このアルバム
声質というのに着目したい。チルアウト、ラウンジの参考ディスク。
チルアウトやラウンジは歌い上げる曲、ボーカルが出っ張る曲、つまりは「歌」よりも、ボーカルが楽器となって「曲」を構成しているものがかなりある。
また、そうしたボーカルものは、哀愁感のあるものが多く、ボーカルもそうした雰囲気をぶちこわさないように繊細もしくは、やさしいものが多い。
このAndru Donaldはそうした繊細なボーカルの持ち主である。これゆえか、Enigmaのボーカルとしても「The Screen Behind The Mirror」以降で参加している。
3曲目などはAndru Donaldのいいところが聞ける。この曲はリミックスも多いので、そうした曲でもボーカルの声質というのも確認できる。
1994年のシングルカット。
9曲目もAndru Donaldの声質のよさが出ている。
10曲目のバラードもいい。シットリとした曲にとてもあっている。こうしたバラードはチルアウトやラウンジにあうかもしれない。
※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
曲目

Andru Donalds
「Andru Donalds」
1994
Blue Note Record
- Face That I Once Knew
- Lover Free
- Mishale(1994年のバラード一覧)
- My Sensual Love
- Tryin’ to Tell Ya
- Cryin’ in the Rain
- Sweetness
- Ronnie Don’t Fall
- Why Do You Lie
- Just Give Me Time
- Save Me Now
Andru Donalds(アンドルー・ドナルズ)プロフィール
ジャマイカ出身の黒人ミュージシャン。高校時代はビートルズやT-Rexなどを聞いていた。そのため、アルバムはレゲエ意外にロックの要素をもっている。