(映画)オーシャンズ12(2004年)の考察と感想とあらすじは?

この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています

言わずもがなの超豪華出演陣です。

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、キャサリン・ゼタジョーンズ、アンディ・ガルシア、ドン・シードル、ジュリア・ロバーツ…。

そうそうたる顔触れです。

舞台をラスベガスからヨーロッパのアムステルダム、モンテカルロ、コモ湖、ローマ、シチリア島と移動し、ちょっとした旅行気分を味わえる映画です。

感想/コメント

映画はドタバタ系の半分コメディタッチ。

微妙なところをつく笑いが大半で、爆笑を誘うようなシーンはないのですが、ニヤニヤしながら楽しめます。

エンターテインメント要素たっぷりの映画です。

今回の興業がよければ「オーシャンズ13」でも作る気なのでしょうか?

それとも13は縁起が悪いので、いきなり「オーシャンズ14」にでもするのでしょうか?

まだまだ、続編が作れそうです。

前作よりストーリーが複雑になっています。

一つには隠語や何気ないキーワードが散りばめられていることが原因かもしれません。

一回目では気がつかないようなこまかい仕掛けが施されていると考えればいいと思います。

つまり、二回、三回見ても楽しめるようになっているのですが、これが裏目に出ている感じです。

今回新たに登場するユーロポールのイザベル(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)には隠された過去があります。

その過去に関しては、早い段階で「こうなるんだろうなぁ」というのが推測できてしまうのがちょいと残念です。意外性がありませんでした。

意外だったのはナイト・フォックスことフランソワ・トゥルアー役のヴァンサン・カッセルです。優れた身体能力を遺憾なく発揮しましt。

個人レベルでの身体能力を考えるとオーシャンよりもナイト・フォックスの方が泥棒としては上であるのは間違いありません。

さて、オーシャンの仲間に軽業師の中国人がいますが、彼は中国語しか話せません。英語がしゃべれないのです。

でも、オーシャンを含めた仲間のみんなと意思の疎通ができています。

それも完璧にです。軽業師は中国語でしゃべって、オーシャンたちは英語で返事をするという不可思議な状況です。

きっとオーシャンたちはみんな中国帰りの中国語がペラペラの帰国子女なのでしょう。

この場面を見ている最中、「スター・ウォーズ」のチューバッカがずっと頭をよぎっていました。

きっと軽業師とオーシャンたちの関係は、チューバッカとハンソロの関係と同じなのでしょう。

シリーズ

  1. オーシャンズ11
  2. オーシャンズ12(本作)
  3. オーシャンズ13
この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

あれから数年後、ダニーはテスとの再婚を果たし、ラスティはホテル業界に参入していた。

仲間たちは手に入れた金で自由気ままな生活を送っていたのだ。

だが、オーシャンズ・イレブン(その言われ方に異議を唱える仲間もいるが…)にカジノから1億6千万ドルもの大金を奪われたベネディクトが復讐に乗り出した。

要求は一つ。私の金1億6千万ドルを2週間以内に返してもらおう。利子を付けてだ。さもなければ、オーシャン達の命はない。

急遽仲間を再び集めてベネディクトへ金を返せるかどうかを確認する。だが、ベネディクトへの返済は現時点では無理なのが判明した。仕事をするしかない。

ダニーたちは大金を求めてヨーロッパのアムステルダムへ飛ぶ。

厳重なセキュリティに守られた金持ちが持つ、世界最初の株券を狙うのだ。苦心の末に侵入を果たすものの、先客に盗まれた後だった。

ナイト・フォックス。ユーロポールが追う世界最高の泥棒だ。

そのナイト・フォックスが、オーシャン達を危機に陥れていたのだ。

彼は「世界一の強盗」の名誉をかけてオーシャン達に勝負を持ちかける。勝負の対象は「金の卵」を盗み出すこと。

期限はオーシャン達のベネディクトへの返済期限まで。舞台はローマへと移る。

その頃、ユーロポールの敏腕捜査官イザベルも追跡を始めていた。

映画情報(題名・監督・俳優など)

オーシャンズ12
(2004)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作総指揮:ブルース・バーマン、ジョージ・クルーニースーザン・イーキンス
脚本:ジョージ・ノルフィ
音楽:デヴィッド・ホームズ

出演:
ダニー・オーシャン/ジョージ・クルーニー
テス・オーシャン/ジュリア・ロバーツ
ラスティー・ライアン/ブラッド・ピット
イザベル/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ライナス・コールドウェル/マット・デイモン
テリー・ベネディクト/アンディ・ガルシア
バシャー・ター/ドン・チードル
フランク・カットン/バーニー・マック
バージル・マロイ/ケイシー・アフレック
ターク・マロイ/スコット・カーン
リビングストン・デル/エディ・ジェイミソン
イエン/シャオボー・クィン
ソール・ブルーム/カール・ライナー
ルーベン・ティシュコフ/エリオット・グールド
フランソワ・トゥルアー/ヴァンサン・カッセル

2005年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2004年公開の映画

(映画)キング・アーサー(2004年)の考察と感想とあらすじは?

中世の物語を想像して映画を見てしまうと、いきなり面食らってしまう。また、「アーサー王と円卓の騎士達」の中で繰り広げられる魔法の世界を思い浮かべながら映画を見てしまってもいけない。

(映画)トロイ(2004年)の考察と感想とあらすじは?

世界最大最古の歴史叙事詩、ホメロスの「イリアス」を映画化した作品。神話を描いた作品らしく映像は美しいものに仕上がっている。 すべては神話の中の話だが、描かれているのは、生身の人間たちの愛憎であり名誉である。

(映画)リバティーン(2004年)の考察と感想とあらすじは?

映画冒頭でロチェスター伯爵が独白する部分から、妙に惹きつけられるのがこの映画。『初めに断っておく。諸君は私を好きになるまい。男は嫉妬し、女は拒絶し、物語が進むにつれてどんどん私を嫌いになる。』

(映画)オペラ座の怪人(2004年)の考察と感想とあらすじは

最初に流れる曲はあまりにも有名で、一度は聞いたことがあるはずである。「オペラ座の怪人」は、1909年にフランスの作家ガストン・ルルーが発表した小説で、これを原作として数多くの映画、ミュージカルが作られている。

(映画)アレキサンダー(2004年)の考察と感想とあらすじは?

映画は語り手としてプトレマイオス(アンソニー・ホプキンス)の回想録という形で始まり、終わる形式をとっている。この設定自体が悪いのかもしれない。

(映画)ディープ ブルー(2004年)の考察と感想とあらすじは?
自然をテーマにした映像には自信を持って望んでいます。このDeep Blueからもその自信がうかがえます。そして、見事に期待を裏切らない映像を提供してくれています。
(映画)ヴェニスの商人(2004年)の考察と感想とあらすじは?

シェイクスピアの書いた37の戯曲の中で最も人気が高い「ヴェニスの商人」。ラブストーリー、法廷劇、人種問題、復讐、偏見、友情などの諸々の要素を持つ作品。

(映画)スウィングガールズ(2004年)の考察と感想とあらすじは?

徐々に上手になっていくのは正にリアル。何とか音が出せて、何とかメロディラインを追いかけていけるようになっていった前半部分。それと対比して、最後のシーンでの演奏は格段の進歩。短期間でよくできました♪

(映画)ハウルの動く城(2004年)の考察と感想とあらすじは

魔法と科学が混在するファンタジーな世界を画いているのだが、舞台となる世界では戦争が間近に迫っている。愛国主義がはびこっているという設定は生々しい。この映画のテーマは戦争の愚かさであり、絆や信頼関係、そしてを愛といった所だろう。

(映画)レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年)の考察と感想とあらすじは?

幼いボードレール三姉弟妹をひたすら不運が襲う。救いのない悲惨で不幸が連続する映画なのかと思いきや、そうではない。三姉弟妹がたくましいのと、敵役のオラフ伯爵が何となく憎めない間抜けさを持ち合わせているためかもしれない。

(映画)ハリー・ポッター3/ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年)の考察と感想とあらすじは?

前作までの監督がホームドラマチックな、いわゆる子供受けしそうな作りだったのに対して、ある程度成長してきた主人公にあわせるように、多少暗い雰囲気も映画の中に盛り込まれるようになってきた。

(映画)ポーラー・エクスプレス(2004年)の考察と感想とあらすじは

クリスマスを題材にしたアニメ作品。モーションキャプチャをつかって俳優の動き・表情をアニメ化している。声を担当しているトム・ハンクスをはじめとする俳優が何役もこなしたようだ。だが、少々リアルに過ぎるので、正直気持ち悪い。子供向けというのには・・・少々・・・

(映画)隠し剣鬼の爪(2004年)の考察と感想とあらすじは?
山田洋次監督による藤沢周平作品の映画化第2弾です。原作は藤沢周平の「隠し剣鬼ノ爪」「雪明かり」。前作『たそがれ清兵衛』に比べると、配役が日本の時代小説を舞台にした映画にマッチしている感じがあります。
(映画)スチームボーイ(2004年)の考察と感想とあらすじは

スチームボールというエネルギーの塊を使って、どんな発明が!?とわくわくしながら見ていたら、えぇっ??巨大な建物が動くだけ?

(映画)ナショナル・トレジャー1(2004年)の考察と感想とあらすじは?

歴史を覆す秘宝をめぐって繰り広げられる冒険アクション大作。歴史を覆す秘宝の重要なヒントとなるのがアメリカ独立宣言書。この中に巧妙に伝説の秘宝が隠されているという設定。

(映画)ヴァン・ヘルシング(2004年)の考察と感想とあらすじは?

ヴァン・ヘルシングはブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。映画の世界ではドラキュラの天敵として描かれ、ヴァンパイア研究を続けてきた老教授として描かれることが多かった。

(映画)LOVERS(2004年)の考察と感想とあらすじは?

世界各国で大ヒットした「HERO」のチャン・イーモウ監督が、金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウというアジアのスターを起用した武侠アクション。

(映画)スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年)の考察と感想とあらすじは

応答せよ。スカイキャプテン、応答せよ!!こういったレトロ・フューチャー、スチームパンクというのはアドベンチャー物にとてもマッチする。個人的に好きなジャンルである。

(映画)ロング・エンゲージメント(2004年)の考察と感想とあらすじは?

ミステリー仕立てで、長い映画(133分)なのですが、緻密に組み立てられた場面場面には無駄なものが無く、細密な時計の内部を見ているような感じです。

(映画)嗤う伊右衛門(2004年)の考察と感想とあらすじは?
原作の出来が良すぎます。「・・・ぴちゃーん・・・(静寂)」といった、効果音が似合う原作に比べると、明るすぎます。もっと闇が欲しかった映画です。原作では、かなり閉鎖的な、それこそ部屋しか登場しないのではないかという印象を受けますが、外の風景が多く出ているのも予想外でした。
タイトルとURLをコピーしました