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(映画)ナイトミュージアム(2006年)の感想とあらすじは?

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ファンタジー・コメディ。お気楽、能天気に見るにはうってつけの作品です。

博物館の展示物が動き出すという発想、きっと監督は幼いころに博物館の展示物は夜になると動き出すんだよ、と祖父か祖母に言われたのでしょう。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

ニューヨークに住むラリー・デリーはツキに見放された男。まぁ、いわゆる冴えない男というわけである。どういうわけか、映画ではこうした冴えない主人公が事件に巻き込まれたりする例が多い。

本作の場合、コメディだから、冴えない男でいいわけなのだが…。

夢想家の彼は大きな事をやり遂げたいが、なすべきことを何一つ成し遂げられず妻エリカに愛想をつかされ離婚、現在は失業中の身。

こうした設定の場合、映画の中でヒロイン的な存在が登場して、主人公となんとなくいい雰囲気になったりするものだが…。

彼に新たな問題が持ち上がった。エリカが再婚することになり、最愛の息子ニッキーが新しい父親にすっかりなついていたのだ。

さぁて、パパとしての威厳を保つために奮闘するわけなのだが、これが空回りするのがコメディの定石。

父子の絆を保ちたいラリーには、何より新しい仕事が必要だった。職業紹介所を訪ねた彼は気が進まないながらも、自然史博物館で警備員の仕事に就く。

そして、その自然史博物館がとんでもない場所だったというわけである。

博物館のディレクターでボスのマクフィー博士は形式を重んじる堅苦しい人間で、ラリーとはソリが合いそうにない。

さらに悪いことに、ラリーの仕事は、警備は警備でも夜警の仕事だった。

先輩の老警備員のセシルはラリーに鍵束と懐中電灯、マニュアルを預けると、同僚のガス、レジナルドとともに帰宅してしまう。意味ありげな笑みを残して・・・。

勤務最初の夜、見回りに出たラリーは、ティラノサウルスが廊下の給水機で水を飲んでいるのをみた。ラリーに気付いたティラノサウルスは猛然と追ってくる。

化石とはいえ、巨大な物体が追いかけてくるのはやはり怖いだろうな。しかも、真夜中の誰もいない博物館の中だからね。

災難はこれだけに止まらなかった。展示されている歴史上の人物の人形やはく製の動物が動き出し、館内を闊歩している。

話しかけてくるモアイ像、大騒ぎするネアンデルタール人、襲ってくるフン族。ライオンや巨象、ダチョウに追いかけられ、いたずら好きなノドジロオマキザルのデクスターに鍵束とマニュアルを奪われた上に鼻を噛まれ、西部開拓時代のジオラマではガリバーのように縛られ、ローマ帝国では矢の一斉射撃を受けるなど、散々な目に遭うラリー。

こうした設定は、ホラー映画にもそのまま使えそうである。だが、それをコメディにしたところがミソ。ある意味、ホラー映画とコメディ映画は表裏一体のものなのかもしれない。

馬にまたがった第26代米国大統領、テディことセオドア・ルーズベルトが現れる。テディによると、この博物館内の展示物は夜になると生命を得るとのことだった。彼の長い長い夜は明け、展示物は元の場所へと戻ってゆく。

この時点では、なぜ博物館の展示物が動くのかという謎は解明されない。

昨夜と同じ過ちは繰り返すわけにはいかない。女性館員レベッカに展示物について尋ね、本で歴史を勉強し、備品や秘密兵器を携えて夜に備えるラリー。

2日目の夜。ティラノサウルスやジオラマ兵の対策も万全でひと安心したラリーは、ショウケースの中に飾られているインディアンの女性サカジャウィアの人形に見とれていたテディに遭遇する。

テディはサカジャウィアに恋しているようだ。しかし、ラリーが余裕を示せたのもここまで。またしてもデクスターが彼から鍵束を奪って逃走。必死に追うラリーだったが、このチェイスによってジオラマ間で争いが起こり、フン族も騒ぎ出すなだ館内は混乱に陥る。

折りしも朝日が昇り、混乱は収束に向かうのだが、展示ケースの割れや散らかりばかりはどうしようもない。惨状を目の当たりにしたマクフィー博士はラリーにクビを宣告。

朝日を浴びてしまうと、展示物の命が奪われて消滅してしまうとういうのは、どことなく吸血鬼ドラキュラの設定から持ってきているような気がしないでもない。

運悪くニッキーが目撃していた。懸命の説得でクビを免れたラリーはニッキーの元へ向かい、明日の夜、博物館に来て欲しいと伝えた。

そして3日目の夜。

ニッキーを館内に招きいれ、ラリーは信じられない光景を見せてやろうと張り切るが、なぜかこの夜はどの展示物も動き出そうとしない。ティラノサウルスもテディも停止したまま。ニッキーの顔に広がる失望の色に、動揺するラリー。

ここにきてようやく展示物が夜に動き出す秘密がわかる。それが古代エジプトの悲報に絡むというから、今度は「ハムナプトラ」の世界へ突入!

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映画情報(題名・監督・俳優など)

ナイトミュージアム
(2006年)

監督:ショーン・レヴィ
製作:ショーン・レヴィ、クリス・コロンバス、マイケル・バーナサン
製作総指揮:マーク・A・ラドクリフ
原作:ミラン・トレンク
原案:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン
脚本:ロバート・ベン・ガラント
、トーマス・レノン
音楽:アラン・シルヴェストリ

出演:
ラリー・デリー / ベン・スティラー
レベッカ / カーラ・グギーノ
セシル / ディック・ヴァン・ダイク
ガス / ミッキー・ルーニー
レジナルド / ビル・コッブス
ニック・デリー / ジェイク・チェリー
テディ・ルーズベルト大統領 / ロビン・ウィリアムズ
サカジャウィア / ミズオ・ペック
アクメンラ / ラミ・マレック
マクフィー博士 / リッキー・ジャーヴェイス
デビー / アン・メアラ
エリカ・デリー / キム・レイヴァー

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