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Cafe del Mar 6 の鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(超おススメアルバム)

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このアルバム

カフェ・デル・マー(Cafe del Mar)の第6弾。

Cafe del Marシリーズのコンパイラーを長く続けてきたJose Padilla最後の作品。

これを機に、Jose PadillaはCafe del Marを去る。

その理由は『あまりに有名になりすぎたから』。

チルアウトを広め、そしてCafe del Marの名を知らしめたJose Padillaの功績はあまりにも大きい。

この作品以後、ますますCafe del Marは有名になっていく。

この作品はCafe del Marにとって、一つの転換期であるといえる。

1曲目 Talvin Singh / Traveller:奇才Talvin Singh。Talvin Singhはマドンナのプロデュースをしたこともある。インド系イギリス人でタブラー奏者として一流の腕を持つ。

4曲目 dZihan & Kamien / Homebase:透明感があり、トライバルな感じである。しかし、同時に内省的な印象を与える曲。流れるシンセの音色は、壊れやすいクリスタルのグラスを彷彿させる繊細なつくり。ウィーン出身の二人組。ウィーンという土地は思索的になるのだろうか。同曲はSix Degreesの”Traveler ’01“に別リミックスが収録されている。

5曲目 Mandalay / Beautiful:チル・アウトのボーカルものとしては五指に入る名曲!!!。ボーカルの気怠い感じと、バックの壮大かつ優雅な感じが妙にマッチしている。オリジナルよりも、このリミックスの方が良い。この曲をSarah Brightmanが2003年のアルバム「harem」でカバー。Serve Chilled 2にも収録。

6曲目 Humate / 3.2 Bedrock:リミックスはプログレッシブ・ハウスのNo1DJ John DigweedがNick Muirとともに行っている。

7曲目 Endorphin / Satie 1:エリック・サティのジムノペディNo1のリミックス。ジムノペディNo1は色んなアーティストがリミックスしているので珍しくはない。それらのリミックスの中では、普通のレベル。

8曲目 Nitin Sawhney / Homelands:1曲目に続き、インド系イギリス人のアーティスト。Nitin Sawhneyはその独特のメッセージ性の強さ。クオリティの高さから評価されているアーティストである。

13曲目 Jose Padilla / Adios Ayer:Jose Padillaの曲の中で最も有名な曲。Jose Padillaのソロアルバム「Navigator」には別バージョンが収録されており、ボーカルにSealを迎えている。

15曲目 Dusty Springfield / The Look Of Love:1967の名曲。いい曲であれば、チル・アウトは時代を選ばないということを示す見本みたいな選曲。

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Café del Marとシリーズのリスト・一覧
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※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

Cafe Del Mar 6
ユニバーサル ミュージック
¥566(2024/04/20 14:31時点)

Cafe del mar seis
1999年
compiled by Jose Padilla
label : MANIFESTO

Artist / titile
1 Talvin Singh / Traveller (Kid Loco’s Once Upon A Time In The East Mix)
2 Afterlife / Dub In Ya Mind (Beach Club Mix)
3 A New Funky Generation / The Messenger
4 dZihan & Kamien / Homebase
5 Mandalay / Beautiful (7″Canny Mix)
6 Humate / 3.2 Bedrock (Ambient Mix)
7 Endorphin / Satie 1
8 Nitin Sawhney / Homelands
9 Rae & Christian / A Distant Invitation
10 Bugge Wesseltoft / Existence (Edit)
11 Paco Fernandez/Levitation feat. Cathy Battistessa / Oh Home
12 Marc Collin / Les Kid Nappeurs Main Theme
13 Jose Padilla / Adios Ayer
14 Moonrock / I’ll Street Blues
15 Dusty Springfield / The Look Of Love

アルバムの評価

★★★★★★★★★☆
【評価の内訳】4.8
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.8
Aランク:5曲目、13曲目
Bランク:1曲目、3曲目、4曲目、6曲目、8曲目、11曲目、12曲目、14曲目、15曲目

〔参考〕
同年にCafe del MarでDJをしているA Man Called Adam, Chris Coco & Bruno Lepretreらが、”REAL IBIZA 2″を発表している。これを合わせて聞くと、この年のCafe del Marの音がより多く聞ける。あわせて聞いておきたい。

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コンパイラーの紹介

José Padilla(ホセ・パディーヤ)

José Padilla(ホセ・パディーヤ):Chill out(チルアウト)を広めたCafe Del Marの伝説のDJ
言わずと知れた、Chill Out(チル・アウト)の神様で伝説的DJ。ホセ・パディーヤ(またはホセ・パディージャ)と読む。1955年スペインのバルセロナ生まれ。若い頃からDJとしてバルセロナで活躍をしていたが、都会の喧騒から離れるため、20才頃にイビサに渡る。

シリーズの前・後、同年

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同じ年の別シリーズ

  1. Café del Mar Aria 1 (Paul Schwartz & Mario Grigorov)
  2. Café del Mar Aria 2 (Paul Schwartz)
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