ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」 シーズン1(2022年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪

感想/コメント

「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」は「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」につながる物語です。

両者にまたがる数千年という長い年月を、森の奥方・ガラドリエルと裂け谷の領主・エルロンドがつなげます。

このドラマではガラドリエルもエルロンドも若いです。

ガラドリエル

そして、「ロード・オブ・ザ・リング」で登場した冥王サウロンも登場します。ただし、違う姿です。

「ロード・オブ・ザ・リング」で活躍したアラゴルンの祖先イシルドゥルも登場します。

映像のクオリティは映画のそれと全く同じです。全く違和感なく、見ることができます。「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」のファンにはおススメのドラマです。

配信日となった2022年9月2日は、J・R・R・トールキンの49回目の命日でした。

なお、Amazonオリジナルのドラマのため、Amazon Prime Videoでしか見ることができません。

見るためにはAmazon Prime Videoの会員になる必要があります。

ヴァリノールの二つの木

6つのストーリーライン

「力の指輪」は6つのストーリーラインで構成されており、最後には1つのラインへ集結していくことになっています。

「力の指輪」は指輪の鋳造を描くドラマで、指輪の創造主であるケレブリンボールの話も重要になります。

これまでトールキンの小説を題材にした映像作品では「ひとつの指輪」しか登場していませんが、指輪はいくつも作られています。

エルフに3つ、ドワーフに7つ、人間に9つ、サウロンに1つです。

6つのストーリーラインの主人公

シーズン1は登場人物の紹介がメインの部分がありますが、6つのストーリーラインは何となく見えています。

  1. ガラドリエルが軸になる物語
  2. エルロンドが軸になる物語
  3. アロンディルとブロンウィンが軸になる物語
  4. ハーフットのノーリと”よそびと”が軸になる物語
  5. エレンディル、イシルドゥル、エアリエンの親子が軸になる物語
  6. ドゥリン王子が軸になる物語(?)or ハルブランドが軸になる物語(?)

主要登場人物

それぞれのストーリーラインを牽引する登場人物がいるということですので、少なくとも6人以上の主人公がいるというイメージでしょうか。

ゲーム・オブ・スローンズ」などと同じく、多くの主要な登場人物とともにドラマが進んでいくと思われます。

エルフ
  • ガラドリエル:エルフの戦士。北方軍の司令官。姿を消したサウロンの追跡に執念を燃やしている。
  • エルロンド:エルフとして生きることを選んだ半エルフ。兄のエルロスは人間を選び、ヌーメノールの最初の王になった。ガラドリエルの友人。上級王ギル=ガラドの政務官。
  • アロンディル:南方国で監視と警備についていたシルヴァン・エルフ。森のエルフの分派。治療師の女性ブロンウィンとの関係に注目。
  • ケレブリンボール卿:優秀な鍛冶師。エレギオンの領主。荒廃した中つ国をヴァリノールと同じぐらい美しく甦らせたいと考えている。
  • 上級王ギル=ガラド:エルフの都リンドンを治めている中つ国のエルフの上級王。エルフたちと中つ国全土を脅かすような秘密を隠し持っている。
ハーフット
  • エラノール・“ノーリ”・ブランディフット:好奇心旺盛で、冒険心旺盛な少女。
  • ポピー・プラウドフェロー:家族を失った孤児。ノーリの親友。
  • ラルゴ・ブランディフット:ノーリの父親。荷車作りを仕事にしている。
  • マリゴールド・ブランディフット:ノーリの継母。愛称ゴールディー。
  • サドク・バロウズ:ハーフット族の指導者。
ドワーフ
  • ドゥリン王子:カザド=ドゥームの王位継承者。エルロンドの友人。
  • ディーサ親王妃:ドゥリン王子の妻。山に向かって歌うと、鉱石のある場所と、安全に掘れる場所が分かる力がある。
南方国人(人間)
  • ブロンウィン:南方国の治療師。彼女を理解しているのはエルフの兵士のアロンディルだけ。
  • テオ:ブロンウィンの息子。
  • ワルドレグ:居酒屋の主
  • ハルブランド:ガラドリエルが出会った遭難者。南方国の漂流者。
ヌーメノール人(人間)
  • 摂政女王ミーリエル:年老いた父王の代理として王国を治めている。王国は繁栄しているが、ミーリエルは恐ろしい秘密を抱えている。
  • エレンディル:ヌーメノールの海洋警備隊の船長。名はエルダールの古い言葉で「エルフの友」を意味する。
  • イシルドゥル:エレンディルの息子。
  • エアリエン:エレンディルの娘。
  • バランディル:イシルドゥルの友人
  • オンタモ:イシルドゥルの友人
  • ファラゾーン:ヌーメノールの執政。摂政女王ミーリエルの右腕。野望を隠し持っている。
  • ケメン:ファラゾーンの息子。
不明
  • よそびと(The Stranger):流星の墜落と共に現れた謎の男。
冥王の勢力
  • モルゴス:初代の冥王。世界を照らしていたヴァリノールの二つの木を害し、大宝玉シルマリルを奪って中つ国へと逃亡した。
  • サウロン:モルゴスの後継者となった二代目の冥王。
  • アダル:南方国のオークの首領

原作となる本

「力の指輪」は第二紀の出来事を年代記的に記した「指輪物語」付録に書かれている出来事をドラマ化しています。

アマゾンがこのドラマを撮影するために獲得したライセンスは「ホビットの冒険」と「指輪物語」です。

そのため、「ホビットの冒険」と「指輪物語」の中に書かれている内容が元ネタといえます。

逆に、トールキンの他の作品を原作にできないということになります。

舞台となる時代

「ホビット」三部作と「ロード・オブ・ザ・リング」三部作はトールキンの物語の時代区分で「第三紀」にあたりますが、「力の指輪」は「第二紀」を舞台にしています。

一つの紀は3,000年以上続くとされますので、「力の指輪」は「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」の数千年前が舞台です。

ドラマでは、中つ国の第二紀で起きる主なストーリーを、ひとつにまとめたものとなる予定です。

つまり、本来なら第二紀の数千年かけて起きた出来事を、ドラマに合わせて一気に詰め込むということです。

また、ドラマは「中つ国」で展開されます。

昔の「中つ国」で栄えたとされる、人間の王国ヌーメノールや、最盛期のドワーフの王国カザド=ドゥムが描かれます。

エルフの王国リンドンやエレギオン、サウスランド、最北の荒野、サンダーシーが登場しますので、映画で見たことのない「中つ国」の風景が楽しめます。

登場する種族

登場する種族は「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」と同じです。エルフ、ドワーフ、ホビット、人間、そしてオークなどです。

ホビットは三つの支族から成り立っており、このドラマではハーフット族が登場します。

  • ハーフット族:最も多数。指輪物語に描かれたホビットたちとほぼ同一。
  • ストゥア族:船や水泳など水と親しんでいる。
  • ファロハイド族:冒険心を持つ。

第二紀に起きた重要な出来事

「力の指輪」の舞台となる第二紀にはいくつか重要な出来事があったとされます。

  • 「指輪の創造」
  • 「冥王サウロンの台頭」
  • 「ヌーメノールの壮大な戦い」
  • 「エルフと人間との最後の同盟」

「指輪の創造」の指輪は、「力の指輪」のことです。エルフに3つ、ドワーフに7つ、人間に9つ、そしてサウロンに1つ。

力の指輪が、どのように創られたのかも描かれていきます。

映画とドラマの時系列順

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪

  • シーズン1 本作
  • シーズン2
  • シーズン3
  • シーズン4
  • シーズン5

〜~数千年後~〜

「ホビット」「LOTR」

  1. ホビット 思いがけない冒険
  2. ホビット 竜に奪われた王国
  3. ホビット 決戦のゆくえ
  4. ロード・オブ・ザ・リング
  5. ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
  6. ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

「力の指輪」「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」を理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になります。

あらすじ/ネタバレ/ストーリー

ここから下はドラマのネタバレがあります

エピソード1 過去の影(Shadow of the Past)

ヴァリノール

エルフのガラドリエルは幼かった。他のエルフの子供たちと遊んでいると、兄がやってきた…。

宿敵となる 冥王モルゴスがヴァリノールを襲った。エルフはモルゴスと戦うため立ち上がった。

エルフの軍はヴァリノールを離れ、遠く見知らぬ地の「中つ国」に渡った。

その地は恐るべき災厄と奇怪な生き物が支配していた。

モルゴスとエルフの戦いは何世紀も続き「中つ国」は荒廃した。

モルゴスは倒せたものの、新たな災いがすでに広まっていた。

邪悪な種族オークが「中つ国」のいたるところに散らばっていたのだ。

オークはモルゴスの忠実な部下で残虐で狡猾な魔法使いサウロンの指揮下に入った。

ガラドリエルの兄・フィンロドはサウロンとの戦いの中で命を落とした。

そして、サウロンはフィンロドの体に刻印を刻んだ…。

戦士ガラドリエル

ガラドリエルと部下のソンディル

ガラドリエルは隊を率いて地の果てまでサウロンを追った。

追跡は何世紀も続いた。その間にエルフの中でもサウロンの記憶は薄れ去った。

だが、北方のフォロドワイスで兄の死体に刻まれたのと同じサウロンの刻印を見つけた。そこにトロルが現れた。

ガラドリエルはサウロンの脅威を感じ取り、前に進もうとした。

だが、隊員はずっと前に出ている帰還命令に従うようガラドリエルに迫った。

ガラドリエルは隊員全員の意志が固いことを知ると、渋々リンドンに戻ることに同意した。

ハーフット族の村

旅人がハーフット族の村の近くに現れた。

ノーリは大人の言いつけを破り、ポピーたちと村の外に出て木の実を食べて楽しんでいた。

だが、そこにオオカミが現れた。

リンドン

上級王ギル=ガラドから栄誉を与えられるガラドリエル

エルロンドは久しぶりにガラドリエルに再会した。

ガラドリエルはサウロンの印があったことをエルロンドに語った。

そして、すぐに新たな軍を起こす必要があると訴えた。

だが、エルロンドは違っていた。

ガラドリエルはエルフの上級王ギル=ガラドに謁見し、ヴァリノールに戻る褒賞を与えられた。

ギル=ガラドは敵はもはや存在しないと宣言した。

南方国(人間の国)

シルヴァン・エルフの戦士アロンディルは定期巡回で村を訪ねていた。

アロンディルは人間の治療師ブロンウィンに惹かれていた。そしてブロンウィンもアロンディルに惹かれていた。

南方国では、エルフの部隊がモルゴスに味方した人間たちを見張っていたが、上級王ギル=ガラドから終戦の布告が出て、撤退することになった。

アロンディルはブロンウィンに別れを告げに来たが、そこで東のホルデルン村に異変が起きたことを知った。

ブロンウィンの息子テオはサウロンの刻印に似た奇妙な武器を隠し持っていた…。

分かちの海

ヴァリノールに戻る船のガラドリエル

上級王ギル=ガラドはエルロンドに高名な鍛冶のケレブリンボール卿を助力するよう命じた。

ヴァリノールに戻る船の上、ガラドリエルは悪が消えたと信じられず、分かちの海で船から飛び降りた。

その頃、中つ国のいたるところで赤い隕石が目撃された。

上級王ギル=ガラドは悪の徴を見た。

隕石はハーフットの村・ロヴァニオンの近くに落ちた…。

エピソード2 漂流(Adrift)

隕石と男

ノーリとポピーは隕石を見ていた。そこには男が横たわっていた。

ノーリはこれを運命だと感じていた。

二人は男を隠した。

ホルデルン村

アロンディルとブロンウィン

アロンディルとブロンウィンはホルデルン村に来た。

そこで何者かが掘った穴を見つけた。アロンディルは穴に入り、ブロンウィンは村に異変を知らせに戻った。

エレギオン

カザド=ドゥムの王国を訪ねたエルロンド

ケレブリンボール卿がエルロンドに「フェアノールの槌」を見せた。

ケレブリンボール卿は春までに新しい鍛冶場を建設するつもりだった。

そのためには、ドワーフの助けが必要と考えたエルロンドは、20年ぶりに旧友ドゥリン王子のいるカザド=ドゥムの王国を訪ねた。

ノーリと謎の男

ノーリの献身的な世話のおかげで男は回復してた。

だが、ノーリには男の言う言葉が理解できない。それに、謎の力を操る。

その頃、村ではノーリの父・ラルゴ・ブランディフットが足を痛めてしまった。

ハーフット族は場所を移動する予定だというのに…。

漂流するハルブランド

「分かちの海」では、ガラドリエルは筏で漂流するハルブランドに助けられた。

ハルブランドが乗っていた船が怪物に沈められたのだった。

ドゥリン王子

ドゥリン王子

ドゥリン王子は長らく姿を見せなかったエルロンドに怒っていた。

エルフにとって20年はわずかな時間だが、ドワーフにとっては長い時間だった。

その間に、ドゥリン王子は妻を娶り、子供もできた。だが、エルロンドは祝いにも来てくれなかった。

エルロンドはディーサ親王妃に挨拶をし、長らくの不義理をわびた。

ハルブランド

ハルブランドは、南方国の故郷がオークに全滅させられたと語った。

ハルブランドは王だった。

オーク

ブロンウィンは村に戻り人々に危険を知らせた。だが、誰も信じない。

アロンディルは穴からトンネルを調べた。

ブロンウィンが家に戻ると息子のテオが隠れていた。

何が起きたのかを聞き出しているそばから、地下からオークが現れた。

ブロンウィンはテオとともにオークを撃退し、首を人々に見せて危険が本物であったことを証明した。

ガラドリエルとハルブランドは嵐に巻き込まれた。

嵐を何とか切り抜けた二人を船が見つけてくれた。

謎の男

エラノール・“ノーリ”・ブランディフット

夜。ノーリとポピーは謎の男に別れを告げに来た。

男はランタンに入っている蛍を使って星座を示した…。

エピソード3 アダル(Adar)

捕らわれのアロンディル

アロンディルはオークにとらわれ、鎖につながれた。オークはアダルのために、と口々に言う。

そして、掘れと言われた。そこには同じく捕らわれたエルフの仲間たちがいた。

島の王国・ヌーメノール

ヌーメノール

船に助けられたガラドリエルとハルブランドが連れていかれたのは「星の国」、つまりは島の王国・ヌーメノールだった。

そこはかつてエルフに味方した人間が、エルフから与えられた島だった。

だが、今はエルフが来ることを拒んでいる。

ガラドリエルとハルブランドは歓迎されていない。

二人を助けた船長のエレンディルは、二人を摂政女王ミーリエルと執政ファラゾーンのところへ連れてきた。

ガラドリエルは「中つ国」に戻ることを希望した。

女王エーリエルは二人をしばらく国にとどめることにした。

船長のエレンディルには息子イシルドゥルがいる。候補生として船に乗っていた。だが、他のことを考えていた…。

イシルドゥル

訓練が終わると、イシルドゥルの妹エアリエンが迎えに来た。

その頃、エレンディルは女王エーリエルから新たなことを命じられていた。

南方国

アロンディルらエルフが監視してきた中、オークは監視の目をくぐって穴を掘り進んできていたのだ。

アロンディルらエルフはオークから逃げるチャンスを狙っていた。

ガラドリエルとエレンディル

逃げ出そうとするガラドリエルをエレンディルが監視していた。

エレンディルはエルフ語が話せた。

ガラドリエルはエレンディルの生まれ故郷に連れて行ってもらった。

馬で駆けるガラドリエルとエレンディル

そこにはエルロスが建てた学舎があった。ガラドリエルはエルロスを知っていた。

エルロスの双子の弟(エルロンド)とは今も友達である。

学舎にいるガラドリエルとエレンディル

学舎が壊されなかったのは先代王のおかげであった。

先代王は今もエルフに忠実だが、そのために王位を追われ、幽閉されている。

そこで見つけた文書には黒の言葉で書かれていた。

場所のほかに計画が記されていた。

「暗黒の王国をどのように築き上げるか。悪が生き延びるだけでなく、栄えるために。モルゴスが敗北した場合、実行するのはその後継者。」

事態は想像以上に悪い。南方国は危機にある。南方国の危機は始まりにすぎない。

その頃、ハルブランドはもめ事を起こしていた。

ハルブランド

ハーフットの村

ハーフットの一族が移動することになった。ノーリは”よそびと”のために星座を調べようとしていた。

だが、その夜に”よそびと”の存在がハーフットの仲間にばれてしまう。

ノーリの一家は移動する集団の一番最後を歩くことになった。

足を悪くしているノーリの父は仲間から取り残されるかもしれなかった…。

エレンディルの家族

エレンディルは息子イシルドゥルと娘エアリエンと話していた。

イシルドゥルは実技試験の延期を考えていた。弟アナーリオンのことと関係している。

そして、エアリエンは建築ギルドに見習いとして入れることになった。

ハルブランドを訪ねるガラドリエル

牢に入れられたハルブランドをガラドリエルが訪ねた。

ガラドリエルは学舎で見つけたものをハルブランドに見せた。

遠い昔。その印を身に着けた男が南方国のバラバラだった民を一つの旗のもとにまとめた。同じ旗が翻ればいい。

同じ印をハルブランドが身に付けている。

南方国には悪が跋扈しようとしている。

ハルブランドの国である。その王こそハルブランドである。

だが、ハルブランドは自分に英雄を求めるなと言った。

ガラドリエルはハルブランドに一緒に中つ国に渡ろうと言った。

王宮では女王ミーリエルが父王に報告していた。恐れていたエルフが現れたからだ…。

ハーフットの移動

ノーリの一家は移動に遅れそうだった。

だが、”よそびと”が一緒にくっついてきていた。

彼が一緒なら遅れずに済む。ノーリはそう思った。

反乱

アロンディルらはオークたちから逃げ出すために反乱を起こした…。

エピソード4 大きな波(The Great Wave)

ガラドリエルとミ―リエル

摂政女王ミ―リエルが赤子の誕生を祝っていると、大地震が襲ってきて、大津波が島を襲った…。夢だった。

摂政女王ミーリエル

都下ではエルフへの反感が広がっていた。声を挙げているのは、ハルブランドに倒された男たちだった。

その場を執政ファラゾーンが演説でおさめた。この演説をエレンディルの娘エアリエンが聞いていた。

人々はファラゾーンの演説に熱狂した。ファラゾーンの息子ケメンはこの様子を見ていた。

ファラゾーンの演説に熱狂する民

ガラドリエルはミ―リエルに、南方国でサウロンと戦うための助力を求めた。

ミ―リエルが牢に入れたのは南方国の王となるべき男ハルブランドであることを伝えた。

そして、ともにサウロンを倒そうと提案した。だが、ヌーメノールは別の道を選んだと断られた。

埒が明かないと考えたガラドリエルは父王に請願すると脅した。すると、ハルブランドの隣の牢に入れられてしまった。

海上

エレンディルの息子イシルドゥルは何者かが己を呼ぶ声を聞いた。そして、ロープを緩めてしまう。

このために船から降ろされた。親友二人を巻き込んでクビとなった。

アダルとアロンディル

オークに捕まっているアロンディルはオークの親玉のアダルに会った。

アダルはエルフ語が分かる。エルフのようだった。

アダルはアロンディルにエルフの塔に逃げた人間に俺の言葉を伝えよと命じた。

その頃、エルフの塔では食糧が不足しておりブロンウィンは途方に暮れていた。

テオが友人のローワンと村に食糧を調達に行った。

居酒屋に食料を取りに行ったテオはオークに襲われた。テオは不思議な剣でオークを追いはらったが、その剣をオークが探していた。

ドゥリンの秘密

ケレブリンボール卿はエルロンドを見て、エルロンドの父のことを思い出していた。先見の明のある人だったと…。

エルロンドに父のことを語るケレブリンボール卿

エルロンドはドゥリンを訪ねたが、ディーサは外出しているという。

だが、エルロンドは何か秘密があると考え、ドゥリンとディーサの会話を遠くから聞いていた。

そして、ドゥリンがいる坑道へ向かった。

エルロンドが現れたことにドゥリンは驚いたが、エルロンドに山に誓わせることで秘密を打ち明けた。

ドワーフは新種の鉱石を見つけたのだ。

絹よりも軽く鉄よりも軽い。金よりも貴重かもしれない。

鉱石はドワーフ語で「灰色の輝き」、エルフ語で「ミスリル」と名付けられた。

ドゥリンは友情のあかしに新種の鉱石をエルロンドに与えた。

その矢先、坑道が崩れた。

ミ―リエルの恐れ

ヴァリノールに送られそうになったガラドリエルは宮殿に忍び込んだ。

そこで見たのはミ―リエルと病気の父王だった。ミーリエルが秘密にしていたのは父王の病だった。

ミーリエルはガラドリエルをある部屋へ連れた。そこにはパランティールが置かれていた。

パランティールはかつて7つあった玉である。6つは行方知れず。

ヌーメノールにあるパランティールは過去と未来が見える。

パランティールに触ろうとするガラドリエル

ガラドリエルはパランティールに触れ、大津波に襲われて破滅するヌーメノールの未来を見た。

ガラドリエルはミーリエルの孤独を理解していた。そして、ともに手を取り合って悪と戦うことを提案した。

エルフの塔

テオはオークから逃げようとしていた。追い詰められテオを助けてくれたのはエルフのアロンディルだった。

朝日が昇り、オークから逃げ延びることができた。

オークを迎え撃つアロンディル

ドゥリンと父王の相談

父王はドゥリンにエルフの都リンドンに行くことを許した。

そして、そこで何がなされようとしているのかを見てくるように命じた。

父王のもとに向かうドゥリン

アデルの伝言

アロンディルはブロンウィンにアデルの言葉を伝えた。

生き延びたければ、土地の権利をすべて捨てて、忠誠を誓え、そうでなければエルフの塔を攻める。

居酒屋の主がテオの手をつかんで剣の柄について話した。サウロンの復活は近いという。

白の木の花

エレンディル

ミーリエルは白の木の花が散るのを見た。

白の木の花と国の滅びの伝承は故無きものではない。そこに変調の徴を見た女王は民を前に大演説を行った。

演説するミーリエル

ヌーメノールは艦隊を率いてガラドリエルを中つ国に送り届けることを宣言した。出航は10日後。

イシルドゥルが志願した。

エピソード5 分岐点(Partings)

ハーフットの移動

ハーフットはいつも移動している。冬には温かい森で過ごし、夏には涼しい北の谷で過ごす。

ただし、移動にはいつも危険が付きまとう…。

”よそびと”は己が災難だと思った。ノーリは違うと言った。

白装束の者

白装束の者

”よそびと”が横たわっていた隕石の落ちた場所に、白装束に身を包んだ者たちが現れた。

進軍の時

オークがアダルにトンネルが完成したと報告した。いよいよ進軍の時。

エルフの塔ではブロンウィンが皆にアダルの要求を伝えた。そして共に戦う者を募った。

だが、エルフの塔を離れることを決めた者がいた。居酒屋の主のワルドレグらだ。

出港準備

ヌーメノールでは出港準備が進んでいる。イシルドゥルは父エレンディルに連れて行ってもらえるよう頼んだが、エレンディルは断った。

出航に反対する民は執政のファラゾーンに取りやめるよう訴えていた。

ハルブランドは摂政女王ミーリエルとガラドリエルに呼ばれて、南方国の情報を伝えた。

出航は5隻の船と500人の兵で行くことになっていた。

ノーリの家族は森の中を進んでいた。そこで見かけたのはオオカミの足跡。

森がこの季節に枯れ果てているなんてあり得なかった。

ハーフットの集団をオオカミが襲ってきた。助けたのは”よそびと”だった。

剣技

剣技を指南するガラドリエル

エレンディルはガラドリエルに遠征隊の若者への剣技指南をお願いした。

オンタモとバランディルがガラドリエルに挑んだ。剣をかすらせたバランディルは大尉になった。

ファラゾーンの息子・ケメンはファラゾーンに今回の遠征をやめさせるようにお願いした。

ファラゾーンは、これが終わったときには立場が逆転していると言った。

ファラゾーンには思惑があった。

エルフとドワーフ

エルフとドワーフの連帯を祝う席

ドゥリンは上級王ギル=ガラドからのもてなしを受けていた。両種族の連帯を祝っていた。

エルロンドはギル=ガラドに自分をカザド=ドゥームに送った真意を問うた。友好以外の目的があったのでは?

「霧ふり山脈の麓の歌」

主題は一本の木をめぐる善悪の戦い。その木にはシルマリルが隠されていると言われていた。

”善の側はエルフの一人の戦士。マンウェルのごとき澄んだ心で光を注ぎ木を守った。
悪の側はモルゴスのバルログ。木を倒すべく憎悪のすべてを注いでいた。
終わりの見えぬ戦いの最中、稲光が木をうち、戦いは動きを変えた。
力は純にして光は善に満ち、悪魔のごとく頑なで強かった。それは山深く、山の麓まで染み、何世紀も経た今も待ち続けている。”

上級王ギル=ガラドはエルロンドにドワーフがその鉱石を見つけたのかと聞いた。エルロンドはドゥリンとの約束は破れないと答えた。

ギル=ガラドはエルロンドにエルフの衰退の兆候を見せた。エルダールの光が弱まっている。

出航前の夜

どうしても遠征軍に加わりたかったイシルドゥルは密航するために船内に隠れていた。

イシルドゥルは遠征を阻止しようと来た者と遭遇した。相手は船を燃やす気だった。

2隻の船が燃えてしまった。残りの3隻で出航することになった。

ミスリル

ケレブリンボール卿はエルロンドの持っていたミスリルをあらゆる方法で試したが光が失われることはなかった。

ミスリルこそがエルフの救いとなるものだった。

ガラドリエルとハルブランド

ガラドリエルはハルブランドに言った。二人が真の平安を得るためには、海を渡って戦うしかない。

服従

ワルドレグとエルフの塔からやってきた者はアダルに服従を誓った。ワルドレグはアダルをサウロンだと思っていた。

その頃、エルフの塔ではアロンディルがテオに弓を教えていた。

ブロンウィンとアロンディルとテオ

テオはアロンディルに隠していた剣の柄を見せた。アロンディルは前に見たことがあった。

アロンディルは剣の柄を鍵だと考えた。だが、何の鍵だか分らなかった。

オーク軍がやってくる。ブロンウィンは敵に降伏した方が良いのではないかと心が折れそうだった。

エルロンドとドゥリン

エルロンドはドゥリンにカザド=ドゥーム訪問には裏があったと告げた。目的はミスリルの探索だった。エルロンドは知らなかったのだ。

ミスリルが無ければエルフは春までに西に去るか消滅するしかないと言った。

エルフの運命はドゥリンの手に握られている。

出航

船に乗り込むガラドリエル

ヌーメノールから中つ国へ3隻の船が出航しようとしていた。

イシルドゥルは何とか遠征隊に潜りこめた。それを妹のエアリエンが見送った。

船にガラドリエルとハルブランドが乗り込んだ。

そして出航した

出航

エピソード6

エピソード7

エピソード8

ドラマ情報(題名・監督・俳優など)

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1
(2022年)

監督/J・A・バヨナ
企画/J・D・ペイン、パトリック・マッケイ
製作総指揮/J・D・ペイン、パトリック・マッケイ、リンジー・ウェバー、カラム・グリーン、ジャスティン・ドブル、ジェニファー・ハッチソン、ジェイソン・ケイヒル、J・A・バヨナ、ベレン・アティエンサ、ユージーン・ケリー、ブルース・リッチモンド、シャロン・タル・イグアド
原作/J・R・R・トールキン
脚本/J・D・ペイン、パトリック・マッケイ、ジェニファー・ハッチソン
テーマ曲/ハワード・ショア

出演

エルフ
ガラドリエル/モーフィッド・クラーク
エルロンド/ロバート・アラマヨ
上級王ギル=ガラド/ベンジャミン・ウォーカー
ケレブリンボール卿/チャールズ・エドワーズ
アロンディル/イスマエル・クルス・コルドバ

ハーフット
エラノール・“ノーリ”・ブランディフット/マルケラ・カヴェナー
ポピー・プラウドフェロー/メーガン・リチャーズ
ラルゴ・ブランディフット/ディラン・スミス
マリゴールド・ブランディフット/サラ・ズワンゴバニ
サドク・バロウズ/レニー・ヘンリー

人間
ブロンウィン/ナザニン・ボニアディ
テオ/タイロー・ムハフィディン
エアリエン/エマ・ホーヴァス
ハルブランド/チャーリー・ヴィッカーズ
摂政女王ミーリエル/シンシア・アダイ=ロビンソン
アル=ファラゾーン/トリスタン・グラヴェル
ケメン/レオン・ワダムアル
エレンディル/ロイド・オーウェン
イシルドゥル/マキシム・バルドリー

ドワーフ
ドゥリン王子/オウェイン・アーサー
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ドラマ化への道のり

ドラマ史上最高額の制作費

ドラマ化の権利の獲得を巡っては、Netflixとアマゾン・スタジオが競い合いました。

最終的には2億5000万ドル(約350億円)で、アマゾンがトールキン財団から権利を取得しました。

配信される全シリーズの制作費は、約10億ドル(約1400億円)で、制作当時のTVドラマとしては史上最高額です。

当初は違う制作会社の予定だった

トールキン財団は当初「ゲーム・オブ・スローンズ」などを手がけた放送局HBOにドラマ化の話を持ちかけていたそうです。

HBOがワーナー・ブラザースの傘下にあるため、同系列から映画版「ロード・オブ・ザ・リング」の一部を素材として使用できる可能性もあったためのようです。

しかし、権利はアマゾンが獲得しました。権利獲得のため緒交渉にはジェフ・ベゾスも深く関与したと言われています。

その結果、アマゾンは2017年に権利を取得しました。

以前からキラーコンテンツを欲しがっていたジェフ・ベゾスが力を入れたということです。

アマゾンはファンタジー物である「ホイール・オブ・タイム」をドラマ化しており、この分野でのポジショニングを得たい思いがあるのかもしれません。

トールキン財団が譲れなかった事

トールキン財団は、登場する新たなキャラクターやストーリーについては、アマゾン側にかなりの裁量権を与えたそうです。

唯一「認められない」こととして、原作の舞台となっている時代を変えたり、その時代に合わないものを取り入れることだったそうです。

そのため、脚本に新たに加わる登場人物や造形物なについては、原作から離れないよう、歴史や古い詩、言語、トールキン研究などの専門家たちの協力を得たそうです。

トールキンが創り出した原作の世界に忠実であることが、このドラマには求められたのでした。

多様性を重視

制作チームは、キャストの起用において多様性を重視しました。

2010年代から2020年代のハリウッドの状況を色濃く反映しています。

また、これまでの関連作品はほとんど男性が中心のストーリーでしたが、すべての女性キャラクターの一人ひとりに自主性があり、それぞれのストーリーが与えられています。

コロナ禍の影響

撮影は2020年からニュージーランドで行われました。

しかし、2021年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、数カ月にわたって撮影が一時休止になりました。

ニュージーランドは国境を閉鎖しましたが、本作を含めた7作品にのみについては、外国人キャストとスタッフの入国を認めたそうです。

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