2011年第50回NHK大河ドラマは?
相当気の早い話だが、2011年は大河ドラマで誰を主人公にするのか予想してみたい。
2011年は大河ドラマ第50回という記念の年となるので、記念の大河らしい歴史上の大物を主人公に選ぶであろうし、原作があるのならば巨匠の作品を原作に選ぶのではないだろうか。
順当に考えれば、2011年は戦国時代になるのだろう。
とすると、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の誰かになる可能性が高い。
難しいのは原作である。…予想不能である。
大穴の予想をしてみたい。
それは、2010年の大河ドラマの主人公が坂本龍馬で、2009年から始まるスペシャル大河ドラマが「坂の上の雲」という点から考えた場合である。
坂本龍馬というと司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」という金字塔があり、これを思い浮かべる人が多いだろう。
この「竜馬がゆく」と「坂の上の雲」と来ると、間にある「翔ぶが如く」がすっぽりと抜け落ちることになる。
NHKが意図してのことなのか、2009年からのスペシャル大河を考えると巨匠・司馬遼太郎氏を意識しているようにしか思えないので、この流れだと2011年は2年連続で幕末・明治ときて、主人公は西郷隆盛ということも考えられるのではないかと思ってしまう。
すでに「翔ぶが如く」は大河ドラマの原作となっているので、これが原作になることはないが、西郷隆盛というと海音寺潮五郎という巨匠の作品群があり、これを原作にすることもできる。
主人公といい、原作者といい、50回の記念大河ドラマにふさわしいのは言うまでもない。
2011年NHK大河ドラマは「お江の方」
第50作目の大河ドラマは、徳川幕府第2代将軍、徳川秀忠の正室であるお江(ごう)の方が主人公となる「江~姫たちの戦国~」に決まった。
舞台となるのは戦国時代末期から安土桃山時代を経て江戸時代初期になります。
脚本家は「篤姫」を手掛けた田渕久美子。原作はなく、オリジナル作品である。
柳の下の二匹目のドジョウを狙う、という諺の通り…だよね。
主役に宮崎あおいをもってくれば完璧。
まぁ、宮崎あおいはないにしても、若手女優のだれを持ってくるのかが楽しみである。
さて、私の予想はものの見事に外れた。
戦国ものになるのが順当だったとはいえ、これは全く想定していなかった。
「江 姫たちの戦国」 を楽しむための2冊
2011年大河ドラマ「江 姫たちの戦国」を楽しむための小説を2冊紹介。
- 永井路子「乱紋」
- 諸田玲子「美女いくさ」
どちらも、お江(ごう)を主人公としている。
上野樹里が2011年大河主演
2010年2月17日に、2011年度のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の主演として上野樹里が決まったことを発表。
噂として流れていた人選だったが、噂がそのまま来るとは珍しい。
上野樹里の同世代といえば、宮崎あおいがいる。大河ドラマの主演では先輩になる。来年はどうしても宮崎あおいと比較されることになるだろう。
同世代であること、脚本家が同じであることなど、共通点が多すぎる。