Bon Joviを一躍スターダムに押し上げたモンスターアルバムです。
ビルボードで8週1位になり、アルバムセールスはアメリカだけで1,200万枚、世界計で2,800万枚売り上げました。
4曲目以外は捨て曲と言える曲がなく、アルバムとしての出来がいいです。なぜ4曲目を入れたのか不思議でなりません。
この時期は、多くの有名ハードロック/ヘビメタバンドが素晴らしいアルバムを次々とリリースしており、ロックシーンが盛り上がった時期です。
このアルバムと、翌年にリリースされるガンズのAppetite for Destructionが、この時期のロックシーンを象徴しているように思っています。
ヒットチャートを見ていけばわかるのですが、この時期を過ぎると徐々にロックの勢いが弱くなって行きます。
このアルバム
このアルバムからのシングルは次の4曲です。
- You Give Love a Bad Name
- Livin’ on a Prayer
- Wanted Dead or Alive
- Never Say Goodbye
このアルバムからの個人的選曲は次の曲です。
- Livin’ on a Prayer
2曲目「You Give Love a Bad Name」は全米1位になりました。
3曲目「Livin’ on a Prayer」も全米1位になりました。
このアルバムで最も知られている曲だと思います。
唸っているかのようなギターを聞けば、すぐにLivin’ on a Prayerだと分かるくらい特徴的です。
2023年にアサヒ飲料「颯」で使われました。サビの部分は歌詞を変えられましたが…
4曲目が今ひとつなのが残念です。なぜ、この曲を入れたのでしょう?
5曲目「Wanted Dead or Alive」は全米トップ10です。
カントリーっぽさもありながら、後半にハードな部分もあります。
西部のカウボーイを意識したしたのかもしれませんが、Bon Joviは東部出身です。
6曲目は疾走系ナンバーです。盛り上がる曲ですが、シングルリリースされませんでした。
7曲目はバラード系統のしっとりしたスローナンバーです。
9曲目「Never Say Goodbye」はセールスとして今ひとつでした。バラードです。
Bon Jovi / Slipppery When Wetの曲目
Bon Jovi
Slipppery When Wet
(1986)
- Let It Rock
- You Give Love a Bad Name
- Livin’ on a Prayer
- Social Disease
- Wanted Dead or Alive
- Raise Your Hands
- Without Love
- I’d Die for You
- Never Say Goodbye
- Wild in the Streets
1986年の他のアルバム