the Corrs / Forgiven Not Forgotten(1995年)の紹介と感想

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このアルバム

収録されているインストがケルティックなサウンドで、ボーカルにもその影響が見られます。

リリース当時、店内に並んでいるのを試聴して即買いした作品です。

個人的にはこの後に続くどのアルバムよりもこのアルバムがよいと思います。

新人としては、アルバムのレベルがとても高かったので驚いた記憶があります。

ですが、地域性が強く出ているので、レベルは高くても世界的なバンドにはなれないだろうと思っていました。

それでいいじゃないかと思っていたのですが…。

インストとボーカルものが上手くちりばめられて、とてもバランスがとれているアルバムです。

インストのトラディショナルなケルトサウンドがとてもいいアクセントになっています。

ボーカルものでも、バイオリンのトラディショナルな音がとても効いています。

8曲目、9曲目のインストは秀逸。ケルトのパブで聞いているような感じです。

ポップスでも、こうしたインストとボーカルものを組み合わせてレベルの高い作品が作れるのを教えてくれたアルバムです。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「美しき曲たち ワールドでファンタジックな音色」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

the Corrs
“Forgiven Not Forgotten”
1995
143Records/Warner Music

  1. Erin Shore [Traditional Intro] [Instrumental]
  2. Forgiven Not Forgotten
  3. Heaven Knows
  4. Along With the Girls [Instrumental]
  5. Someday
  6. Runaway(1995年のバラード曲の一覧
  7. Right Time
  8. Minstrel Boy [Instrumental]
  9. Toss the Feathers [Instrumental]
  10. Love to Love You(1996年のバラード曲の一覧
  11. Secret Life
  12. Carroroe Jig [Instrumental]
  13. Closer(1997年のバラード曲の一覧
  14. Leave Me Alone
  15. Erin Shore [Instrumental]

the Corrsの他のアルバム

美しき曲たち ワールドでファンタジックな音色

ここで取り上げるアーティストたちのジャンルは何かというと、適切なのがないというのが実情ではないかと思う。 大雑把にはニューエイジ、ワールド、イージーリスニングで括られる。しかし、なんか違うような気がする。

1997年のバラード曲の一覧

ダイアナ元英皇太子妃への追悼シングルであるElton Johnの「Candle In The Wind」や「G線上のアリア」をサンプリングしたSweetboxの「Everything's Gonna Be Alright」などがヒットした年。

1998年のバラード曲の一覧

映画「ハルマゲドン」のメインテーマ、Aerosmithの「I Don't Want To Miss A Thing」や映画「タイタニック」のメインテーマ、Celine Dionの「My Heart Will Go On」などがヒットした年。

1995年のバラード曲の一覧

フジテレビ系のドラマ「恋人よ」の主題歌、Celine Dionの「To Love You More」や映画「バットマン・フォーエヴァー」で使われたSealの「Kiss From A Rose」などがヒットした年。

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the Corrs(ザ・コアーズ)プロフィール

コアーズは、コアー兄妹によるバンドです。

  • 長男ジム(Jim Corr : Keyboards, Guitar, Vocals,1968年7月31日生まれ)
  • シャロン(Sharon Corr : Violin, Vocals,1970年3月24日生まれ)
  • キャロライン(Caroline Corr : Drums, Badhran, Vocals,1973年3月17日生まれ)
  • アンドレア(Andrea Corr : Lead Vocals, Tin Whistle,1974年5月17日生まれ)

結成は1990年、デビューは1995年。1995年にデヴィッド・フォスターのレーベルから1stアルバム「遥かなる想い」をリリース。

2000年にリリースした3rdアルバム「イン・ブルー」は、アメリカでもプラチナ・アルバムを獲得するなど、日本を含む全世界で軒並みヒットを記録します。

この「イン・ブルー」は、従来のケルト色の強いサウンド・プロダクションから一転、USメイン・ストリーム路線のストレートなポップへ転換しました。

元々のサウンドは、アイルランドの伝統的なケルト・サウンドにポップスを融合させたもの。ケルティックなテイストをちりばめたシックなサウンドでした。

「悲しみの中にも希望がある」と自らの音楽性を称するように、哀愁と温もりが共存した楽曲が持ち味です。

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