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(映画)ハリー・ポッター3/ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年)の考察と感想とあらすじは?

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「ハリー・ポッター/ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の紹介です。

シリーズ第3弾。前作までの監督から、新しい監督に変更されました。

前作までの監督がホームドラマチックな、いわゆる子供受けしそうな作りだったのに対して、ある程度成長してきた主人公にあわせるように、多少暗い雰囲気も映画の中に盛り込まれるようになってきました。

監督に加え、新たな配役として、シリウス・ブラック役にイギリス出身の性格俳優ゲイリー・オールドマンが選ばれました。

また、前作の撮影後に亡くなったリチャード・ハリスにかわって、新しいダンブルドア校長にマイケル・ガンボンが選ばれました。

新しいシリーズが始まろうとしています。

前作まではハリーの亡くなった両親に絡んだ人物というのはあまり登場して来ませんでした。

ですが、本作以降、両親に絡んだ人物というのが数多く登場することになり、ハリーが亡くなった両親を段々と身近に感じていくようになります。

そういう意味で、この作品はシリーズの一つの転換期になります。

感想/コメント

リーマス・ルーピン

両親を知る人物として、新しい「闇の魔術の防衛術」の教師リーマス・ルーピンがいます。シリーズの中でほぼ唯一といっていいほど「役に立つ」闇の魔術の防衛術の教師です。

ハリーにとって最大の防御となる呪文を教えてくれるのですが、この呪文はハリーにとって難しいものでした。それは幸せを知らないで育ってきたという不幸なハリーの生い立ちによるものです。

本作は題名のとおりに、アズカバンの囚人だったシリウス・ブラックがハリーを脅かす存在として現われ、ヴォルデモートが登場しません。

もちろん、名前は登場するのですが、姿を現わさないのは、シリーズで唯一この作品だけです。

ハグリットの小屋の位置

また、監督が替わって、何が一番かわったかというと、ハグリットの小屋の位置でしょう。

それまでの小屋のあった場所とは全然違うところに小屋が建てられています。

まぁ、魔法界のことなので、建物が多少かわろうが、場所が移動しようが関係ないのですけどね…

さて、前作に続いて微笑ましいエピソードとして、エマ・トンプソンは、ハリー・ポッターが大好きの長女のために、トレローニー役を引き受けたそうです。

そりゃ、愛娘のためには頑張るのです。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

13歳になったハリー・ポッター。今年の夏休みも、陰険なダーズリー一家と過ごすはめになった。

ある日、バーノンおじさんの意地悪な妹マージがダーズリー家を訪ねてくる。マージはハリーに辛く当たってきたが、あまりの仕打ちにハリーは、はずみでマージを風船のように膨らませ、空のかなたへ追いやってしまう。

お仕置きと魔法省からのお咎めを恐れたハリーは、闇に乗じてダーズリー家から脱走して「夜の騎士バス」に拾ってもらう。そのままハリーは、3階建てバスに乗り、居酒屋「漏れ鍋」に到着した。

そこには魔法省の大臣コーネリアス・ファッジがいた。ファッジは規則を破ったハリーをとがめることもせず、居酒屋で一夜を明かすよう説得する。

魔法界の要注意人物シリウス・ブラックがアズカバン監獄から脱走し、ハリーの居所を探しているというのだ。

噂によるとブラックは、ヴォルデモート卿をハリーの両親に引き合わせ、ひいては両親を死に追いやった張本人だという。

安住の地はホグワーツしかない。ホグワーツにはアズカバンの看守「吸魂鬼」がシリウス・ブラックを捕まえるために駐在していた。不気味な看守に不安が募る。

新しい「闇の魔術の防衛術」の教師がやってきた。リーマス・ルーピンだ。ハリーの両親とは親友で、ハリーのことを考え「守護霊の呪文」を教えてくれた。この呪文を使えば、「吸魂鬼」も追い払える。

だが、この呪文には自分が幸せだった時の記憶が必要だ。幼い頃に両親を亡くし、意地悪なダーズリー一家で育ったハリーにとってこの呪文はとても難しかった。

ホグワーツでの3回目の生活が始まっていた。ハリーとロンが不思議なのはハーマイオニーの姿が消えたり現れたりするようになったことだ。

一方3人の親友でもあるハグリッドは、魔法生物飼育学の教師となっていた。

シリウス・ブラックとハリーの対決は避けられそうにない。それに、ルーピン先生にはある秘密があるらしい。

おかしいのはこれだけじゃなかった。ロンが飼っているネズミのスキャバーズもロンから逃げようとする。

ハリーの周りでは様々なことが急展開で起きようとしていた。

小ネタ

ホーキング博士の本

漏れ鍋にいた魔法使いが、魔法を使ってコーヒーをかき混ぜながら読んでいた本は、スティーヴン・ホーキング博士の「ホーキング、宇宙を語る—ビッグバンからブラックホールまで」でした。

ニュート・スキャマンダー

ロンの兄達・フレッドとジョージが、ホグワーツの全てがわかる忍びの地図を授けますが、フレッドとジョージがハリーに地図の使い方を教える場面で、「ファンタスティック・ビースト」の主人公のニュート・スキャマンダーの名前が確認出来ます。

なぜ彼がホグワーツを訪れていたかは謎が深まるばかりです。この時ニュートはすでに90歳を超えています。

ウィーズリー家とブラック家

ウィーズリー家はブラック家の親戚になります。 

というのは、アーサーの母セドレーラ・ウィーズリー(旧姓ブラック)はフィニアス・ナイジェラス・ブラックの孫娘だからです。

アーサーの祖母リサンドラ・ブラック(旧姓ヤックスリー)はデス・イーターのコーバン・ヤックスリーと血縁関係にある可能性が高いようです。

映画情報(題名・監督・俳優など)

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
(2004年)

監督:アルフォンソ・キュアロン
製作:デヴィッド・ハイマン、クリス・コロンバス、マーク・ラドクリフ
製作総指揮:マイケル・バーナサン、カラム・マクドゥガル、ターニャ・セガッチアン
原作:J・K・ローリング
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
ハリー・ポッター/ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー/ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー/エマ・ワトソン
ネビル・ロングボトム/マシュー・ルイス
シリウス・ブラック/ゲイリー・オールドマン
アルバス・ダンブルドア/マイケル・ガンボン
ルビウス・ハグリッド/ロビー・コルトレーン
セブルス・スネイプ/アラン・リックマン
ミネルバ・マクゴナガル/マギー・スミス
リーマス・ルーピン先生/デヴィッド・シューリス
ミスター・フィルチ/デヴィッド・ブラッドリー
コーネリアス・ファッジ/ロバート・ハーディ
アーサー・ウィーズリー/マーク・ウィリアムズ
ウィーズリー夫人/ジュリー・ウォルターズ
ドラコ・マルフォイ/トム・フェルトン
ルシウス・マルフォイ/ジェイソン・アイザックス
バーノン・ダーズリー/リチャード・グリフィス
ペチュニア・ダーズリー/フィオナ・ショウ
ダドリー・ダーズリー/ハリー・メリング

2004年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2004年公開の映画

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