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(映画)ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023)の感想とあらすじは?

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ネタバレが多いですので、ご覧になられていない方はご注意ください

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感想/コメント

期待を裏切らない映画でした。

1981年の「ドンキーコング」に初登場して以来、映画が公開された2023年になっても色あせることなく、世界中のゲームファンを魅了しているマリオを主人公とした映画です。

日本が世界に誇るマリオは最も知られたキャラクターの一人で、匹敵するのはミッキーマウスくらいと言われているそうです。

その知名度を最大限生かしたのが、2016年のリオ・オリンピックの閉会式でした。

東京2020へのバトンタッチの演出の際に、当時の安倍首相が「スーパーマリオ」の扮装で登場し、2020年東京大会をアピールしました。

国の首相が世界発信に使うということは、国がそれくらいの認知度があると判断しているということです。

このように世界中で認知度の高いキャラクターであるマリオを主人公とした映画がヒットしないわけがありません。

本作は、ゲームの世界観をそのまま映画にして、公開当初から世界的なヒット作品となりました。

Universal Pictures Japan

音楽

映画の中でゲームの音楽も使われることで、ゲームの世界観を損なうことなく表現しました。

映画のタイトルにもなっている「スーパーマリオブラザーズ」が発売された1985年頃のヒット曲も取り入れたのも良かったと思います。

それぞれ、当時の日本と世界でヒットしていた曲を取り入れていたのが印象的です。

まずはボニー・タイラーの「ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー」です。

この曲は1984年の曲ですので、「スーパーマリオブラザーズ」が発売された1985年の曲ではありません。

しかし、当時の日本では1984年~1985年にかけてドラマ「スクール☆ウォーズ」が放送され、そのテーマ曲として、同曲をカバーした麻倉未稀の「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」がヒットしていました。

一方で、1985年当時、世界中でヒットしていたのが、a-haの「Take On Me」でした。

「Take On Me」は定期的にカバーされることで「スーパーマリオブラザーズ」同様の息の長い曲になりました。

その他、映画を彩った音楽は、下記の音楽でした。

発表された年代をご覧いただければ分かりますが、2023年の曲ではないのが特徴的です。

  • 布袋寅泰「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY/新・仁義なき戦いのテーマ」(2000)
  • ビースティー・ボーイズ「ノー・スリープ・ティル・ブルックリン(No Sleep till Brooklyn)」(1986)
  • ジョルジュ・ビゼー「ハバネラ(Habanera)」
  • ボニー・タイラー「ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー(Holding Out for a Hero)」(1984)
  • A-ha「テイク・オン・ミー(Take On Me)」(1984)
  • グラント・カークホープ「モンキーラップ(DK rap)」(1999)
  • AC/DC「サンダーストラック(Thunderstruck)」(1979)

次の2曲が、2023年の曲になります。

  • Ali Dee「マリオブラザーズ・ラップ(Mario Brothers Rap)」(2023)
  • クッパ「ピーチ(Peaches)」(2023)
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ネタバレ

「マリオシリーズ」の生みの親である宮本茂氏のインタビューが面白いです。

マリオ映画公開記念!宮本茂さんインタビュー 制作の始まりから驚きの設定まで – ページ 2 – Nintendo DREAM WEB
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」日本公開を前に、本作のプロデューサー・宮本茂さんのインタビューが実施されました。制作の始まりから深い制作秘話、マリオたちのアッと驚く秘密まで、どうぞお楽しみください。

映画はスーパーマリオの誕生物語のような感じがするのですが、オリジナルストーリーではなく、もともとのゲーム上の設定だというのです。

映画化とは関係なく、もともと裏設定として決めていたものなんですよ。だから昔ライセンスで作られたマリオの映画も、けっこうそういう筋書きになっているんですね。
関係者らの共通認識としてあるんです。

もともと『マリオブラザーズ』は、土管がいっぱいあるニューヨークの地下で活躍する兄弟、ニューヨークのなかでもたぶんブルックリン、というところまで勝手に決めていて。
『ドンキーコング』は舞台がニューヨークですし。

その土管が不思議な森(キノコ王国)につながったのが、『スーパーマリオブラザーズ』なんです。

自分が作ってきた『マリオ』のゲームの歴史なので、今回の映画にもそこは入れたいと思っていたんです。

https://www.ndw.jp/mario-interview-230425/2/

マリオとルイージはブルックリンの配管工です。

ニューヨークのブルックリンはイタリアの南部からの移民が多い地域です。

南部からの移民の多くはイタリア系移民が多数定住していたニューヨーク州やニュージャージー州に住んだようです。

そして、ニューヨークの中でもマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクスがイタリア系の街として発展しました。

映画では、配管工として独立したばかりのマリオとルイージの兄弟でしたが、仕事がうまくいきません。

そんな中、マンハッタンの地下で配水管が破損し、市街地が水浸しになる様子をニュースで知ります。

名を売るチャンスとばかりに、マリオはマンハッタンに向かいますが、事態は良くなりません。

二人は地下で不思議な土管に吸い込まれて異次元に飛ばされてしまいます。

マリオはルイージを助けるために、出会ったキノピオの案内で、キノコ王国のピーチ姫に助けを求めに行きました。

その頃、大魔王クッパ率いる軍勢がキノコ王国を攻めようとしていました。

ピーチ姫はキノコ王国を守るため、ジャングル王国のコング族のもとに向かうことにしました。

マリオもルイージを助けるために、ピーチ姫と一緒にジャングル王国に向かいます。

キノコ王国を攻めるクッパの目的はただ一つ。愛しいピーチ姫と結婚することでした。

果たして、マリオは弟ルイージを救い出すことができるのでしょうか。

そして、キノコ王国とピーチ姫を、大魔王クッパの毒牙から守り抜くことができるのでしょうか。

さて、ピーチ姫は映画で幼い頃に別の世界からやってきてキノピオ達に育てられたことになっています。

次回作もあるとすると、このあたりの謎も解明されるとうれしいです。

そして、エンディングで登場したヨッシーの卵も気になるところです。

映画情報(題名・監督・俳優など)

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
(2023年)

監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
製作:クリス・メレダンドリ、宮本茂
脚本:マシュー・フォーゲル
音楽:ブライアン・タイラー

マリオ:クリス・プラット、宮野真守
ルイージ:チャーリー・デイ、畠中祐
ピーチ姫:アニャ・テイラー=ジョイ、志田有彩
クッパ:ジャック・ブラック、三宅健太
キノピオ:キーガン=マイケル・キー、関智一
ドンキーコング:セス・ローゲン、武田幸史
クランキーコング:フレッド・アーミセン、楠見尚己
カメック:ケビン・マイケル・リチャードソン、浦山迅
スパイク:セバスティアン・マニスカルコ、間宮康弘
ルマリー:ジュリエット・ジェレニック、山根あん
ジュゼッペ:チャールズ・マーティネー
マリオとルイージの父:チャールズ・マーティネー
ペンギンの王様:カリー・ペイトン
キノピオ将軍:エリック・バウザ
ノコノコ大将:スコット・メンヴィル
マリオとルイージの母:ジェシカ・ディ・シコ
ポリーン:ジェシカ・ディ・シコ
キノピオ(黄色):ジェシカ・ディ・シコ
トニー:リノ・ロマノ
アーサー:ジョン・ディマジオ

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