Portishead / Portisheadの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)

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このアルバム

1曲目から変態的である。スクラッチが多用され、ボーカルにもエフェクトがかかりまくっている。3曲目は、サンプリングをしているのだろうか?

レコード針のノイズらしいのが入り込んでいる。これがレコード針のノイズでなければ、ずいぶん面倒な音作りをしているもんである。

さて、この曲は、メロディラインが悲しく、これにボーカルが乗っかると、輪を掛けて悲壮感の漂う一曲になっている。

6曲目は、ヒュードロドロのホラー系。何かが出てきそうな気配である。寂れた病院の深夜に、廊下で一人でこれを聞いていたら、怖さ倍増は間違いなしである。

アルバム全体的に、スクラッチを多用している印象がある。曲調が暗いのは、前作同様であるが、これにノイジーな音源が加わることで、深みが増しているというか、変態性が増している。

ただし、音楽に対するこだわりも変わっていないのはさすがである。新しい音楽を追求すると、えてして変態的になるが、まさにそういう感じの音楽。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

Portishead
“Portishead”
1997
Label : Go! Beat

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1 Cowboys
2 All Mine
3 Undenied
4 Half Day Closing
5 Over
6 Humming
7 Mourning Air
8 Seven Months
9 Only You
10 Elysium
11 Western Eyes

アルバムの評価

★★★★★★★☆☆☆
【評価の内訳】3.8
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:-
Bランク:1曲目、3曲目、7曲目、9曲目

アーティストの紹介

Portishead(ポーティスヘッド)プロフィール:
1991年Bristol(ブリストル)で結成。オリジナルメンバーはBeth Gibbons(ボーカル)、Geoff Barrow、Adrian Utleyの3人。しかし、実質はBeth GibbonsとGeoff Barrowの2人のみ。1994年Massive Attackの「Protection」と同時期に「Dummy」をリリース。Hip Hopを取り入れた手法はTrip Hop(トリップ・ホップ)と呼ばれた。1997年2nd.アルバム「PORTISHEAD」発表。1998年ライヴ・アルバム「PNYC Portishead Roseland NYC Live 」をリリース。

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