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(映画)シャッター アイランド(2009年)の感想とあらすじは?

この記事は約4分で読めます。

見ている映像が主人公の記憶なのか?幻想なのか?事実なのか?虚構なのか?

様々なシチュエーションの映像が複雑に入り乱れ、見ている方を錯乱に陥れていきます。

マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの4度目のタッグとなるミステリー・サスペンスです。

「ミスティック・リバー」の原作者デニス・ルヘインによる謎解きスリラーを映画化。

後味の悪い映画で、私の好みでは全くありません。

この後味の悪さは、「カッコーの巣の上で」と「羊たちの沈黙」を同時に見てしまったような感じです。

映画にはひたすら娯楽性を追求したいので、見始めた瞬間に「しまった」という思いがよぎりました。

前半で「こんな感じの終わりになるのだろうか?」と思っていたらそのままズバリだったので、ますます自己嫌悪。

そもそも、映画の本編が始まる前に、この線は並行です、とか、人間の脳は自分の都合のよいように物事をとらえてしまうのです、なぁんてテロップと解説があるものだから、終わりが読めてしまうのです!

最後の最後の場面、これは記憶・幻想・事実・虚構のいずれなのでしょうか?

さて、いろいろな映像を見せられて、最後の場面をみると、一番最初に見せられた映像というのを忘れるものです。嵐が過ぎたはずの病院が…。

これがこの映画の最大のヒントでしょう。

この映画も後味が悪い…

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1954年9月。

ボストンの沖合に浮かぶ孤島シャッター・アイランドからレイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまった。

シャッター・アイランドには精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院がある。病院は厳重な監視の下に運営されている。

レイチェルは鍵のかかった病室から煙の如く消えた。

事件を調べるため、連邦保安官のテディが相棒チャックと共に島を訪れた。島には激しい嵐が近づいていた。

窓に鉄格子、扉には鍵。そんなレイチェルのいた病室を調べているとき、テディはある紙を見つけた。そこには「4の法則」「67人目は誰?」という謎の言葉が書かれていた。

2人は患者たちへの聞き込みを開始するが、テディは事件と無関係なアンドルー・レディスという人物についての質問を繰り返す。

レディスは、テディのアパートに火をつけ、最愛の妻ドロレスを殺した放火犯である。テディは、その行方を探っていたのだ。レディスがこの病院に収容されていると知り、復讐するため、自ら失踪事件の担当になることを志願してこの島へテディはやって来た。

レイチェルの主治医にも聞き込みを行おうとしたが、医師は休暇を取って島を去っていた。あまりにもタイミングが良すぎやしないか?

そして、まるでセリフのように同じ証言を繰り返す囚人たちと何かを隠す職員。連邦保安官であるにもかかわらず、没収された武器。厳重に警備された廃灯台…。

聞き込みの中で、一人の患者からテディはメモを渡された。そこには「逃げろ」と書かれていた。

この島は何かがおかしい…。

そんな中、レイチェルが無事に戻ってきた。裸足で抜け出したはずなのに、傷一つない。テディはレイチェルの聴取を始めるが、3人のわが子を溺死させた過去を持つレイチェルはテディを自分の夫と思い込み、錯乱する。

嵐はますます激しくなってくる。

テディは島に来てから、体調が悪化していた。なぜ死んだ妻や忌まわしい戦時中の記憶が、白昼夢のようによみがえるのか?

自分が島にやってきた真相をチャックに話すと、チャックは謀られているのではないかと言いだした。自分から島に乗り込んだつもりが、逆におびき寄せられたのか?

そして、事前に調べてように囚人たちが人体実験に使われているという噂は本当なのか?

嵐が去ったと、事の真相を知るために廃灯台にテディは向かった。途中、崖の洞窟でひとりの女性を発見した。そこにいた人物こそ本物のレイチェルだった。

彼女は患者であったが、その前はこの島の精神科医だったという。そして、この島の秘密をテディに話し始めた。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

シャッター アイランド
(2009年)

監督: マーティン・スコセッシ
原作: デニス・ルヘイン 『シャッター・アイランド』(早川書房刊)
音楽監修: ロビー・ロバートソン

出演:
テディ・ダニエルズ / レオナルド・ディカプリオ
チャック・オール / マーク・ラファロ
ジョン・コーリー医師 / ベン・キングズレー
ドロレス・シャナル / ミシェル・ウィリアムズ
レイチェル・ソランド / エミリー・モーティマー
ジェレマイアー・ネーリング医師 / マックス・フォン・シドー
真実を知る謎の女 /パトリシア・クラークソン
ジョージ・ノイス / ジャッキー・アール・ヘイリー
アンドルー・レディス / イライアス・コティーズ

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