映画「ポワゾン」(2001年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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感想/コメント

原題「Original Sin」。つまり「原罪」。

「原罪」とはキリスト教の用語で、人類が最初に犯した罪を指します。

最初に犯した罪は、イブが蛇にそそのかされ、次にアダムがイブにそそのかされて禁断の木の実を口にし、神の命令に背いた罪です。

これがゆえに、アダムとイブの子孫はあらゆる生の苦しみを持つようになったとされます。

ですが、映画は「原罪」というよりは、「七つの大罪」に関連性が強いような気がします。

七つの大罪は罪そのものよりも罪に導く可能性があるとされる欲望や感情のことを指しています。

「暴食」「強欲」「怠惰」「色欲」「傲慢」「嫉妬」「憤怒」がそれです。

この映画はウィリアム・アイリッシュの『暗闇のワルツ』を原作としていますが、この映画の前にフランスの映画監督フランソワ・トリュフォーが既に映画化しています。

題名は『暗くなるまでこの恋を』で、主演はジャン・ポール・ベルモンドとカトリーヌ・ドヌーヴでした。

見比べてみると面白いでしょう。

アントニオ・バンデラスが主演の映画として、抹殺者(2000年)がある。原題は「The Body」。キリストの遺体である「聖体」を意味する。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

19世紀後半のキューバ。

コーヒー輸出業で成功したルイス・バーガスは身なりを整え、緊張の面持ちで船が着くのを待っていた。

ルイスは誠実で子供を産んでくれる女を求めていた。美人でなくともいい、そもそも愛など信じてはいなかった。

だから、新聞の交際欄を通じて、会ったこともない女と結婚することにしたのだ。女はアメリカ人だった。

ルイスの前に現れたのは、送られた写真とはあまりにも違う、まぶしいほどに美しいジュリア・ラッセルだった。

ジュリアはルイスが外見に惑わされる男かどうかを試していた。

だが、ルイスもジュリアに真実を告げていたわけではない。資産目当ての結婚にならないように、ただの勤め人だと言っていた。

愛など信じていなかったルイスはこうしていきなり恋に落ちた。

ルイスは狂わんばかりにジュリアにのめり込んだ。周囲はそう心配したが、ルイスはジュリアを愛するあまり、彼女のために自分の銀行口座を二人の名義に作り変えるのだった。

情熱に水をかけるような事が起こり始めた。

手紙では紅茶しか飲まないと言ったジュリアは、コーヒーしか飲まなかった。

そして、劇場でジュリアが楽屋裏で役者と親密に寄り添い、別の日にはジュリアの姉と名乗る女が届いた妹の手紙は偽物だと言ってきた。
うるさいと彼女が腹を立てた鳥が、鳥籠の中で首が折られて死んでいることもあった。

探偵を名乗るダウンズが現れた。

ジュリアの姉の依頼を受けて妹殺しの犯人を探していると告げる。彼女の姉は、本物のジュリアは実は既に殺されているのではないかという疑惑を捨て切れなかったのである。

ジュリアはルイスの預金をほぼ全額引き出し、結婚指輪を置いて忽然と姿を消した。

愛は憎悪に変わった。ジュリアを探しにハバナに向かう。

だが、ハバナでジュリアを見た途端、ルイスは彼女を取り戻したい気持ちが蘇ってきた。
ルイスは今やジュリアだけしか見えなかった。そして、二人の愛を妨げるものすべてを抹殺するつもりだった。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

ポワゾン
(2001年)

監督:マイケル・クリストファー
原作:ウィリアム・アイリッシュ『暗闇のワルツ』
音楽:テレンス・ブランチャード

出演:
ルイス/アントニオ・バンデラス
ジュリア/アンジェリーナ・ジョリー
サラ/ジョーン・プリングル
オーガスタ/アリソン・マッキー
ダウンズ/トーマス・ジェーン
アラン/ジャック・トンプソン
ワース大佐/グレゴリー・イッツェン

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