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(映画)マスター・アンド・コマンダー(2004年)の感想とあらすじは?

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感想/コメント

全20巻からなるパトリック・オブライアンの世界的ベストセラー海洋歴史冒険小説、”オーブリー&マチュリン”シリーズから、第10作目『南太平洋、波瀾の追撃戦』を軸に映画化した作品です。

映画の公開時コピーが以下の通り。

『1805年――ヨーロッパ征服を狙うナポレオンの前に多くの兵士の命が犠牲となった。窮地に立つ英国軍が、一人の艦長のもとへ送り込んだのはまだ幼い少年たちであった…。』

こうあると、艦長と少年達の関係が主軸となって物語が進行するのかと思っていました。映画の題名も、それを彷彿させていたので尚更でした。

ですが、主軸はジャック・オーブリー艦長とスティーヴン・マチュリン医師の友情です。二人の友情が主軸となり物語が展開していきます。

任務と友情。どちらを優先させるのか。

最初は任務を優先させていたジャック・オーブリー艦長でしたが、ある事件が起きて、考え方を変えます。

その決断に至るまで悩む様子も描かれています。この辺りが見どころの一つでしょうか。

最大の見どころは、やはり海戦シーンでしょう。帆船同士の追跡。そして、大砲を使用した接近戦、そこから白兵戦へと移行します。

海戦を主体にした映画が少ないなかで、この映画はダイナミックな海戦シーンが展開されます。これはやはり見どころでしょう。

話の展開、キャスト、映像、音楽が上手くまとまっており、総じて無難な映画です。ですが、今ひとつ満足感が得られないのは、無難すぎるためかもしれません。

映画の最後で、大どんでん返しがあるのですが、これは見てのお楽しみということで。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1805年。

ヨーロッパはナポレオンに席巻されつつある。

海の上でもフランス勢力は圧倒的優勢を誇っていた。多くの兵士の尊い命が犠牲となり、イギリス軍は兵力を補うため幼い少年たちまで徴兵しなければならない戦況に立たされている。

弱冠12歳の士官候補生ブレイクニーら数人の少年たちも兵士として軍艦サプライズ号に乗り込む。軍艦サプライズ号は伝説的な名艦長として名を馳せるジャック・オーブリー(ラッセル・クロウ)が率いていた。

ジャック・オーブリー艦長は、フランス軍の武装船アケロン号を拿捕するという危険な大追跡に挑む。

船はアケロン号の方が数段上の性能を誇っている、攻撃力でもアケロン号が圧倒的な優位に立つ。ジャック・オーブリー艦長は戦う術も知らない幼い少年達の訓練をしながらアケロン号の追跡に挑む。

アケロン号との最初の出会いは霧の中だった。サプライズ号はなすすべなく、ひたすらに逃げるしかなかった。

そして、次に出会ったときには船尾を取られていた。これも、何とか攻撃をかわすので精一杯であった。三度目はこちらから襲ってやる。ジャック・オーブリー艦長はアケロン号の艦長との頭脳戦に闘志を燃やす。

追跡は執拗を極め、嵐の中で船員が海に流されるという被害も出た。ジャック・オーブリー艦長の親友で船医のスティーヴン・マチュリン医師はこれ以上の追跡を止めさせようとするが、ジャック・オーブリー艦長はアケロン号拿捕の執念を燃やす。

追跡は南米を南下し、太平洋のガラパゴス諸島へと続く。

映画情報(題名・監督・俳優など)

マスター・アンド・コマンダー
Master And Commander
2003

監督:ピーター・ウィアー
製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr/ダンカン・ヘンダーソン/ピーター・ウィアー
製作総指揮:アラン・B・カーティス
脚本:ピーター・ウィアー/ジョン・コリー
撮影:ラッセル・ボイド/サンディ・シセル
音楽:クリストファー・ゴードン/アイヴァ・デイヴィス/リチャード・トネッティ
原作:パトリック・オブライアン『南太平洋、波瀾の追撃戦 英国海軍の雄ジャック・オーブリー』(ハヤカワ文庫刊)

出演:
ジャック・オーブリー艦長/ラッセル・クロウ
スティーヴン・マチュリン医師/ポール・ベタニー
バレット・ボンデン/ビリー・ボイド
トーマス・プリングス/ジェームズ・ダーシー
ブレイクニー/マックス・パーキス
ピーター・カラミー/マックス・ベニッツ
ホロム/リー・イングルビー

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