記事内に広告が含まれています

Traveler 1の鑑賞録(2001年)の紹介と感想

この記事は約3分で読めます。

このアルバム

1枚のアルバムで世界各国の音楽を新しく解釈した音楽に出会えます。

題名の通りTravelerの名にふさわしいコンピレーションです。

3曲目:スーコ・ワンオースリーと読みます。オランダを拠点に活動するエレクトロニック・ブラジリアン・バンド。ヴォーカルがブラジル人女性で、キーボード&プログラミングはドイツ人、ドラマーはオランダ人という多国籍ユニット。

1989年に三人が出会い結成。ブラジル音楽のリズムとハーモニーにブレイク・ビーツを注入し、クラブ・ジャズのテイストを散りばめたハイブリッドな音楽が特徴です。

系統としてはTrip Hop系のアーティストと見られているようですが、Trip Hopの暗さと重さはないので、別物として考えた方がよいと思います。

4曲目:Cafe del Mar 6にオリジナルが収録。個人的にはオリジナルの方がはるかに好きです。

6曲目:ブラジリアミックスとなっていますが…アフリカっぽいです。アフリカの大地の砂埃を感じるような曲。オリジナルのテイストが出過ぎて、ブラジリアンテイストは限りなくゼロ。まぎらわしいから題名のミックスの名前を変えた方が良いです。イイ曲なのですから。。

8曲目:エイジアン・マッシブの代表格カーシュ・カーレイらしい、インドテイスト満タンの曲。早いブレイクビーツと、ゆったりとしたインド音階が絶妙にマッチ。

9曲目:イギリスのトラディショナルな曲。サイモン&ガーファンクルが歌って有名になった曲。カリンバと呼ばれる親指ピアノの音色がとても優しい曲。Another Fine Dayのアルバム「Salvage」に収録されているオリジナルの方が一層優しいです。

10曲目:チルアウト向き。ハープ奏者でボーカルのMonica Ramosが奏でる曲は、空間的な広がりを持ち、広い空を感じることが出来ます。

11曲目:チルアウト向き。繰り返される数種類のワンフレーズ・ボーカル。これが良い感じでゆったり感をかもし出しています。

特に最後の2曲はそのままチルアウト・アルバムに収録されていてもおかしくない曲です。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目

Six Degrees
“Traveler ’01”
2001
compiled by Robert Duskis

artist / title
1 Bob Holroyd / Drumming Up a Storm (dZihan & Kamien Dub)
2 Batidos (featuring Jay Rodriguez & Ron Trent) / Esta Osquiridad
3 Zuco 103 / Outro Lado (NY C12 Mix)
4 dZihan & Kamien / Homebase (Vienna Vista Sexual Dub) Remixed by UFO
5 State of Bengal / Rama Communication (Beastmasters Radio Mix)
6 Euphoria / Sweet Rain (Fila Brazillia Mix)
7 Patato / San Francisco Tiene Su Propio Son (Future Loop Foundation Remix)
8 Karsh Kale / The Longing
9 Another Fine Day / Scarborough Fair (Flying Headcase Dub)
10 Monica Ramos / Para Un Angelito (Dezrok’s Ambient Mix)
11 Continuo / Weather Girl

タイトルとURLをコピーしました