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Cafe del Mar 7 (2000年)の紹介と感想

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このアルバム

Cafe del Mar(カフェ・デル・マー)のレジデントDJがJose PadillaからBRUNOに替わっての第1作。

当時、Cafe del Marファン(=Jose Padillaファン)達の評判は、はっきり言って悪かったです。

Jose Padillaの音とBRUNOの音は若干違うので、違和感があったためでしょう。聞き直すと決して出来が悪いわけではありません。

曲の感想

1曲目 Lux / Northern Lights:カナカナカナとさえずるような音色は、オーロラをイメージしているのでしょうか。ですが、氷の国の冷たい感じはありません。むしろ暖かい感じです。暖かい地域で想像するオーロラの感じなのでしょうか。Serve Chilled 2にも収録。

4曲目 Deep & Wide / Easy Rider:Lennart Krarup (Ibizzare) & Bruno Lepretreの共同名義。Bruno LepretreはコンパイラーのBURUNOのこと。

5曲目 Bush / Letting The Cables Sleep:人気のNightmares On Waxによるリミックス。

8曲目 Bedrock / Beautiful Strange:プログレッシブ・ハウスのNo1DJ John DigweedとNick Muirの名義。

10曲目 Bent / Swollen:若干悲壮的なストリングスから入りまs。この印象のまま奏でられるピアノに乗って謳うのは、愁いのある声の女性です。このボーカルにどっぷりと浸かって聞いていると、夏が終わり秋が近づいてきた時期の夕日を想起させます。個人的に好きな曲。

Bentはイギリスのノッティンガム出身のSimon MillsとNeil Tollidayによるユニットです。

それぞれ別プロジェクトでも活動もしています。ジャンルはElectronicaとされることが多いようです。

13曲目 Slow. Pulse feat. Cathy Battistessa / Riva:ダブっぽいゆっくりとしたリズムとともに聞こえるボーカルは少しかすれて、とても魅力的。こういう女性ボーカルは日本ではお目にかからない。これも個人的に好きな曲。

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※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目

Cafe del mar siete
2000年
compiled by BRUNO
label : MANIFESTO

Artist / titile
1 Lux / Northern Lights
2 Afterlife / Breather 2000 (Arithunda Mix)
3 Moby / Whispering Wind
4 Deep & Wide / Easy Rider
5 Bush / Letting The Cables Sleep (The N.O.W Remix)
6 UKO / Sunbeams
7 Aromabar / Winter Pagent
8 Bedrock / Beautiful Strange
9 A New Funky Generation feat. Joy Rose / One More Try
10 Bent / Swollen
11 Underwolves / 68 Moves
12 Oystein Sevag & Lakki Patey / Cahuita
13 Slow. Pulse feat. Cathy Battistessa / Riva

〔参考〕
同年にCafe del MarでDJをしているChris Coco, Phil Mison, James Horrocks & Thomas Foley
らが、”REAL IBIZA 3″を発表している。これを合わせて聞くと、この年のCafe del Marの音がより多く聞ける。あわせて聞いておきたい。

シリーズの前・後、同年

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同じ年の別シリーズ

  1. Café del Mar 20th Aniversario
  2. Café del Mar Chillhouse Mix 1
  3. Café del Mar Dreams 1 (Compiled by Bruno)
  4. Café del Mar Dreams 2 (Compiled by Bruno)

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