(映画)エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007年)の感想とあらすじは?

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イングランド女王エリザベス一世を描いた映画です。前作「エリザベス」(1998年)の続編になります。

今回は1585年から始まり、1588年のアルマダの海戦までの期間が描かれます。

前作で描かれたのが即位した時期の1558年周辺でしたので、ザックリ四半世紀後になります。

エリザベス一世は25歳で即位しましたので、この映画では50歳前後になっています。

エリザベス一世は1603年に亡くなりますので、この映画の時期から15年くらい後のことです。

日本ではちょうど江戸幕府が開かれた時期になります。

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感想/コメント

ウォルター・ローリー

この映画で重要な登場人物がウォルター・ローリーです。

スペインの大使から海賊呼ばわりをされ、エリザベス一世からは寵愛を受けている様子が描かれました。

ローリーは1591年に秘密結婚したばれて、宮廷の立場を失います。相手は、映画同様にエリザベス・スロックモートン(通称ベス)でした。

女王付きの女官の1人であり、無許可の結婚が発覚すると、エリザベス一世は激怒してローリーをロンドン塔に投獄し、ベスを宮廷から解雇しました。

しかし、この後に復活し、寵愛はエリザベス一世が亡くなるまで続きました。

フェリペ2世

エリザベス一世に敵対したのがスペインの王であるフェリペ2世です。

ハプスブルク家のカスティーリャ王国・アラゴン王国(=スペイン)の国王でした。

イングランド女王メアリー1世と結婚期間中は共同統治者としてイングランド王フィリップ1世(Philip I)でもありました。

1580年からは、フィリペ1世(Filipe I)としてポルトガル国王も兼ねました。

治世はスペイン帝国の絶頂期に当たり、領土はヨーロッパから中南米、アジア(フィリピン)に及びました。

そして、ポルトガル国王も兼ねることで、ポルトガルが有していた植民地も継承し、「太陽の沈まない国」呼ばれました。

フランシス・ウォルシンガム

前作に続いての登場です。

エリザベス一世に忠実に仕えた重臣として描かれました。

国内外に情報網・監視網を張り巡らせ、反エリザベス陰謀の摘発にあたった人物で、秘密警察のトップのような役割を担っていたようです。

重用はされていたようですが、嫌われていたようです。

映画ではそのようには描かれませんでした。

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あらすじ/ストーリー

1585年。

この時代の最強の国はスペインだった。

スペイン王フェリペ2世は熱心なカトリック教徒で、ヨーロッパ全土を聖戦の渦に巻き込んだ。

その中で唯一スペイン王に逆らったのが英国。

プロテスタント教徒の女王が支配する国だった。

フォザリンゲイ城にはスコットランド女王メアリー・スチュアートが幽閉されていた。

カトリック教徒にとってはメアリーこそが希望だった。本当の女王はエリザベスではなく、メアリーと信じるものが多くいたのだ。

こうした時期にアメリカから戻ってきたのがウォルター・ローリー卿だった。エリザベスはローリー卿に興味を持った。

一方で、スペインとの関係が決定的に悪化した。

エリザベスが襲われた。エリザベス暗殺を指示したのがメアリー・スチュアートだとして、メアリーは反逆罪で処刑された。

こうした中、侍女ベス・スロックモートンとウォルター・ローリーが深い関係になった。

そして、メアリー・スチュアートの処刑を理由にスペインのフェリペ2世がイングランドに攻め込んできた。

アルマダの海戦が始まった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

監督:シェカール・カプール
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ジョナサン・カヴェンディッシュ
製作総指揮:マイケル・ハースト、デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン
脚本:ウィリアム・ニコルソン、マイケル・ハースト
撮影:レミ・アデファラシン
プロダクションデザイン:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
衣装デザイン:アレクサンドラ・バーン
編集:ジル・ビルコック
音楽:クレイグ・アームストロング、A・R・ラフマーン

出演
ケイト・ブランシェット/エリザベス女王1世
ジェフリー・ラッシュ/フランシス・ウォルシンガム
クライヴ・オーウェン/ウォルター・ローリー
リス・エヴァンス/ロバート・レストン
ジョルディ・モリャ/スペイン国王フェリペ2世
アビー・コーニッシュ/ベス・スロックモートン
サマンサ・モートン/スコットランド女王メアリ

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