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(映画)レ・ミゼラブル(2012年)の感想とあらすじは?

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まさにミュージカル映画!音楽というものの力強さを堪能できる映画です。

多くのミュージカル映画は、セリフが入って、歌が入る、というのを交互に繰り返しますが、本作品は全編が音楽で彩られて物語が進んでいきます。

このミュージカルで流れる曲には、聞き覚えのある曲もあると思います。

ファンテーヌ役のアン・ハサウェイが歌う「夢やぶれて」
エボニーヌ役のサマンサ・バークスが歌う「オン・マイ・オウン」
マリウス役のエディ・レッドメインらが歌う「民衆の歌」

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原作はヴィクトル・ユゴーの「ああ無情」

原作ではナポレオン1世(いわゆるナポレオン)没落直後の1815年から復古王政(ルイ18世・シャルル10世の時代)、七月革命後のルイ・フィリップ王の七月王政時代までの18年間(1833年まで)が描かれています。

この原作が1985年にミュージカルとなり、ロンドンのウエストエンド、その後ニューヨークのブロードウェイでロングランヒットとなります。

ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンはミュージカル『美女と野獣』『サンセット大通り』などに出演していた時期もある俳優です。

また、この映画で、第85回アカデミー賞でアン・ハサウェイが助演女優賞に輝きました。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

フランス革命後

19世紀のフランスでは、フランス革命後に再び王政が復活した。

ジャン・バルジャンは飢えた妹の子どものためにパンを1つ盗み19年間の刑に受けていた。

大船の引き揚げ作業が終わり、法の番人を自称するジャベールが仮釈放を言い渡す。必ず期限までに戻って来いと告げて。

バルジャンは仕事にありつけないでいた。いつも「身分証を見せろ」といわれ、そこには「危険人物」の烙印が押されていた。

バルジャンが教会の前で倒れていると、司祭から声を掛けられ、中へ案内される。

あろうことか司祭が寝ているすきに、教会の銀の食器を盗んで逃げてしまう。だが、捕まって司祭の前に突き出された。

司祭はそんなバルジャンの罪を見逃してくれた。バルジャンは、恥を知り、生まれ変わることを決意した。

1823年

バルジャンは工場の経営者となり、市長にもなっていた。

そのバルジャンのもとに、署長に就任したジャベールが着任のあいさつに来た。

だが、通りで馬車が横転する事件が起こり、バルジャンの怪力を見たジャベールが、まさか…と思うようになる。

バルジャンの工場でファンテーヌは、幼い娘コゼットのために働いていた。コゼットは宿屋の夫婦に預けていた。

その宿屋からの「金を送れ」という手紙が発端で、ファンテーヌは工場を追われてしまう。

ファンテーヌは、コゼットのために稼ぎを得ようとしていた。そのために髪の毛を10フランで売り、奥歯を20フランで売り、娼婦に身を落とした。

ある夜

ファンテーヌの前にバルジャンが現れる。バルジャンはファンテーヌが解雇されたことを知らなかった。驚いたバルジャンは、ファンテーヌを抱き上げ病院へ運んだ。

ジャベールは、バルジャンがかつて仮釈放中に逃亡した男だとしてパリに通報していたが、「バルジャン」が逮捕されたので、人違いだったと詫びに来た。

バルジャンは無実の他人が身代わりになろうとしていると苦悶し、法廷に乗り込み自分がバルジャンだと名乗り出た。

その頃、ファンテーヌが死の床に就いており、バルジャンはファンテーヌに、コゼットは自分が保護すると約束した。

そこに、現れたジャベールに猶予を求めるが、拒むジャベールから逃げるためバルジャンは窓から川に飛び込んだ。

バルジャンはそのまま宿屋を訪れて、幼いコゼットを引き取って、追ってくるジャベールから逃げた…。

1832年

パリの貧民街には失業者があふれており、革命の熱気があがっていた。

バルジャンは、美しい娘に成長したコゼットを連れていた。そこにジャベールが現れ二人はニアミスをする。

青年・マリウスは、裕福な家の出にもかかわらず、革命運動に身を投じていた。

コゼットをこき使っていた宿屋夫婦の娘・エポニーヌは、そんなマリウスに恋をしていた

一方のマリウスはコゼットを見かけて一目ぼれしていた。そして、それはコゼットも同じだった…。

バルジャンはジャベールに見つかったことに気づき、いまの住まいを捨てて逃げる決意をしていた。

マリウスがコゼットの家を訪れると、もぬけのからだった。

マリウスは、コゼットを探すべきか、留まって革命に参加すべきか迷うが、革命を選んだ。

将軍の葬列が行進するなか沿道から歌声がおきる。

青年たちが革命を志して動き始めた

マリウスはコゼットへ手紙を書いた。革命に参加する、生きていたらまた会いたい、僕のために祈ってほしい、僕も君のために祈る。

手紙を少年に託し、バルジャンに渡った。

バルジャンが、マリウスを助けるために、志願兵を名乗ってやってきた。

その中で、バルジャンは、縛り上げられていたジャベールを逃がした。

青年たちの革命は失敗した

バリケードはなす術もなく粉砕され、学生たちは次々に倒れていく。

混乱の中、バルジャンは撃たれたマリウスを担いで、下水道を伝って逃げた。

革命の夢に破れたマリウスをコゼットが待っていた。

バルジャンを訪れたマリウスに、君にだけ話しておくことがあると、コゼットと出会う前のことを告げ、コゼットの前から消えていった。

結婚式の日、マリウスはバルジャンに助けられたことを知る。そして、マリウスはウエディングドレスのコゼットを連れ出し、修道院で死を迎えようとしていたバルジャンを訪れた。

バルジャンの死期が訪れようとしていた。あの世からはファンテーヌが迎えに来た…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

レ・ミゼラブル
(2012年)

監督:トム・フーパー
原作:ヴィクトル・ユゴー
原作2:アラン・ブーブリル
(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)、クロード=ミシェル・シェーンベルク(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)
脚本: ウィリアム・ニコルソン、アラン・ブーブリル、クロード=ミシェル・シェーンベルク、ハーバート・クレッツマー
作詞:ハーバート・クレッツマー
作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク
音楽プロデューサー:アラン・ブーブリル、クロード=ミシェル・シェーンベルク、アン・ダッドリー
音楽監修:ベッキー・ベンサム

出演:
ジャン・バルジャン/ヒュー・ジャックマン
ジャベール/ラッセル・クロウ
ファンテーヌ/アン・ハサウェイ
コゼット/アマンダ・セイフライド
マリウス/エディ・レッドメイン
マダム・テナルディエ/ヘレナ・ボナム=カーター
テナルディエ/サシャ・バロン・コーエン
エポニーヌ/サマンサ・バークス
アンジョルラス/アーロン・トヴェイト
コゼット(少女時代)/イザベル・アレン

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