(映画)悪人(2010年)の感想とあらすじは?

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芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーの映画化。

キャッチコピーは次のとおりです。

「なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の”悪人”なのか?」

これって、主人公以外に人物も、大なり小なりの悪人であるということを言いたいのでしょうか?

それって、主人公の悪を他者へ転嫁しようとしているのでしょううか?

いや、そうでないとしても、他者へ目を向けようという、いわば、主人公から目をそらそうとしているのでしょうか?

そうだとしても、全くもって主人公に同情的になれません。しらーっとした気分で観てしまいました。いや、観るというよりは、眺めてしまったという方が正しいです。

同じ監督の作品にフラガール(2006年)があります。ずいぶんと作風が違います。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

以下、東宝株式会社のサイトから。

土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。

車だけが趣味で、何が楽しくて生きているのかわからない青年。

佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。

「本気で誰かに出会いたかった…」

孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし、祐一はたったひとつ光代に話していない秘密があった。彼は、連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった。

「もっと早く出会っていれば良かった…」

そんな祐一の自首を止めたのは光代だった。殺人犯との許されぬ愛…。生まれて初めて人を愛する喜びに満たされる光代は、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。

やがて地の果てとも思える灯台に逃げ込んだ2人は幸せなひとときを迎えるが、その逃避行が生んだ波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。

なぜ祐一は人を殺したのか? なぜ光代は殺人者を愛したのか? 引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?

絶望のどん底に突き落とされた人間たちが、善悪の葛藤のなかでもがき、そしてその先にひとつの謎が生まれる。

いったい誰が本当の”悪人”なのか?

その答えが明かされたとき、物語は、衝撃と感動のクライマックスを迎える。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

悪人
(2010年)

監督:李相日
原作:吉田修一
脚本:吉田修一、李相日
音楽:久石譲
音楽プロデューサー:岩瀬政雄、杉田寿宏
主題歌:福原美穂『Your Story』

出演:
清水祐一 / 妻夫木聡
馬込光代 / 深津絵里
増尾圭吾 / 岡田将生
石橋佳乃 / 満島ひかり
佐野刑事 / 塩見三省
久保刑事 / 池内万作
矢島憲夫 / 光石研
清水依子 / 余貴美子
清水勝治 / 井川比佐志
堤下 / 松尾スズキ
馬込珠代 / 山田キヌヲ
谷元沙里 / 韓英恵
安達眞子 / 中村絢香
石橋里子 / 宮崎美子
鶴田公紀 / 永山絢斗
清水房江 / 樹木希林
石橋佳男 / 柄本明

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