Enigma / MCMXC a.D.(1990年)の紹介と感想

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このアルバム

邦題『サッドネス』

リリース当時、衝撃と供にヨーロッパを席巻した歴史的なアルバムです。

このアルバムと同程度の衝撃を与えたのは、恐らくEnya(エンヤ)の「Watermark」位でしょう。

アルバム全体にグレゴリアン・チャントを使っているのは有名です。

この聖歌にクラブミュージックのリズムを載っけてしまったことが衝撃的なのです。

このアルバム発売当時までは、グレゴリアン・チャントはリズムとは無関係であるはずでした。

これが意外や意外、リズムを導入しても聖性が失われず、リズムの導入によりかえって高揚感が増す事により新たな聖性を生み出している感じになったのです。

そういう意味に於いて、このアルバムは真に画期的なアルバムだったのです。

一旦誰かが作り上げてしまえば、簡単な事です。まさにコロンブスの卵であり、後になってからそのオリジナリティを云々することは容易いです。

しかし、当時誰も発想し得なかった点を考えると、もの凄くオリジナリティのあるアルバムです。

だからこそ、当時のヨーロッパを席巻しえたのです。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「美しき曲たち ワールドでファンタジックな音色」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

Enigma
1990
Album title
“MCMXC a.D.”
Label : Virgin

1 The Voice Of Enigma
2 Principles Of Lust
a: Sadeness
b: Find Love
c: Sadeness(Reprise)
3 Callas Went Away
4 Mea Culpa
5 The Voice & The Snake
6 Knocking On Forbidden Doors
7 Back To The Rivers Of Belief
a: Way To Eternity
b: Hallelujah
c: The Rivers Of Belief

プロフィール

Enigma(エニグマ)は、Michael Cretu(マイケル・クレトゥ)のソロ・プロジェクトです。

1990年から活動を始めています。

デビュー・アルバム”MCMXC a.D.”(1990年)はヨーロッパ中でセンセーションを巻き起こしました。

グレゴリアン聖歌をベースにしたダンストラックが新鮮でした。

Michael Cretu(マイケル・クレトゥ)はスペインのイビサ島に住んでいます。

アルバム

  1. MCMXC a.D. (1990) 本作
  2. The Cross of Changes (1993)
  3. Le Roi Est Mort, Vive Le Roi! (1996)
  4. The Screen Behind the Mirror (2000)
  5. Voyageur (2003)
  6. A Posteriori (2006)
  7. Seven Lives Many Faces (2008)
  8. The Fall of a Rebel Angel (2016)

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