Sarah Brightman / Harem(2003年)の紹介と感想

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このアルバム

タイトル通り、エスニックテイストのアルバム。これにダンス・ミュージックの要素も取り入れています。

ダンス・ミュージックを積極的に取り入れる点はマドンナに通じるものがあります。多くのクラブ系統のアーティストと仕事している点も似ています。

音楽ジャンルの垣根を越えて新たな試みをする姿勢は評価に値します。こうしたアーティストが増えると、商業音楽にも新しい風が吹き込まれるので、喜ばしいかぎりです。

取り入れているダンス・ミュージックはトランス、ブレイクビーツ、トリップ・ホップ等のつもりのようですが、少し違います。ですが、ダンス・ミュージックではあろうかと思います。こういうのもあっても良いとは思いmす。

ダンスミュージックを普段聴かない人には、少し驚きがあるでしょう。

なぜクラシックナンバーがダンスナンバーになるのだと。でも、クラブ系のアーティストはごくごく当たり前のようにクラシックナンバーをリミックスします。

意外かもしれないですが、クラシックとダンスミュージックは相性がいいのです。

そういうことを知ってもらいたいというのもこのアルバムの意図なのかもしれません。

アルバムの始まりは曲の名の通りオリエントな雰囲気。これがダンスナンバーへと変っていきます。この後も、クラシカルなボーカルにダンスナンバーを融合したものとなっています。

クラシカルな曲でからは、アレグリのミサ曲、プッチーニ「蝶々夫人」から”ある晴れた日に”、ボロディン「イーゴリ公」より”だったん人の踊り”が使われています。

最後のボーナストラックはプレスした国にによって曲が違うようです。

様々なアーティストもアルバム制作に参加しているのもこのアルバムの魅力でしょう。

2000年に病死した1980年代に一世を風靡したイエメンのオフラ・ハザ。ヴァイオリニストのナイジェル・ケネディ、プラハ交響楽団やロンドン交響楽団が参加。5曲目のA.R.Rahmanのようにチルアウトに近いアーティストも曲を提供しています。

10曲目:MandalayのBeautifulのカヴァー。さらにはCafe del Mar 6に収録されているリミックスがあります。この曲に関しては、Sarah Brightmanには悪いですが、比べものにならないくらいオリジナルやCafe del Marに収録されている曲の方がクオリティが高いです。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

Sarah Brightman
2003
Album title
“Harem”
Label : Angel Records

1 Harem
2 What a Wonderful World
3 It’s a Beautiful Day
4 What You Never Know
5 The Journey Home
6 Free
7 Mysterious Days
8 The War Is Over
9 Misere Mei
10 Beautiful
11 Arabian Nights
12 Stranger in Paradise
13 Until the End of Time
14 Gueri De Toi

Sarah Brightman(サラ・ブライトマン)プロフィール:

  • 13歳:ピカデリーシアターの「I and Albert」で劇場デビュー。
  • 16歳:ダンスグループの「バンズ・ピープル」の一員となる。
  • 18歳:「サラ・ブライトマン・アンド・ザ・ホット・ゴシップ」で全英チャート最高6位。
  • 21歳:ロンドンのミュージカル「キャッツ」のオリジナルキャストとしてジェミマ役で出演。
  • 23歳:アンドリュー・ロイド・ウェバーと結婚(1990年離婚)。
  • その後クラシック歌唱の練習を始め、1986年開幕のロイド・ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」のオリジナルキャストとしてクリスティーヌ役で出演。
  • 1992年に行われたバルセロナオリンピックで、スペインのオペラ歌手ホセ・カレーラスとのデュエットで五輪のテーマソング「AMIGOS PARA SIEMPRE」を閉会式で歌った。
  • アルバム”DIVE”(1993年)からソロ活動に専心。アンドレア・ボチェッリとのデュエット「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は驚異的なセールスを記録。
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