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(ドラマ)ゲーム・オブ・スローンズ シーズン3全10話の感想とあらすじは?

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これまで辺境に置かれていたデナーリス・ターガリエンが飛躍のための力をつけるシーズンです。とはいえ、キングズランディングを中心とした政争には、まだまだ影響を与えることはありません。

さて、ドスラク語は当然のことながら想像の言語ですが、そのドスラク語を創作したデイビッド・J・ピーターソンが、ヴァリリア語も創作したそうです。

ヴァリリア語は古代ヴァリリア帝国の言語で、ラテン語とロマンス諸語の関係のように、学問や洗練された会話で使われる高ヴァリリア語と、奴隷商人湾一帯で話されるクレオール言語のような低ヴァリリア語があるという設定です。

撮影も大変です。室内のシーンはセットらしいですが、野外のシーンはいろんな国にまたがっています。奴隷商人湾の都市アスタポアはモロッコのマラケシュの近くエッサウィラ。キングズランディングの野外シーンはクロアチアのドゥブロヴニク。壁の北はアイスランド。俳優も大変です。

第3話のタイトルは、奴隷が見せしめに磔にされる道の名に由来します。

ロックの隊の男たちが歌う「熊と美貌の乙女」(”The Bear and the Maiden Fair”)はラミン・ジャヴァディが作曲しました。ラミン・ジャヴァディはテーマ曲の作曲者です。

撮影場所はだいぶ固定化されてきています。当然と言えば当然なのですが…。屋外シーンは北アイルランドの各地。「壁」はアイスランドというからイメージ通りです。レディ・オレナとヴァリスが庭で語るシーンは、スペインっぽいですが、同じ地中海のクロアチアの植物園です。

デナーリスの一行はモロッコが中心。エッサウィラで撮影されたり、アスタポアのシーンはワルザザートで撮られたりしました。アスタポアの城壁などは、2005年の映画「キングダム・オブ・ヘブン」のために、エルサレムの城壁を模して建てられたものとのことです。

5話目と6話目、そして続く7話目、8話目は閑話休題と言ったところです。

この後に始まる展開の準備回です。文字通り、嵐の前の静けさとなります。嵐が始まる前の主要な登場人物の状況を描いています。

壁の向こう側のシーンはアイスランドのミーヴァトン湖周辺で撮影されました。ジョンとイグリットの愛のシーンはセットで撮られたのだろうと思っていましたが、実際に存在する温泉なのだそうです。湖近くの洞窟で撮影され、人気の観光地とのことです。

第8話で初めてセカンドサンズのダーリオ・ナハーリスが登場します。以後のシーズンの中で重要な登場人物となります。ですが、シーズン3のダーリオ・ナハーリスとシーズン4以降のダーリオ・ナハーリスは役者が違います。

シーズン3の第8話で登場するダーリオ・ナハーリスは、優男で、セクシーで妖しい雰囲気がプンプンしています。一方で、シーズン4以降は、優男という点では同じなのだが、セクシーな雰囲気がありません。セクシーで妖しいダーリオ・ナハーリスの方がゲーム・オブ・スローンズにはマッチしているように思います。

セカンドサンズがいるユンカイのシーンはモロッコのアイット=ベン=ハドゥの集落で撮影されました。

ゲーム・オブ・スローンズのシリーズ通じて、最も残酷な回が「キャスタミアの雨」です。

「キャスタミアの雨」とは七王国で人気の歌の名です。

タイウィンの非情さを歌ったもので、ラニスター家の有力な旗主・キャスタミアのレイン家が反逆した時に、冷酷に鎮圧したことが歌詞になっています。レイン家と雨(レイン)がかけられています。

スターク家が裏切られ殺される出来事を描く「キャスタミアの雨」ですが、釁られた婚儀と呼ばれるこのエピソードこそが、テレビ化されるきっかけになっています。

ベニオフとワイスの二人に深い衝撃を与え、テレビ・シリーズ化の権利を得ることを決めたとされるからです。

この「キャスタミアの雨」は、スコットランドの歴史上の2つの出来事をモチーフにしています。

1つが、スコットランドの王ジェームズ2世がダグラス氏族をエディンバラ城に招いた「ブラック・ディナー」として知られる出来事。死の象徴である黒い雄牛の頭が正餐の最後に出され、太鼓が鳴らされ続ける中、ダグラス氏族は虐殺されました。

もう1つが、マクドナルド氏族が客として招いたキャンベル氏族に38人を殺された「グレンコーの虐殺」です。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

第1話「新たな時代」

ホワイト・ウォーカーの襲撃の後

ホワイト・ウォーカーがナイツ・ウォッチを襲った。生き残った者はわずか。

サムウェル・ターリーは、ジョン・スノウのダイアウルフのゴーストと総帥ジオー・モーモントに救われる。

前シーズンの最後で、なぜサムがホワイト・ウォーカーに襲われなかったのかは、とても謎である。その謎が、今後解き明かされることがあるのだろうか。

ジオー・モーモントは、サムがホワイト・ウォーカーが現れたことを知らせる鴉を南に送り出せなかったことを叱った。そして、生存者たちに壁に戻るよう命じた。

ジョン・スノウは野人に囚われ、マンス・レイダーのところへ連れて行かれた。ジョンは巨人殺しのトアマンドをマンス・レイダーだと勘違いしたが、マンス・レイダーは自ら正体を明かした。

マンス・レイダーは野人の指導者でありナイツ・ウォッチの脱走者という設定である。生まれ持って王だったわけではなく、壁の向こうの氏族を説得して指導者となったカリスマである。

クラスターが自分の子をホワイト・ウォーカーに捧げていたのを総帥が知りながら何もしなかったことにジョンは疑問に思っていることを告白した。

ティリオンとタイウィン

ブロンが騎士になった。ブロンは再びティリオンに仕え始めた。ティリオンは父のタイウィンがキングズランディングに現れて以来政治の中枢から外されていた。ティリオンはタイウィンに会って、ブラックウォーターでの功績を認めてほしいことや、それに見合う論功行賞を求めたが、すべて拒絶された。この時、ティリオンは褒美がほしかったわけではなかった。ただ、父タイウィンに頑張ったと認めてもらいたかっただけだった。それなのに、タイウィンは侮辱でティリオンに報いた。悲しみを湛えたティリオンの表情が痛々しい場面である。

サンサとベイリッシュ

ピーター・ベイリッシュがサンサに近づいてきた。ピーター・ベイリッシュは、まもなく自分に命令が出て、キングズランディングを出発するといった。サンサを一緒に連れ出すことを約束した。

ジョフリーとレディ・マージェリーの行列が蚤の溜まり場を通った時、マージェリーは輿を降りて孤児院を訪れた。いかにもというパフォーマンスなのだが、為政者には必要なパフォーマンスがある。それすら理解しないジョフリーは悪王の名にふさわしい。

ドラゴンストーンにダヴォスが戻る

ダヴォス・シーワースは生き延びた。そしてサラドール・サーンの配下の船に拾われた。サーンは、スタニス・バラシオンがドラゴンストーンで閉じこもり、メリサンドルとしか話をしないという。ダヴォスは、スタニスとメリサンドルの悪関係を断つためにドラゴンストーンに向かった。

ダヴォスはスタニスと会ったが、ダヴォスが生き残ったことには全く関心示さなかった。メリサンドルは、自分をブラックウォーターに連れていかなかったから、大敗したのだと主張した。

ロブ・スターク軍、ハレンの巨城に入城

ロブ・スタークがラニスターと戦うためにハレンの巨城に着いたが、すべての捕虜はグレガー・クレゲインによって殺された後だった。ロブの軍では不満がたまっている。息子を殺されたカースタークはキャトリンがジェイミー・ラニスターを解放したために強い不満を持っていた。

デナーリス、アスタポアに到着

デナーリス・ターガリエンらは奴隷商人湾のアスタポアに着いた。アスタポアは穢れなき軍団が有名だ。穢れなき軍団は宦官奴隷の兵士だ。デナーリスは8,000の兵士を購入しようと考えていた。ただ、金の当てがあるわけではない。思案しながら近くの市場を歩いていた時、少女の姿の黒魔導師が蠍のような生き物を使ってデナーリスを襲ってきた。そこを救ったのがロバート王の王の盾の総帥だったバリスタン・セルミーだった。

第2話「三つ目の鴉」

サンサとマージェリーとジョフリー

サンサはマージェリーとマージェリーのレディ・オレナに昼食に招かれた。二人はジョフリーの人柄を知りたがっていた。サンサは取り繕った話をしたが、やがてジョフリーの残酷な面を語りだした。マージェリーとレディ・オレナは顔を見合わせた。夜、ジョフリーはマージェリーを自室に招いて狩りの話をした。ジョフリーは亡夫レンリー・バラシオンについて質問した。マージェリーはレンリーが女性を好まなかったと答えた。

ティリオンが自室に戻るとシェイいた。ティリオンは慌てた。タイウィンに見つかったらシェイの身が危ないからだ。シェイはそんなことを意に介さず、ピーター・ベイリッシュがサンサに興味を示していると教えた。

壁の向こう側の野人たちとナイツ・ウォッチ

マンス・レイダーらは壁に向かっていた。巨人殺しのトアマンドとイグリット、動物に乗り移れるワーグのオレルが一緒だ。オレルは鳥になり、最初の人々の拳でナイツ・ウォッチの死体を見たと言った。

一方、ホワイト・ウォーカーの襲撃から逃れたナイツ・ウォッチは壁に向かっていた。サムウェル・ターリーが疲労のあまり倒れ、グレンとエッドに助けられた。

ブランと新しい仲間

ブランは、ホーダー、オシャ、そして弟のリコンと共に旅を続けていた。ブランは夢の中で三つ目の鴉を射ようとする。そこに見知らぬ少年が現れ、鴉はブラン自身なので殺せないと言われる。旅の途中で、夢に出てきた少年ジョジェン・リードと姉のミーラと出会った。ジョジェンはブランと同じく予知夢が見え、ブランを探していたと言った。ブランはジョジェンと出会って以降、更に能力を開花していく。様々な意味において、ジョジェンはブランの案内人となる。

シオン・グレイジョイ捕まる

シオン・グレイジョイは見知らぬ男たちに捕えられ、拷問が続いた。男たちが去った後、シオンの姉ヤーラ・グレイジョイの使いだと言う男が現れ、助け出すと約束した。ゲーム・オブ・スローンズの登場人物の中で最悪・最狂のルース・ボルトンの落とし子ラムジー・スノウの登場である。

ロブ・スタークとアリア・スターク

ロブ・スタークが二通の手紙を受け取った。リヴァーランから祖父ホスター・タリーの死と、故郷のウィンターフェルがシオンらによって燃やされ、ブランとリコンが廃墟から見つかっていないというものだった。ロブは母キャトリンに知らせ、祖父の葬式に出るため、リヴァーランに向かった。キャトリンはタリサと話した。子供たちに起きた災いは、自分がジョン・スノウを愛せなかった報いだと語った。

北に向かって逃げているアリア、ジェンドリー、ホットパイはミアのソロスが率いる一団に見つかった。一団は旗印のない兄弟団のために戦っていると言い、3人を宿屋に連れて行って食事をさせた。食事を終えた3人が立ち去ろうとした、ハウンドことサンダー・クレゲインが捕まって宿屋に入ってきた。サンダーはアリアに気づいた。

ブライエニーとジェイミー

ブライエニーはジェイミー・ラニスターを連れ、キングズランディングに向かっていた。途中で出会った農夫に密告され、ルース・ボルトンの部下のロックに捕らえられてしまった。

第3話「処罰の道」

ティリオン大蔵大臣

タイウィン・ラニスターの下で小評議会が開かれた。席上、タイウィンはジェイミーの居場所を確認するが、ヴァリスにもわからないという。

会議で、タイウィンはピーター・ベイリッシュをアリンの谷間に送ることにした。ロブ・スタークの味方を減らすためだ。ピーター・ベイリッシュと幼い領主であるロビンの母ライサ・アリンと結婚させる計画もあった。このあたりからピーター・ベイリッシュの野望がちらほら見え隠れするようになる。彼の野望とは…、のちにドラマの中で彼の口から告げられる。

大蔵大臣だったベイリッシュの後任にティリオンを指名した。ベイリッシュはティリオンに財政の帳簿を引き渡した。ティリオンは帳簿を調べた。ベイリッシュがタイウィンとブレーヴォスのアイアン・バンクから多額の借金をしていたことを知った。アイアン・バンクとはまずい…。危険を察知することにおいてもティリオンは優れている。

ティリオンは、ブラックウォーターの戦いで命を救ってくれた礼として、従士のポドリック・ペインに三人の娼婦をあてがった。ここで、ポドリックの思わぬ特性が知れる。

シオン脱出…

捕まっていたシオン・グレイジョイは助けに来たという男に束縛を解かれて馬を与えられた。東に向かえば姉のヤーラに会えると言われた。だが、追跡者たちに追いつかれてしまう。そこに再び男が現れ、シオンを救った。恐怖は優しい顔をしてやってくるというが、まさにそうしたシーンである。

王の血を引く者

メリサンドルが船で発とうとしていた。光の王が示すであろう場所に向かうためだ。

スタニス・バラシオンは自分を見捨てるつもりかと詰め寄った。そして、レンリーの時同様に魔法でロブを殺すことを願うが、スタニスの力が弱まっているために無理だと言う。だからこそ、メリサンドルはスタニスと同じ王の血をひく誰かを探しに行くことにしたのだ。

アスタポア

ジョラー・モーモントとバリスタン・セルミーの意見が対立した。バリスタンは自由民の兵士がいいと言い、ジョラーは穢れなき軍団がいいと言った。デナーリスは穢れなき軍団を選んだ。

デナーリスはアスタポアの奴隷商人クラズニスと交渉した。8,000人の穢れなき軍団と、訓練中の少年たちの全員を買い取ると言う。

クラズニスが、デナーリスには金がないのを見透かしていた。どうする気だというと、ドラゴンの一頭と交換すると言う。クラズニスは最も大きいドラゴンを要求した。デナーリスは承知したが、通訳の奴隷ミッサンデイも譲り受けて去った。

野人の南下

マンス・レイダーに率いられた野人の軍は、最初の人々の拳に着いた。斬首された馬がホワイト・ウォーカーによって渦の形に並べられた光景を見つける。

ジョン・スノウは、オレルが見たと言うナイツ・ウォッチの死体がないことに気づいた。どこへいった…。マンス・レイダーは、死人は亡者になったのだと言った。

巨人殺しのトアマンドに、ジョンと20人を率いて壁を乗り越え、火の合図にあわせて壁の南側から攻撃しろといって送り出した。

生き延びたナイツ・ウォッチはクラスターの砦に辿り着いて休んだ。クラスターはいい顔をしなかったが受け入れた。そして、サムウェル・ターリーはジリが男の子を産むところに立ち会ってしまう。

リヴァーランド

リヴァーランで、ホスター・タリーが家族と旗主によって川で船葬にされていた。ホスターの弟のブリンデンが一矢で火矢を当てて、火葬となった。

キャトリンは叔父ブリンデンと悲しみをわかちあい、タリサは地下牢の捕虜のラニスター家の少年達を訪ね、傷の手当てをした。

その頃、サンダー・クレゲインは旗印のない兄弟団に荷馬車で連れ去られていた。アリアとジェンドリーは、宿屋に残って働くと言うホットパイと別れた。

ジェイミーとブライエニー

ロックとその部下は捕らえたジェイミー・ラニスターとブライエニーを護送していた。ジェイミーは、男たちがブライエニーを強姦するだろうと言い、抵抗すれば殺されるだろうと言う。予想通り、男たちがブライエニーを強姦しようとする。

ジェイミーは、ロックを説得した。ブライエニーの家は裕福だ。だから、娘を無傷で返せば身代金を支払うだろう。さらに自分を父のタイウィンの所へ返せば、黄金と地位がもらえると言って、ロックを買収しようとする。

ロックは良い話だと喜び、すぐさまジェイミーの縄をほどいた。だが、おもむろにジェイミーを抑えつけ右手を斬り落とした。ロックは騙されたふりをしたのだ。誰も彼も金で買収できるとは思わない方がいいということだ。人が重きを置く価値は千差万別で、金に重きを置かない者もいる。

第4話「穢れなき軍団」

マージェリーの駆け引き

ティリオンとヴァリスが話していた。ティリオンはブラックウォーターの戦いの中で刺客を放ったのが誰なのかを知りたがっていた。ティリオンはサーセイではないかと疑っていた。ヴァリスは分からないと言った。

ヴァリスは大きな箱を前にしながら己の過去の話を始めた。それは昔ミアで妖術師に去勢された時のことだ。ヴァリスは箱を開けた。中には妖術師がいた。この辺りは、ヴァリスの中に潜む闇が見え隠れする。

ヴァリスはピーター・ベイリッシュがライサ・アリンと結婚するため出発した時に、サンサを連れていくつもりであることを知った。ヴァリスはレディ・オレナと会って、ベイリッシュがサンサに興味を持っていることを話す。北部の盟主であるスターク家のサンサを取り込めば、ベイリッシュは危険な存在になるかもしれない。ヴァリスにしてみれば、政敵の力を削ぎたいところだろう。

ジョフリーがレディ・マージェリーをベイラー大聖堂に連れていった。そこではサーセイとレディ・オレナが結婚式の話をしていた。マージェリーはジョフリーが民衆を愛するべきだと言い、人々に手を振るため大聖堂の外へ連れ出した。マージェリーはこうしたあざとい演出を普通にこなせる。

サーセイは父タイウィン・ラニスターと話し合っていた。ジェイミーを取り戻すことの重要さとタイレル家の脅威についてだ。サーセイはマージェリーがジョフリーを手なずけていることにいら立っていた。

サンサが神々の森で祈っているところにマージェリーが話やってきた。マージェリーは、故郷のハイガーデンを見に来てほしいとサンサを誘った。マージェリーは自分が王妃になった暁には、サンサと兄のロラス・タイレルの結婚を取り計らうと言って、サンサを喜ばせた。タイレル家がスターク家も取り込もうという策略である。この頃のサンサは、まだまだウブである。

トンネルの中で

ブランは夢の中でジョジェン・リードと三つ目の鴉を追いかけていた。

シオンは姉のヤーラが待っているという場所に向かう。城の地下のトンネルで、シオンは男にブランたちを殺していないことを語った。助けてくれたので、つい心を許してしまった。ブランたちを見つけられなかったので、別の子供を殺したのだ。トンネルを抜けると、そこは脱出したはずの地下牢だった…。

アリアと旗印のない兄弟団

ロックたちは、利き腕を斬り落とされたジェイミーをあざけわらった。ジェイミーは剣を奪ったが、利き腕でないため簡単に倒される。ブライエニーは、死にたいと言うジェイミーに、負け犬だとののしり、復讐するために生きのびろと励ました。

アリア、ジェンドリー、サンダー・クレゲインは、ミアのソロスとその部下によって、旗印のない兄弟団の隠れ家に連れて行かれる。

隠れ家で、ベリック・ドンダリオンがハウンドを人殺しの罪で罰しようとするが、ハウンドは王を守るための殺人しかしていないと言う。アリアはそうでないはずだと言った。友達で肉屋の息子のマイカーを殺した。ハウンドは、マイカーが最初に襲ってきたと言うジョフリーの言葉を信じたのだと言う。ドンダリオンはハウンドに決闘裁判を宣告した。

クラスターの砦

サムとジリは、クラスターがジリの男の子のことを知ったらどうなるのかを話し合っていた。

ナイツ・ウォッチは死んだ仲間たちの葬式を行い、夕食のためクラスターの砦に戻った。カールがクラスターに粗末な食事の文句を言い、クラスターを私生児と呼んだ。クラスターは激昂し、カールに襲いかかるが、反撃をくらい死ぬ。ナイツ・ウォッチの間で戦いが始まり、総帥のモーモントが背中を刺された。混乱の中、サムはジリと幼児を連れて逃げ出した。サムも当初に比べると、だいぶ芯ができてきた。心の強さが現れるようになっている。

狭い海の向こう側

デナーリスは奴隷商人クラズニスと取引をした。ドラゴン一頭と8,000の穢れなき軍団の取引だ。

クラズニスはデナーリスがヴァリリア語を話せないと考えていたが、デナーリスはヴァリリア語を話すことができた。これまでの会話のすべてを理解していたのだ。デナーリスはドラゴンに命令してクラズニスを焼き尽くした。

デナーリスは穢れなき軍団に、アスタポアの奴隷商人を殺し、子供は助けて奴隷は解放するよう命じた。戦いの後、デナーリスは穢れなき軍団を解放し、自分のもとにとどまるか立ち去るか選ばせた。穢れなき軍団は、誰ひとり立ち去ろうとしなかった。デナーリスには真に忠実な軍を手に入れた。

第5話「炎の口づけ」

スタニス・バラシオンの妻と娘

スタニス・バラシオンがセリーンを訪ねた。セリーンはメリサンドルからすべてを聞いて承知していた。セリーンはすでに熱心な光の王の信者となっており、メリサンドルの言うことを信頼していた。この場面は、スタニスの方がまだ冷静で、奥方の方が妄信的になっているということを教えてくれる。スタニスは光の王を信じているというよりは、己が王になるために利用しようとしているのだろう。

娘のシリーンがサー・ダヴォスについて聞いてきた。スタニスはダヴォスが反逆罪で捕まり、地下牢にいることを教えた。シリーンは地下牢にダヴォスを慰めに訪れた。暇だろうから本を持って行ったのだが、ダヴォスは文字が読めないのだという。シリーンは、ダヴォスに字の読み方を教え始めた。

蘇りし者

旗標なき兄弟団の隠れ家となっている洞窟でベリック・ドンダリオンとサンダー・クレゲインが決闘裁判を始めた。ドンダリオンが剣から炎を出しハウンドを脅えさせたが、ハウンドが勝った。だが、驚いたことに死んだはずのドンダリオンが蘇った。ドンダリオンは決闘裁判の結果、ハウンドは無実であるとして釈放した。ミアのソロスは光の王がドンダリオンを六度復活させたと言う。しかし、ソロスにもなぜドンダリオンが生き返るのかが分かっていなかった。

アリアが洞窟を出ていこうと考えていると、ジェンドリーが兄弟団にとどまって鍛冶屋として働くと言う。

カースターク家

リヴァーランで、囚われていたラニスター家の少年が、復讐のためにリカード・カースタークとその家来に殺される。これを重くみたロブ・スタークはカースタークを地下牢に閉じ込め、家来たちを絞首刑にした。そして、カースタークを反逆罪で死刑とすることにした。カースターク家にしてみれば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということだろう。

タリサ、キャトリン、エドミュアは、カースターク家の忠誠を保つために助命を請うたが、ロブは自らの手でカースタークを処刑した。カースターク家の兵は去った。

ロブはラニスター家との戦を考え直していた。タリサに、ラニスター家の本拠であるキャスタリーロックを攻めると言った。そして、去ったカースターク家の兵の穴を埋めるため、双子城を支配するウォルダー・フレイと同盟を結ぶつもりだと言った。だが、ロブはフレイの娘との婚約を破っていた。この辺が北におけるスターク家の影響力の強さを踏まえてのことだろうが、虫のいい話ではある。

ジェイミーの治療

ハレンの巨城で、ロックは捕えたジェイミー・ラニスターとブライエニーを主君のルース・ボルトンに引き渡した。ボルトンは、ジェイミーの右腕を切り落としてしまったことを怒った。ジェイミーが貴重な人質だからだ。ブライエニーを解放し、ジェイミーを元メイスターのクァイバーンのもとに連れて行かせ、右腕の治療をした。ここでの出会いが、クァイバーンの立場を変えていくことになる。

ジェイミーは浴場に連れて行かれ、先に湯船に入っていたブライエニーに会う。ジェイミーはブライエニーに昔のことを話し始めた。ロバートの反乱、「狂王」エイリス・ターガリエン、エイリアスに父タイウィンを殺せと言われたこと、そして、エイリアスがワイルドファイアでキングズランディングを焼きはらおうとしたこと、などだ。ジェイミーはエイリアスがキングズランディングを焼き払おうとしたところで、王殺し(キング・スレイヤー)の汚名を着ようと覚悟したのだった。ブライエニーは、それが真実なら、汚名を被ることはなかったと思った。

ジョンとイグリット

ジョンは壁を千人のナイツ・ウォッチが守っていると言った。トアマンドは、嘘であれば殺すと脅す。

ジョンは剣を盗んだイグリットを追いかけて洞窟に入った。そこは暖かい温泉が湧いていた。そして、そこで二人は愛し合った。

穢れなき軍団の指揮官グレイ・ワーム

ジョラー・モーモントはバリスタン・セルミーがどこまで自分のことを知っているのかが気になっていた。バリスタン・セルミーが深いところまで知っていれば、己の立場が危ういからだ。

デナーリスは穢れなき軍団達に指揮官を選ばせた。穢れなき軍団の士官たちはグレイ・ワームを指揮官として選んだ。デナーリスは新たな名前を選ぶように言ったが、グレイ・ワームは今の名前のままが良いという。それはデナーリスが穢れなき軍団を解放した時の名前だからだと言う。

縁組

ロラスが従士のオリヴァーと剣の練習をしていた。ロラスとオリヴァーは深い仲だったが、オリヴァーはベイリッシュのスパイだった。オリヴァーはベイリッシュにタイレル家がサンサを娶ろうとしていると報告した。

ティリオンは膨れ上がる王の結婚式の費用について、茨の女王・オレナと相談した。オレナは半額をタイレル家で負担すると約束した。

タイウィンは、タイレル家が跡継ぎのロラスとスターク家のサンサを結婚させようとしていることをつかみ、先手を打ってサンサをティリオンと結婚させると言った。ティリオンは驚き、抗議するが無駄だった。そして、タイウィンはサーセイにもロラスに嫁がせると言った。

第6話「登壁」

ティリオンとサーセイの結婚相手

タイウィン・ラニスターが茨の女王オレナにサーセイとサー・ロラスの結婚を押しつけた。オレナはサーセイの年齢やジェイミーとの良からぬ噂などを述べ立てて断ろうとするが、タイウィンの脅しに屈した。タイウィンの剛腕ぶりが発揮された場面である。

サンサがロラスに近づこうとしている様子を見て、サーセイとティリオンは心中複雑だった。サンサとロラスの様子を見ながら、ティリオンはサーセイにあることを確かめた。それは、ブラックウォーターの戦いの間にサー・マンドン・ムーアが自分に刃を向けさせたのがサーセイなのかだ。だが、違うらしい。どうやら、ジョフリーが命令したようだった。

ティリオンはサンサの部屋に赴いた。そして、サンサが結婚する相手はロラスではなく自分だということを告げた。側にはシェイがいた。シェイに聞こえるように言ったのだ。あえてシェイに聞こえるように話したのは、ティリオンの優しさというべきだろう。だが、二人きりで話さなかったのは、逃げているとも言える。どちらの方が正解なのか…

王の血

メリサンドルが旗印のない兄弟団の隠れ家にやってきた。ソロスはメリサンドルと話をした。そして、ベリック・ドンダリオンが六度甦ったことを知って衝撃を受けた。ドンダリオンはメリサンドルが来た理由を聞いた。メリサンドルは、光の王が必要とする人物が兄弟団にいると言った。王の血を引くジェンドリーだ。それにしても、なぜジェンドリーが王の血を引いていることをメリサンドルは分かったのか…。旗印のない兄弟団がジェンドリーをメリサンドルに売ったのを知り、アリアは怒りを覚えた。

その頃、ロブはフレイ家の使者とキャスタリーロックを攻撃するための同盟を話し合っていた。ロブはウォルダー・フレイへ謝罪し、ハレンの巨城の領地と収入、エドミュアとウォルダーの娘ロズリンと結婚することを約束した。

ハレンの巨城では、ルース・ボルトンがジェイミー・ラニスターとブライエニーと食事をしていた。ルース・ボルトンは、ジェイミーが腕を失ったことを自分のせいでないことを父タイウィンに話すと誓う条件で、キングズランディングに送る約束をした。

ブランの旅

ジョジェンが発作を起こした。姉のミーラは緑視のせいだと説明した。ジョジェンが起きて、夢の中でジョン・スノウが野人と一緒にいるのを見たと言った。

シオン・グレイジョイへの拷問は過酷さを増していった。男は自分が何者で、今いる場所がどこなのかを答えろと言う。シオンは男がカースタークの一族で、カーホールドいると言ったが、間違いだった。男は拷問をつづけた…。

壁を登る

サムとジリは、壁に向かっていた。サムはジリに最初の人々の拳で見つけた黒曜石の短剣を見せ、カースル・ブラックの話を聞かせる。

巨人殺しのトアマンドに率いられた野人の一行は壁を登る準備をしていた。イグリットは、ジョンがまだナイツ・ウォッチに忠誠を誓っていることに気が付いていた。そして、野人たちは仲間を失いながらも壁を上り切った。

第7話「女剣士と熊」

婚約の影響

ティリオンとサンサの婚約について、サンサとティリオンはそれぞれ心中が複雑だった。ティリオンとの婚約のことを聞いたマージェリーはサンサを慰めた。そして、ティリオンはブロンと話しながら、シェイの気持ちを心配していた。

ジョフリーはタイウィンに、デナーリスとドラゴンの噂の件を聞いた。脅威になりうるのかが心配だったのだ。だが、タイウィンはまだ脅威にはならないと答えた。

その頃、キングズランディングを目指す船の上で、メリサンドルはジェントリーに、ロバート王が父親であると教えた。

シオンへの拷問

壁を越えたジョン・スノウと巨人殺しのトアマンドらの一行は、さらに南に向かった。南に向かう中で、オレルはイグリットに自分と一緒になるように説得をした。ジョンは依然としてナイツ・ウォッチに忠誠を誓っているに違いないからだ。

シオン・グレイジョイは二人の若い女性によって束縛から解放された。だが、それは一時的なものだった。拷問を続けてきた男が再び現れ、ついにシオンは去勢されてしまう。

スターク家の動向

北へ向かうブランは旅の途中でジョジェン・リードと話をしていた。オシャはジョンのいるカースル・ブラックを目指したがったが、ジョジェンは三つ目の鴉がいる壁の向こう側を目指すと言った。三つ目の鴉のゲーム・オブ・スローンズの中における立ち位置はこの時点ではわからない。

ロブらはエドミュアとロズリン・フレイの結婚式のために双子城に向かった。その道中、ロブはタリサから妊娠を告げられた。

旗印のない兄弟団の隠れ家で、アリアはベリック・ドンダリオンとソロスを非難した。ジェンドリーをメリサンドルに売り渡したからだ。アリアは旗印のない兄弟団から逃げ出したが、サンダー・クレゲインに捕まってしまった。ここから奇妙な旅が始まる。

ユンカイに着いたデナーリス

デナーリス・ターガリエンらは黄色の都市ユンカイに着いた。ユンカイでデナーリスは20万の奴隷を解放すると宣言した。デナーリスは使者を送り、降伏しなければアスタポアと同じように侵攻すると言った。ユンカイの使者が訪れ、デナーリスに黄金の延べ棒を贈った。これで去ってくれというのだ。だが、デナーリスの目的は違う。金品の要求ではなく、全奴隷の解放だった。ユンカイにしてみれば、最悪の要求である。

ジェイミーとブライエニー

ジェイミー・ラニスターがブライエニーを訪ねた。明日キングズランディングに向けて出発すると言う。ブライエニーはロックのもとに置いて行かれることになっていた。二人はここで別れることになる。ブライエニーはキャトリンとの誓約をジェイミーに誓わせた。サンサとアリアをキャトリンに戻すという誓約だ。

ジェイミー達のキングズランディングへの道中、クァイバーンがジェイミーの右腕の状態を調べた。クァイバーンが治療をしている最中、ジェイミーはブライエニーが気になり、ハレンの巨城に戻った。果たしてジェイミーが城に戻ると、ブライエニーは木剣で熊と戦わされていた。ジェイミーは闘技場に飛び込んでブライエニーを助けた。そして、ジェイミーとブライエニーはともにキングズランディングへ向かった。このブライエニーとジェイミーの旅も、アリアとハウンドの旅同様に奇妙だ。二組とも呉越同舟なのだが、奇妙な連帯感が生まれるようになる。これがシーズンの後半から終盤にどのように影響するのか…。

第8話「次子-セカンドサンズ-」

ティリオンとサンサの結婚式

ベイラー大聖堂で、サーセイがマージェリーにキャスタミアのレイン家の話をし、ラニスター家に反逆した旗主のレイン家を父タイウィンが滅ぼした話をした。その大聖堂でティリオンとサンサの結婚式が催された。

ジョフリーの意地悪さがここで発揮される。サンサの付き添いを敢えて自ら申し出て、サンサへあてつける。そして、セレモニーとしてサンサにラニスターの外套をかける儀式では、ティリオンを辱めるために踏み台をどかし、衆目の前で恥をかかせる。あらゆる側面からジョフリーは好きになれないが、こうした意地悪さも彼を嫌いになる立派な理由となる。

祝宴でティリオンは酔っ払った。タイウィンはさっさとサンサをつれて初夜の儀式を行えと命じた。ティリオンが気乗りしないでいると、ジョフリーが王の初夜権によってサンサを犯す言い出したので、ティリオンはジョフリーを去勢すると脅した。緊迫した空気が流れたが、ティリオンは酔ったせいだと言い訳をして場を離れた。ティリオンはサンサを連れて部屋へ戻ったが、サンサが望むまでは寝床を共にしないと告げた。この場面はサンサへの優しさというよりは、シェイへの気兼ねが強い。

ジェントリー

メリサンドルはジェンドリーを連れてドラゴンストーンに戻った。スタニスにはジェントリーが兄ロバートの落とし子だとすぐにわかった。

スタニスが牢にいるダヴォスを訪れた。ダヴォスは牢で字を読む練習を続けていた。そして、メリサンドルがジェンドリーを犠牲に捧げようとしていることを知り、ダヴォスは反対した。

メリサンドルは、ジェンドリーに流れる王の血を蛭を使って吸わせた。そして、その蛭を焼き、スタニスに敵対する者の名前を唱えた。ロブ・スターク、ベイロン・グレイジョイ、そしてジョフリー・バラシオン…。魔法なのか、運命なのか…。

アリアとハウンド

アリアはサンダー・クレゲインと旅をすることになった。寝ている間に殺そうとするが、できなかった。サンダー・クレゲインはアリアを連れ、兄のロブから身代金を得るつもりだった。そのため、エドミュアとウォルダー・フレイの娘の結婚式が行われる双子城を目指していた。

セカンドサンズ

サー・ジョラー・モーモントの情報では、ユンカイはメロが率いる傭兵集団セカンドサンズを雇っている。デナーリスはメロと副長二人に面会した。メロを買収して寝返らせようとしたのだ。

セカンドサンズの三人が戻り相談をした。相談の結果、デナーリスの陣に忍び込んで暗殺することにした。誰が行くかだ。三人は籤を引いた。ダーリオ・ナハーリスが当たった。

夜、湯あみをしていたデナーリスの前にダーリオが現れた。そして、メロともう一人の副長の首を見せた。ダーリオはデナーリス仕えることにした。デナーリスはセカンドサンズを手に入れた。

壁の向こう側

サムとジリは壁に向っていた。二人が小屋に泊まってジリの息子の名前を話し合っているとき、近くで鴉の群れが鳴いた。

サムが小屋を出て調べると、ホワイト・ウォーカーが襲ってきた。サムが倒され、ホワイト・ウォーカーはジリの子を手に入れようするが、サムがドラゴングラスでホワイト・ウォーカーを突き刺すと、ホワイト・ウォーカーは砕け散った。ドラゴングラス(黒曜石)がホワイト・ウォーカーに有効であることが分かり、そして、なぜ最初の人々の拳にドラゴングラスがあったのかの謎が明かされる。

第9話「キャスタミアの雨」

ジョン・スノウの裏切り

サムウェル・ターリーとジリは南に向かっていた。サムは、壁沿いの無人の城を使って壁を超えるつもりだった。サムの膨大な知識が生かされる。その知識の中から、選択した手段・方法を実行する点は、参謀に向いていると言える。

壁を越えたジョン・スノウと野人の一行は、馬飼いの老人の家を襲った。そのすぐ近くにブランたちがいた。ブランとジョジェン・リードがどうやって壁を超えるかを話し合っていたところ、ミーラ・リードが馬飼いの走り去る姿に気づく。状況が分からないブランたちだったが、野人たちに見つかるわけにはいかなかった。だが、ホーダーが雷におびえて叫び始め、野人たちに見つかりそうになる。

トアマンドはジョン・スノウに馬飼いを殺させようとした。本当にナイツ・ウォッチから離れたのかを試すためだ。だが、ジョンは馬飼いを殺すことができなかった。代わりに、イグリットが矢で殺した。

命令に従わなかったジョンをトアマンドは信用できないと判断した。そして、ジョンを殺すよう命じた。イグリットがジョンを守ろうとする。それを見ていたブランは、自分のダイアウルフのサマーに入ってジョンを助けた。サマーとゴーストが野人たちを襲っている間に、ジョンはオレルを殺して、馬を盗んで壁に向かって逃げた。

ブランはオシャにリコンを連れてスターク家の旗主アンバー家の本拠であるラスト・ハースに行くよう頼んだ。ブランたちはここで別れる。ブランとジョジェン、ミーラ、ホーダーの4人は三つ目の鴉を探しに壁の向こう側に向かった。ブランはその使命に従うだけなのだが、ブランの存在はかなりの独自性を帯びていくことになる

ユンカイ攻略

デナーリスたちはユンカイをどのように攻めるかを話し合っていた。ユンカイに詳しいダーリオ・ナハーリスはデナーリスに市の裏門のことを話した。そこから忍び込んで表門を開ければ軍を入れることができる。ジョラー・モーモントは半信半疑だったが。デナーリスはグレイ・ワームに意見を聞き、グレイ・ワームが作戦に賛同したので、ダーリオの作戦を採用した。

ダーリオ、ジョラーそしてグレイ・ワームは裏門から忍び込んだが、ユンカイの奴隷兵士に待ち伏せされてしまう。だが、奴隷兵士たちを味方につけ、ユンカイを制圧した。

釁られた婚儀

ロブ・スターク率いるスターク軍がフレイ家の本拠双子城に着いた。

ロブはウォルダー・フレイとその娘たちに婚約を破棄してしまったことを詫びた。ウォルダーは謝罪を受けいれ、互いのわだかまりは終わった。そして、ウォルダーは上機嫌に、ロブの妻タリサを近くでよく見たいと言った。

アリアはハウンドと一緒に、母キャトリンと兄ロブがいる双子城に向かっていた。ハウンドは荷車を引く商人のふりをして忍び込むつもりだった。

その頃、城ではロブの代わりにウォルダーの娘と結婚することになってるエドミュア・タリーが花嫁ロズリンの美しさに喜んでいた。すぐに結婚式が執り行われ、祝宴が始まった。宴の半ばで床入りの儀式が始まり、エドミュアとロズリンは部屋へ運ばれていった。

新郎新婦が去ると「キャスタミアの雨」が流れ始めた。キャトリンはいぶかしく思い始めた。なぜ婚儀の席で、似つかわしくない曲が流れるのか…。ルース・ボルトンが外套の下に鎖帷子を着込んでいるのに気付くと、裏切りであることを確信した。キャトリンがロブに警告をしようとしたが、すぐにウォルダーが家臣にスターク家を襲わせた。

身籠ったタリサが、ローサーによって何度もお腹を刺されて殺される。そして、ロブも石弓に射ぬかれてしまう。

城内に忍び込んだハウンドとアリアだったが、様子がおかしいことに気が付いた。アリアの目の前でフレイ家の者がスターク家の兵士とロブのダイアウルフのグレイウィンドを殺すのを見た。ハウンドは事態のマズさにすぐさま気が付き、アリアを気絶させ運んで逃げた。

その頃、キャトリンは傷つきながらも、ウォルダーの若妻を捕えて人質とし、ロブの助命を訴えた。だが、ウォルダーは拒否し、ルース・ボルトンはロブの心臓を突き刺した。キャトリンは泣き叫び、ウォルダーの妻を殺すが、すぐさまウォルダーの息子ブラック・ウォルダー・リヴァーズに喉を掻き切られて絶命した。

第10話「次なる戦いへ」

悲報

結婚したものの、ティリオンとサンサの溝は深いままだった。だが、互いが見捨てられた者同士という似た立場であった。

ティリオンの従者ポドリック・ペインがやって来た。小評議会にティリオンが呼ばれた。そして、双子城でロブとキャトリンが殺されたことを知る。なんということだ…。

ジョフリーはサンサへの贈り物としてロブの首をキングズランディングに運ぶよう命令した。これに怒ったティリオンはジョフリーを脅したが、ジョフリーもティリオンを脅し返した。仲裁にはタイウィンが入った。

タイウィンはティリオンに、ティリオンとサンサの息子が成人するまでルース・ボルトンを北部総督にすると告げた。ティリオンは北部人はこの事件でのラニスター家の役割を忘れないだろうと警告した。タイウィンは冷酷そのもので、人としての血が通っていないが、ティリオンは表面的に皮肉屋だが、人間味がある。

ティリオンは自室に戻り、双子城での悲劇をサンサに伝えた。だが、サンサがすでに聞かされた後であることを知った。慰める言葉などないことを分かっているティリオンはその場を去った。

ヴァリスとシェイ

ヴァリスはシェイと話をして、エッソスに旅立って新しい人生を送るよう説得した。そのための資金も用意した。シェイはティリオン唯一の弱みである。それを知るヴァリスはティリオンの弱みを取り除くことで、ティリオンの力を発揮させたいと考えていた。ヴァリスは自ら権力を握らず、能力のある者を使おうと考える人物である。このスタンスは一貫しており、信念を持った人物である。

ジェイミー・ラニスター、ブライエニー、そしてクァイバーンがキングズランディングに着いた。

アリアの復讐

ハウンド(=サンダー・クレゲイン)とアリアは、ロブの死体にダイアウルフのグレイウィンドの頭がつけられて運ばれていくのを見る。

アリアとハウンドは4人のフレイ家の兵がスターク家の者を殺した話をしているところに出くわし、アリアはロブの死体を冒涜したと言う兵士の首を何度も刺して殺した。

婚儀の翌朝、ウォルダー・フレイとルース・ボルトンは様々なことを話した。ウォルダー・フレイはリヴァーランの領主とルース・ボルトンは北部総督を得ていた。一方で、ブラックフィッシュ(=ブリンデン・タリー)には逃げられていた。

ホワイト・ウォーカーの知らせ

ブラン、ジョジェン・リード、ミーラ・リードらが休んでいると、大男が井戸を登って出て来た。サムウェル・ターリーだった。サムはブランのダイアウルフを見て、ブランであることに気が付いた。ブランはサムに壁の北に連れて行ってくれと頼んだ。

だが、サムはジリと子供を安全なところへ送り届ける必要があり、また、壁の向こうで見たことを報告しなければならなかった。いっしょに行けないサムは、ブランたちにドラゴングラス(黒曜石)を与えた。そして、ホワイト・ウォーカーを殺す力があると教えた。

サムとジリはカースル・ブラックに着き、メイスター・エイモンに壁の向こう側での出来事を報告した。メイスター・エイモンはジリとその息子を避難民と認めて滞在を許し、七王国中にホワイト・ウォーカーの到来を知らせる鴉を送り出した。

それにしても、サムの知識はおそるべし。井戸の抜け道を知っているなんて、どこでその知識を仕入れたのか…。

ジョン・スノウの帰還

ジョン・スノウはイグリットを説得しようとしたが、ジョンが去ろうとした瞬間にイグリットは矢を放った。ジョンは何とか馬に乗るが、イグリットの矢はジョンにあたった。ジョンは傷を負いながら、カールス・ブラックに着いたナイツ・ウォッチたちはジョンを運び入れ、サムとピップが手当てをした。

ラムジー・スノウ

ドレッドフォート城で、シオンはラムジー・スノウに、殺してくれと懇願していた。ラムジーはシオンが死んでは価値が無くなるので、殺しはしないが、完全な下僕にすべくリーク(くさや)と名付けて拷問をつづけた。シオンは崩壊寸前だった。

そのシオン・グレイジョイの体の一部が入った箱がベイロン・グレイジョイの下へ届けられた。シオンの姉ヤーラは助けに行くことを提案するが、ベイロンは脅しを拒絶した。ヤーラは独断で50人の最強の戦士と最速の船でシオンを助けに向かった。

ダヴォス、ジェンドリーを逃がす

ダヴォス・シーワースは地下のジェンドリーを訪ね、己の身の上話をした。

ダヴォスがシリーンと字を読む練習をしている時、ナイツ・ウォッチから送られた手紙が届き、内容を読んだ。そして、ダヴォスはスタニスとメリサンドルに会いに行き、ロブ・スタークが死んだことを話した。スタニスはメリサンドルが蛭を焼いた儀式のおかげだと言った。

メリサンドルは、光の王に捧げる犠牲としてジェンドリーを火あぶりにしようと考えていた。それを知ったダヴォスは地下牢からジェンドリーを連れ出して逃がした。

ジェンドリーを逃がしたことを知り、スタニスはダヴォスの処刑を命じるが、ダヴォスはナイツ・ウォッチからの手紙を見せた。そこにはホワイト・ウォーカーの件が記されていた。メリサンドルは、北部を救えるのはスタニスだけで、そのためにはダヴォスの助けが必要になるから、ダヴォを処刑することを止めるよう進言した。

ユンカイ解放

デナーリス・ターガリエンはユンカイの奴隷たちから「ミサ」と呼ばれるようになった。古代ギスカル語で「母」を意味する。デナーリスは奴隷たちに担がれ、空ではドラゴンが自由に飛び回っていた。

各シーズン紹介

シーズン1

  • 第1話「冬来たる」
  • 第2話「王の道」
  • 第3話 「冥夜の守人」
  • 第4話 「壊れたものたち」
  • 第5話 「狼と獅子」
  • 第6話 「黄金の冠」
  • 第7話 「勝つか死ぬか」
  • 第8話 「進軍」
  • 第9話 「ベイラー大聖堂」
  • 第10話 「炎と血」

シーズン2

  • 第1話「王の乱立」
  • 第2話「粛清」
  • 第3話 「鉄の決意」
  • 第4話 「光と影」
  • 第5話 「ハレンの巨城」
  • 第6話 「古今の神々」
  • 第7話 「義なき男」
  • 第8話 「決戦前夜」
  • 第9話 「ブラックウォーターの戦い」
  • 第10話 「勝者」

シーズン3

本シーズン

  • 第1話「新たな時代」
  • 第2話「三つ目の鴉」
  • 第3話 「処罰の道」
  • 第4話 「穢れなき軍団」
  • 第5話 「炎の口づけ」
  • 第6話 「登壁」
  • 第7話 「女剣士と熊」
  • 第8話 「次子-セカンドサンズ-」
  • 第9話 「キャスタミアの雨」
  • 第10話 「次なる戦いへ」

シーズン4

  • 第1話「二本の剣」
  • 第2話「獅子と薔薇」
  • 第3話 「奴隷解放者」
  • 第4話 「誓約を果たすもの」
  • 第5話 「新王誕生」
  • 第6話 「裁判」
  • 第7話 「月の扉」
  • 第8話 「山と毒蛇」
  • 第9話 「黒の城の死闘」
  • 第10話 「世継ぎたち」

シーズン5

  • 第1話「新たな戦いの幕開け」
  • 第2話「黒と白の館」
  • 第3話 「雀聖下」
  • 第4話 「ハーピーの息子たち」
  • 第5話 「壁の決断」
  • 第6話 「父の仇」
  • 第7話 「贈り物」
  • 第8話 「堅牢な家」
  • 第9話 「竜の舞踏」
  • 第10話 「慈母の慈悲」

シーズン6

  • 第1話「紅の女」
  • 第2話「故郷」
  • 第3話 「背任者」
  • 第4話 「異客の書」
  • 第5話 「扉」
  • 第6話 「血盟の血」
  • 第7話 「砕かれし者」
  • 第8話 「誰でもない者」
  • 第9話 「落とし子の戦い」
  • 第10話 「冬の狂風」

シーズン7

  • 第1話「ドラゴンストーン」
  • 第2話「嵐の申し子」
  • 第3話 「女王の正義」
  • 第4話 「戦利品」
  • 第5話 「イーストウォッチ」
  • 第6話 「壁の向こう」
  • 第7話 「竜と狼」

情報(題名・監督・俳優など)

監督:ティモシー・ヴァン・パタン、ブライアン・カーク、ダニエル・ミナハン、アラン・テイラー
原作:ジョージ・R・R・マーティン

シーズン3主要人物

スターク家

  • ロブ・スターク / リチャード・マッデン (スターク家の長男。「北の王」)
  • タリサ・マイギア / ウーナ・チャップリン (ロブ・スタークの妻。ヴォランティス出身の治療者。)
  • サンサ・スターク / ソフィー・ターナー (スターク家の長女)
  • アリア・スターク / メイジー・ウィリアムズ (スターク家の次女)
  • ジェンドリー / ジョー・デンプシー (アリア・スタークの友。ロバート王の落とし子。)
  • ホット・パイ / ベン・ホーキー (アリア・スタークの道連れ。パン屋の息子。)
  • ブラン・スターク / アイザック・ヘンプステッド=ライト (スターク家の次男。転落事故で下半身不随。)
  • オシャ / ナタリア・テナ (スターク家の召使。元「野人」。)
  • ホーダー / クリスチャン・ナイアン (スターク家の召使。)
  • ジョジェン・リード / トーマス・サングスター (ブランの旅の仲間、ミーラの弟)
  • ミーラ・リード / エリー・ケンドリック (ブランの旅の仲間、ジョジェンの姉)
  • リコン・スターク / アート・パーキンソン (スターク家の末息子)
  • キャトリン・タリー / ミシェル・フェアリー (エダード・スタークの妻。タリー家出身)
  • ブライエニー / グェンドリン・クリスティー (女性騎士、タース島領主の娘)
  • ジョン・スノウ / キット・ハリントン (エダードの落とし子、「ナイツウォッチ」)
  • リカード・カースターク / ジョン・スタル (スターク家の旗主カースターク家の長)
  • グレイウィンド / (ロブのダイアウルフ)
  • サマー / (ブランのダイアウルフ)
  • シャギードッグ / (リコンのダイアウルフ)
  • ゴースト / (ジョン・スノウのダイアウルフ)

ボルトン家

  • ルース・ボルトン / マイケル・マケルハットン (スターク家の旗主でドレッドフォート公)
  • ラムジー・スノウ / イワン・リオン (ルース・ボルトンの落とし子)
  • ロック / ノア・テイラー (ボルトン家の家臣)
  • ミランダ / シャーロット・ホープ (ラムジーの残虐な召使にして愛人)

グレイジョイ家

  • ベイロン・グレイジョイ / パトリック・マラハイド (グレイジョイ家当主。「鉄諸島」)
  • ヤーラ・グレイジョイ / ジェンマ・ウィーラン (シオンの姉。「鉄諸島」。)
  • シオン・グレイジョイ / アルフィー・アレン (グレイジョイ家の世継ぎ、スターク家の里子。「鉄諸島」)

ラニスター家

  • タイウィン・ラニスター / チャールズ・ダンス (ラニスター家の当主、サーセイらの父)
  • サーセイ・ラニスター / レナ・ヘディ (ロバート王の妃、ジェイミーと双子)
  • ジェイミー・ラニスター / ニコライ・コスター=ワルドー (「王の盾」の騎士、サーセイと双子)
  • ティリオン・ラニスター / ピーター・ディンクレイジ (サーセイとジェイミーの弟。小人。)
  • ブロン / ジェローム・フリン (ティリオンの友人。傭兵。)
  • サンダー・クレゲイン / ロリー・マッキャン (ラニスター家の家臣「ハウンド」。グレガーの弟)
  • シェイ / シベル・ケキリ (ティリオンの愛人。エッソス出身の娼婦。)
  • ポドリック・ペイン / ダニエル・ポートマン (ティリオンの従者)
  • クァイバーン / アントン・レッサー (人体実験で除名された元メイスター)
  • マーリン・トラント / イアン・ビーティー (「王の盾」の騎士)

タイレル家

  • マージェリー・タイレル / ナタリー・ドーマー (タイレル家の長女。レンリー、ジョフリー、トメンの未亡人。)
  • ロラス・タイレル / フィン・ジョーンズ (マージェリーの兄。「花の騎士」)

バラシオン家

  • ジョフリー・バラシオン / ジャック・グリーソン (王。ロバート王とサーセイの長男。)
  • トメン・バラシオン / カラム・ワリー (王。ジョフリーとミアセラの弟。)
  • ミアセラ・バラシオン / エイミー・リチャードソン (ジョフリーの妹、トメンの姉)
  • スタニス・バラシオン / スティーヴン・ディレイン (ロバート王の弟、レンリーの兄)
  • ダヴォス・シーワース / リアム・カニンガム (スタニスの家臣。元密輸業者。「玉葱の騎士」)
  • マットス・シーワース / カー・ローガン (ダヴォス・シーワースの息子)
  • メリサンドル / カリス・ファン・ハウテン (「光の王」の女祭司、スタニスに仕える)
  • サラドール・サーン / ルシアン・ムサマティ (海賊。スタニスに味方する。)
  • セリース・フロレント / タラ・フィッツジェラルド (スタニスの妻。フロレント家の出身)
  • レンリー・バラシオン / ゲシン・アンソニー (ロバート王の末弟)

タリー家

  • ホスター・タリー / クリス・ニューマン (タリー家の長。キャトリンらの父)
  • エドミュア・タリー / トビアス・メンジーズ (タリー家の長男。キャトリンの弟)
  • ブリンデン・タリー / クライヴ・ラッセル (キャトリンの叔父。「ブラックフィッシュ」)

ターリー家

  • サムウェル・ターリー / ジョン・ブラッドリー (「ナイツウォッチ」。ジョン・スノウの太った友人)

フレイ家

  • ウォルダー・フレイ / デイビッド・ブラッドリー (フレイ家当主。タリー家の旗主。)
  • ローサー・フレイ / ダニエル・タイート (ウォルダー公の息子)
  • ロズリン・フレイ / アレキサンドラ・ドーリング (ウォルダー公の娘。エドミュアの妻)
  • ウォルダー・リヴァーズ / ティム・プレスター (ウォルダー公の落とし子)

ターガリエン家

  • デナーリス・ターガリエン / エミリア・クラーク (ターガリエン家の王女。ヴィセーリスの妹)
  • ヴィセーリオン / (デナーリスのドラゴン)
  • ドロゴン / (デナーリスの最大のドラゴン)
  • レイガル / (デナーリスのドラゴン)
  • ジョラー・モーモント / イアン・グレン (ジオーの息子、デナーリスの家臣)
  • バリスタン・セルミー / イアン・マッケルヒニー (「王の盾」の元総帥でデナーリスの家臣)
  • ミッサンデイ / ナタリー・エマニュエル (デナーリスの通訳)
  • グレイ・ワーム / ジェイコブ・アンダーソン (「穢れなき軍団」の司令官)
  • エイモン / ピーター・ヴォーン (「壁」の盲目のメイスター、ターガリエン家出身)

ナイツウォッチ

  • ジオー・モーモント / ジェームズ・コスモ (「ナイツウォッチ」の総帥。ジョラーの父)
  • グレン / マーク・スタンリー (「ナイツウォッチ」、ジョンの友)
  • ピップ / ジョセフ・アルティン (「ナイツウォッチ」、ジョンの友)
  • エディソン・トレット / ベン・クロンプトン (ドロラス・エッド、「ナイツウォッチ」の雑士)
  • カール・タナー / バーン・ゴーマン (「ナイツウォッチ」の反逆者)
  • ドロラス・エッド / ベン・クロンプトン (エディソン・トレット、「ナイツウォッチ」の雑士)
  • ラスト / ルーク・バーンズ (「ナイツウォッチ」の反乱者)

野人

  • イグリット / ローズ・レスリー (「野人」の女戦士、弓の名手)
  • マンス・レイダー / キーラン・ハインズ (「野人」の王、「壁の向こうの王」)
  • 鎧骨公 / エドワード・ドリアーニ (「野人」の戦頭で骨の鎧を着る)
  • クラスター / ロバート・パフ (娘を妻とし大家族を率いる「野人」)
  • ジリ / ハンナ・マリー (クラスターの娘であり妻の一人)
  • トアマンド / クリストファー・ヒヴュ (「巨人殺し」。「野人」の戦頭)
  • オレル / マッケンジー・クルック (「野人」の皮装者)

旗印のない兄弟団

  • ベリック・ドンダリオン / リチャード・ドーマー (無法者集団「旗印のない兄弟団」の長)
  • アンガイ / フィリップ・マクギンリー (「旗印のない兄弟団」の弓の名手)
  • ミアのソロス / ポール・ケイ (「光の王」の祭司、「旗印のない兄弟団」)

小評議会

  • ピーター・ベイリッシュ / エイダン・ギレン (蔵相、小貴族の出、”リトルフィンガー”)
  • オリヴァー / ウィル・テューダー (ベイリッシュのスパイで男娼)
  • ロス / エスメ・ビアンコ (ベイリッシュのスパイの娼婦)
  • ヴァリス / コンリース・ヒル (スパイの元締めの宦官)
  • パイセル / ジュリアン・グローヴァー (王に仕えるグランド・メイスター)

その他

  • ダーリオ・ナハーリス / エド・スクレイン (エッソスの傭兵部隊「次子」の司令官)
  • クラズニス / ダン・ヒルデブランド (アスタポアの奴隷商人)
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