けられた。

バルドの機転により町の中へ入れた。

エスガロスはエレボールのある「はなれ山」の近くである。

かつてスマウグに襲われ富を失った谷間の国の人間達が逃げ込んだ町だ。

今は堕落した統領により支配されている腐敗した町だ。

バルドは町の予言にある「山の下の王の復活」ではないかとバルドは考える。

その頃、毒矢で射られたキーリの傷が悪化した。

そして一行は見つかってしまう。

トーリンが「王国を取り戻した暁には、財宝は山のふもとのすべての民で分け合うこと」を約束し、町の支持を得る。

しかし、バルドだけは最後まで頭領たちに反発する。バルドはかつてスマウグを殺し損ねた、谷間の国の領主ギリオンの子孫だ。

しかし思った以上にキーリの傷は悪く、町に残るようトーリンは指示する。

キーリの兄フィーリも弟と共に残ることにする。

エレボールに到着したビルボたち。

だが、肝心の入り口と鍵穴が見つからない。

そのいずれもビルボが見つけた。

ビルボはドワーフの秘宝である「アーケン石」を求めて一人エレボール内部に侵入する。

金銀財宝の溢れた宮殿の中で、邪悪な竜・スマウグが眠りから目を覚まし、ビルボの前に巨大な姿を現す…

映画情報(題名・監督・俳優など)

ホビット2 竜に奪われた王国
(2013年)

監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン、ギレルモ・デル・トロ
音楽:ハワード・ショア

出演:
ビルボ・バギンズ/マーティン・フリーマン
灰色のガンダルフ/イアン・マッケラン
トーリン・オーケンシールド/リチャード・アーミティッジ
スマウグ/ベネディクト・カンバーバッチ
レゴラス/オーランド・ブルーム
タウリエル/エヴァンジェリン・リリー
ボフール/ジェームズ・ネスビット
スランドゥイル/リー・ペイス
バルド/ルーク・エヴァンス
湖の町の統領/スティーヴン・フライ
バーリン/ケン・ストット
ビヨルン/ミカエル・パーシュブラント
ラダガスト/シルヴェスター・マッコイ
キーリ/エイダン・ターナー
フィーリ/ディーン・オゴーマン
ドワーリン/レアム・マクタヴィッシュ
オーリ/アダム・ブラウン
グローイン/ウィリアム(トロル)/ピーター・ハンブルトン
オイン/ジョン・カレン
ドーリ/バート(トロル)/マーク・ハドロウ
ノーリ/ジェド・ブロフィー
ビフール/トム(トロル)/ウィリアム・キルシャー
ボンブール/スティーヴン・ハンター
ガラドリエル/ケイト・ブランシェット
バイン/ジョン・ベル
アゾグ/マヌー・ベネット
ボルグ/ローレンス・マコール

2013年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2013年公開の映画・ドラマ

(映画)そして父になる(2013年)の考察と感想とあらすじは?

もっと物悲しい話になるのかと思っていた。きっと、野々宮家の話だけならそうだったのだろう。だけど、斎木家というもう一つの家族が交わることで、物悲しさがなくなっている。

(映画)ゼロ・グラビティ(2013年)の考察と感想とあらすじは?

宇宙を舞台にした映画で、ここまで「無重力(zero gravity)」をリアルに表現できた映画はないのではないか。久しぶりの映像革命といっていい。

(映画)利休にたずねよ(2013年)の考察と感想とあらすじは?

市川海老蔵を筆頭に俳優陣の演技はよかった。特に前半で描いている、茶人としての千利休は、いい演技だったと思う。原作者・山本兼一が市川海老蔵を指名したそうだ。この映画を決定的にダメにしたのは、演出と脚本である。

(映画)武士の献立(2013年)の考察と感想とあらすじは?

「武士の家計簿」に続き、加賀藩を舞台に料理方の「包丁侍」を描いた時代劇。時代設定は加賀騒動のころである。江戸の三大お家騒動の一つで、他は伊達騒動、黒田騒動(または仙石騒動)である。

(映画)かぐや姫の物語(2013年)の考察と感想とあらすじは?

アニメーションなのだが、見ているうちに、ふと思ったのが、「これって動く絵本だよなぁ」というものだった。絵本の世界がそこに映し出されている感じがしたのだ。

(映画)探偵はBARにいる2ススキノ大交差点(2013年)の考察と感想とあらすじは?
今回は人の優しさを描いた哀しい物語である。そして、人のエゴの醜さも同時に描いている。その二つを心の底に飲み込む「俺」…。
(映画)図書館戦争(2013年)の考察と感想とあらすじは?

映画に登場する「日野の悪夢」のシーンは、焚書坑儒という歴史的事件を想起させる。なにも焚書坑儒は紀元前の中国・秦王朝で行われた思想弾圧事件だけを指すわけではない。

(映画)ヘンゼル & グレーテル(2013年)の考察と感想とあらすじは?

ダークファンタジー映画。アクションも多い。ヘンゼルとグレーテルの話は1315年から1317年の大飢饉など、長く続いた飢饉の時代の子供捨てによる口減らしが下敷きにある。

(映画)アナと雪の女王(2013年)の考察と感想とあらすじは?

ある理由から自分に抑制的な姉。対して、自由奔放で明るい妹。ディズニーのお姫様ものだが、シンデレラに代表されるお姫様と王子様の愛の物語ではない。最後は、家族愛の素晴らしさを伝えて終わるところはディズニーらしい。

(映画)清須会議(2013年)の考察と感想とあらすじは?

固い部分と、軽い部分が入り時混じっているので、コメディタッチと言えばそうなのだが、見る前は三谷映画ということのありコメディ色が強いのかと思いきや、想像していたよりは真面目な作りの映画。

(映画)はじまりのうた(2013年)の考察と感想とあらすじは?
「はじまりのうた」の紹介です。タイトルは原題の方が良いです。原題は「Begin Again」。やり直し、再開、出直しといったニュアンスになるでしょう。原題のビギン・アゲインを映画タイトルにしたほうが良かったと思います。その方がこの映画の意味...
(映画)グランド・イリュージョン(2013年)の考察と感想とあらすじは?

最初のダニエル・アトラスのカードマジックに見事に引っかかってしまった私です。それぞれの得意とする技を披露しながら、フォー・ホースメンとなる4人を紹介するあたりは、なんとなくオーシャンズ11を思い出した。この映画での大きなイリュージョンンは3つ。

(映画)ワールド・ウォーZ(2013年)の考察と感想とあらすじは?

タイトルから、てっきり第○次世界大戦を想像してしまった。「Z」がアルファベットの最後であるから、最後の世界大戦を意味しているのだと思った。だが、違う・・・。

(映画)オズ はじまりの戦い(2013年)の考察と感想とあらすじは?

L・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」を下敷きに、「偉大なる魔法使いオズ」誕生の物語を描く。「オズの魔法使い」では、西の魔女と東の魔女の姉妹は最初から悪い魔女だが、本作では悪い西の魔女の誕生も描いている。

(映画)オブリビオン(2013年)の考察と感想とあらすじは?

Oblivionとは「忘却」を意味するが、忘れてしまっている状態と言い換えた方がよい。なぜOblivionなのかは、映画を見ればすぐにわかることであるが、

(映画)華麗なるギャツビー(2013年)の考察と感想とあらすじは?

作品自体は、後年になって評価が高まった。「イノセンス」をテーマにしたアメリカ文学の系譜のなかで評価は高い。村上春樹が最も影響を受けた作品の一つ。映画では、いくつかカットされたシーンがある。

(映画)風立ちぬ(2013年)の考察と感想とあらすじは?
湖面に一筋の波もたっていないような静かで淡々とした雰囲気が映画全体に流れます。この映画は実在の堀越二郎をモデルに、堀辰雄の同名小説からのアイデアを織り交ぜた作品です。堀越二郎は零戦の設計者として有名です。感想/コメント戦争へ突き進む日本の様...
(映画)言の葉の庭(2013年)の考察と感想とあらすじは?
映像美の映画である。この映像美を際立たせるために、梅雨の時期が舞台に選ばれているとしか思えない。光り輝く場所の映像が極めて綺麗。特に水辺の映像などは、リアルな映像よりも遥かに美しい仕上がりになっている。水辺のシーンを見るためだけに、この映画を見てもいいと思う。むしろ、この水辺のシーンだけ編集したものだけでも十分成立するように思った。
(ドラマ)ゲーム・オブ・スローンズ シーズン3全10話の考察と感想とあらすじは?

これまで辺境に置かれていたデナーリス・ターガリエンが飛躍のための力をつけるシーズン。とはいえ、キングズランディングを中心とした政争には、まだまだ影響を与えることはない。さて、ドスラク語は当然のことながら想像の言語だが、そのドスラク語を創作したデイビッド・J・ピーターソンが、ヴァリリア語も創作したそうだ。ヴァリリア語は古代ヴァリリア帝国の言語であり、ラテン語とロマンス諸語の関係のように、学問や洗練された会話で使われる高ヴァリリア語と、奴隷商人湾一帯で話されるクレオール言語のような低ヴァリリア語があるという設定だ。

タイトルとURLをコピーしました