The Sound of Cafe del Marの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

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このアルバム

Cafe del Marの新シリーズになるのか…。これまでのCafe del Marシリーズとは少し違っていて実験的な気がする。

前半はチルアウト、後半に行くにしたがってハウス色が強くなりフロアライクになっていく。

Cafe del MarのメインシリーズとChillhouseシリーズが合わさったようなイメージになるが、後半は一層アングラな印象になる。ディープというよりは、アングラな印象だ。

ミックスではないが、順番通りで聞いていくのがいいので、そういう意味ではミックスを強く意識しているように思う。

タイトル通りだとすれば、こういう感じでCafe del Marでは曲調が変わっていくよ、ということである。

1曲目 ShookのTidalはイイ。可愛らしい音色であるが、綺麗目のチルアウト。このスタートにもかかわらず、気が付いたらフロアライクになっているのだから不思議なコンピである。

6曲目 Yosi HorikawaのBubbles。このコンピの中で最も印象的な曲。Yosi Horikawaは日本人アーティスト。非楽音を録音して編集し楽曲を構成していく。出来上がる楽曲は環境音楽であり、アブストラクトな要素もあれば、前衛的な部分もある。

Bubblesはいろんな種類の「玉」の跳ねる音を使っている。ボールであったり、ピンポン玉であったり、ビー玉であったりする。それに通常の音をかぶせている。

とても印象的で、この曲の印象が強すぎて、このコンピの中では1曲目とこの曲以外はよく覚えていないという状況になった。

8曲目 36のRoom 2は安定感のあるアンビエント。

9曲目 The EggのThe Sun Is Flat。音色が少し古めの感じだが、この曲あたりから、フロアライクになっていく。チルアウト部分からの橋渡し的なつなぎの曲として上手く使われている。

11曲目 Purple Disco MachineのSoul So Sweet。はっきりとハウスへ音が変わる。選曲の妙で、続けて何気なく聞いていると、いつの間にか変わっているので、あれぇ、という感じになる。この曲ではっきりと変わったのを気が付くのではないか。

12曲目 Vince WatsonのMoments In Time / VW20 Mixや13曲目 Fort RomeauのSecrets & Liesあたりになると、アングラな雰囲気になる。この雰囲気が最後まで支配する。

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※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目


Café del Mar Sound of Cafe del Mar
2017年
label : Cafe del Mar music

compiled by Toni Simonen

  1. Shook / Tidal
  2. Pig & Dan / Freefall (feat. Malcolm Duncan)
  3. Arms and Sleepers / Miami
  4. Ian Pooley / What’s Your Number
  5. Andras / Gold Coast (Surfer’s Paradise Mix)
  6. Yosi Horikawa / Bubbles
  7. Steve McGrath / From Within
  8. 36 / Room 2
  9. The Egg / The Sun Is Flat
  10. Moon Boots / Red Sky (Kahwe Remix)
  11. Purple Disco Machine / Soul So Sweet
  12. Vince Watson / Moments In Time / VW20 Mix
  13. Fort Romeau / Secrets & Lies
  14. B.Traits / North Shore
  15. Amateur Dance / Love System
  16. Miro / Paradise (Farmatronic Creeping Mix)

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.25
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.25
Aランク:1曲目、6曲目
Bランク:8曲目、9曲目

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