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(アニメ)ムーンライズ(2025年)の考察と感想とあらすじは?

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ムーンライズは、2025年4月にNetflixのオリジナル・アニメとして全18話放映されました。

1話は30分弱ですので、全18話で約9時間ですが、各話にイントロなどがありますので、実質はもっと短いです。

かなり豪華な布陣で制作されたSFアニメです。

原作はSF、ファンタジー、歴史小説、ミステリーなど幅広いジャンルを手掛けている冲方丁さんです。

原作はあるのですが、原作の出版よりもアニメの方が先に放映されました。

冲方丁さん原作の映画には、時代劇の「天地明察」などがあります。

そして、キャラクターデザインは荒川弘さんです。「鋼の錬金術師」「銀の匙 Silver Spoon」「アルスラーン戦記」「黄泉のツガイ」などで知られる漫画家です。

監督は肥塚正史さんです。「進撃の巨人 Season 2、Season 3」の監督を務めています。そして、Netflix版の「THE ONE PIECE」の監督を務めます。

制作はWIT STUDIOです。監督と同じく、「進撃の巨人 Season 2、Season 3」やNetflix版の「THE ONE PIECE」を担当します。

各話のタイトルなどは次のとおりです。

EPISODE1 始まりの夜 THE NIGHT IT ALL BEGAN
EPISODE2 あの日 A FATEFUL DAY
EPISODE3 邂逅 AN UNEXPECTED FACE
EPISODE4 大切なもの WHAT MATTERS MOST
EPISODE5 正体 REVELATION
EPISODE6 再会 REUNION
EPISODE7 月の民 PEOPLE OF THE MOON
EPISODE8 マリー MARY
EPISODE9 変わらない想い UNCHANGING FEELINGS
EPISODE10 追及 PURSUIT
EPISODE11 未知 UNKNOWN
EPISODE12 落ちる影 FALLING SHADOWS
EPISODE13 別離 PARTING
EPISODE14 過去と現実 THE PAST AND REALITY
EPISODE15 思惑 EXPECTATIONS
EPISODE16 追想 REMINISCENCE
EPISODE17 支配 DOMINATION
FINAL EPISODE 君を継ぐ CARRY ON YOUR WILL

ムーンライズ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
何不自由ない生活が一転、反乱軍の地球襲撃により犯罪の第一容疑者とされてしまった大企業の後継ぎ。特別部隊の一員として、月にいる反乱の首謀者を標的とした任務に乗り出す。
この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。
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感想、考察やあらすじなど

ネタバレだらけですので、ご覧になっていない方は要注意です。

未来。

地球では国際AIネットワーク「サピエンティア」により、争いのない緩やかな世界政府が実現していました。

人々は「サピエンティア」の判断に疑問を抱くことなく、「サピエンティア」の推奨に従って生活していました。

そして、人類は「サピエンティア」の推奨により、月の開拓事業を進めており、月の住民も多く増えています。

地球の周りには軌道エレベーターが張り巡らされており、新たな軌道エレベーターの完成を祝うパーティで軌道エレベーターが破壊されるというテロが発生します。

主人公のジェイコブ・シャドウ(ジャック)は、テロで両親を失い、挙句の果てにテロに関与しているのではないかと疑われます。

テロの前後における人物関係

最初の数話は主人公「ジャック」と関係者などが描かれます。

主人公はジェイコブ・シャドウ。通称「ジャック」。巨大企業の跡継ぎの養子です。どういう経緯で養子になったかは、サラッと描かれます。

ジャックの幼馴染で友達以上恋人未満のリース・ロシェル。本アニメのヒロインかと思っていましたが、違いました。

主要なキャラクターではあるのですが、途中からヒロインとは言い切れない感じになります。

テロの後、リースは「サピエンティア」の推奨により「少佐」になり、階級以上の権力が与えられているように描かれます。

この設定は唐突感が否めないのですが、「サピエンティア」の推奨ですので、仕方ありません。

リース同様にジャックの幼馴染がいます。ゲオルグ・ランドリー、エリック・ベーカー、オスマの3人です。

テロ後、ジャックを含めた幼馴染の5人は「サピエンティア」の推奨により特殊部隊を編成し、テロリストの親玉がいる月へ向かいます。

この幼馴染5人は、金持ちのボンボンですが、テロで生活が一変したとはいえ、いきなり特殊部隊の精鋭になるというのが驚きでした。

「サピエンティア」により、全員が特殊部隊の精鋭になる素質があるという事なのでしょうが…。

チーム結成

月の独立を企てるテロの首謀者ボブ・スカイラムを捕えるために、ジャックら5人は特殊部隊のチームを組みます。

新たに加わるのが、イナンナ・ジンガー、イナンナの姉ゾワン、そして巨漢のドゥアンです。

ゾワンは天才ハッカーという設定です。そして、ゾワンとドゥアンは何らかの犯罪を犯したようですが、本編では語られません。

ジャックとフィルとマリー

ジャックには、リースらとは違う幼馴染がいます。フィル・アーシュです。物語においては極めて重要な登場人物で、ジャックの出生の秘密に関連する人物です。

そして、物語の前半から登場する謎の女性・マリーが、物語の中核を担う人物になります。

マリーについては謎が多すぎて、最後までいろんなことが分からないまま終わってしまいます。

それ以上に、声に違和感があり過ぎて困りました。

マリーについては、当初チョイ役的な登場人物だと思っていました。

初登場の時から、声に違和感を感じていましたが、チョイ役なので、そのうち居なくなるのだろうとたかを括っていたのです。

ですが、すぐに超重要人物であることに気づきます。

すると、途端に声が気になり始めました。

マリーの表情や仕草と、声がここまで乖離していると興醒めでした。

大人の事情なのかもしれませんが、声優はキチンと選んだ方がいいと思います。

月の革命勢力

フィルは地球からの独立を企む革命軍のメンバーです。このコアメンバーも重要です。

ボブ・スカイラムは革命軍の指導者です。月の民の中で絶対的な信頼を得ています。

ボブ・スカイラムについては、自分で人間ではないことに気が付くシーンが描かれます。では、誰がボブ・スカイラムを創ったのでしょうか。

「サピエンティア」が創造主と推測されますが、とすると「サピエンティア」は意図的に革命家を生み出したということになるのでしょうか…。

さて、他の主要な革命家としてドクター・サラマンドラ、ウィンディ・シルフ、ノービス・ハービンジャがいます。皆、特殊な体を有しています。

謎なのがワイズ・クラウンです。ペテン師の雰囲気がプンプンします。

ですので、てっきり物語を転覆させる人物かと思っていました。

ですが、そうはならなかったので、何のために登場したのかがよく分かりませんでした。

SEEDとマザー

物語の核の一つになるのが「SEED」と呼ばれる「サピエンティア」により生み出された人工生物です。

ほとんどは人型ですが、Lゾーンだけが異質です。

Lゾーンの登場は、それなりに唐突感があります。初めて登場した時は、宇宙生物かと思いました。

Lゾーンが登場するまでは、地球vs月という構造で、スペースオペラ的な展開でしたが、Lゾーンの登場により構造が変化します。

第3の勢力として、地球vs月vsLゾーンになるのかと思いきや、そうでもないところに、Lゾーンの微妙な存在感があります。

微妙な存在がもう一つあります。マザーです。

物語の始まりから登場するロボット軍。

革命軍の味方ですので、てっきり革命軍が製造したものだと思っていました。

ところが、全体をコントロールするマザーがいるというのが終盤になって分かります。

マザーが登場したとき、この設定、いるのだろうか、と思いました。

映像が美しい

本作は、革命を全面に出している点で、Vフォー・ヴァンデッタなどが思い出されました。

他に、格差社会、AIの脅威、思考停止など現代的なテーマを扱っています。

ですが、こうした設定はこれまでも多くありましたので、それほど珍しくはありません。

そのため、考えさせられるほどのメッセージ性は感じませんでした。

それよりも、細かい映像表現が印象的でした。

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アニメ情報(題名・監督・俳優など)

監督 / 肥塚正史
プロデューサー / 中武哲也
制作 / WIT STUDIO
シリーズ構成 / 肥塚正史
キャラクター原案 / 荒川弘
音楽 / 川崎龍
主題歌 / アイナ・ジ・エンド 「大丈夫」
作品原案 / 冲方丁

声の出演
ジェイコブ・シャドウ / 小林千晃
フィル・アーシュ / 上村祐翔
マリー / アイナ・ジ・エンド
リース・ロシェル / 山田美沙希
ゲオルグ・ランドリー / 岡井カツノリ
エリック・ベーカー / 小林ゆう
イナンナ・ジンガー / 香里有佐
ゾワン / 寺崎裕香
オスマ・ドルミナール / 高口公介
ドゥアン / 山口恵
ボブ・スカイラム / 相沢まさき
ワイズ・クラウン / 子安武人
ノービス・ハービンジャ / 青森伸
ドクター・サラマンドラ / 園崎未恵
ウィンディ・シルフ / 関根有咲

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