このアルバム
Abstract Latin Loungeの第3弾。
このシリーズの特徴だろう。フロア向けの曲が多く、ラウンジのようにマッタリと聞くというわけにはいかない。
つくづく思うのは、ラテン・ハウスは夏に向かっては聞く気になれるのだが、寒さの漂い始める秋口から冬にかけては聞く気になれない。最も気持ちよく聞けるのは春先から初夏までの空気や風が爽やかな季節だと思う。
逆に真夏は暑苦しすぎて、「やめてぇ」となってしまうこともある。だから、というわけでもないのだが、真夏は私の場合、チル・アウトになってしまう。暑さにやられて、とてもラテン・ハウスに付き合うだけの気力がなくなってしまう。
1曲目:フェードインしてくる女性ボーカルと軽快なリズムが爽やか。暑苦しくなく、こうしたラテン・ハウスばかりを集めたコンピがどこかから出ないだろうか?
3曲目:パーカッション・トラックだが、ある意味典型的なラテン・ハウスだと思う。ボーカルが入ったラテン・ハウスだけを聞いているとわからなくなるラテンのグルーブをダイレクトに伝えてくれる。
4曲目:3曲目と同様。feat.となっているのでボーカルものかと思いきや違う。ほんのわずかだけキーボードが入る。
5曲目:Jazz In The House 9にも収録。
6曲目:ラテンというよりはジャジー。5曲目がJazz In The House 9に収録されているように、このコンピに収録されている曲の中でも、コンパイラーの感性によってジャズに振り分けられたり、ラテンに振り分けられたりする。こうなるのは、曲がそれぞれの要素を取り入れたクロスオーバーなものに起因しているだけで、どちらも間違っているわけではない。この曲とそうした曲である。
8曲目:ベース、それもウッド・ベースだと思うのだが、それから始まるので、一瞬ジャズかなと思ってしまうが、その後はジャズのラテンフレーバーが展開されていく。
曲目

Abstract Latin Lounge 3
2002
compiled by –
label : Nite Grooves/King Street
artist / title
1. Julius Papp feat. Jessica Marquez of Uneaq / Your Life (Vocal Excursion)
2. Fluide feat. Baccara / Voce’ (e’ o meu amor) (Ralphi’s Main Pass)
3. AK / Say That You Love Me (FK-EK Percussive Dub)
4. Ananda Project feat. Terrance Downs / Glory Glory (Def Beats)
5. Los Ladrones / Las Luces Del Norte
6. What’s Happenin / Sunshine
7. The Society feat. Ovasoul7 / How’s Life (Society Latin House Remix)
8. Mateo & Matos / Mas Alto
9. Moments of Soul / Blind
10. Frankie Feliciano presents Real Thing III / Living Proof (Ritual Mix)
11. Matthias Heilbronn presents The II Deep Allstars feat. James Preston Jr./ Nature Boy (Matty’s Soulflower Reprise)
アルバムの評価
★★★★★★☆☆☆☆
【評価の内訳】1.5
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.0
Aランク:-
Bランク:1曲目