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(映画)リメンバー・ミー(2017年) の感想とあらすじは?

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「リメンバー・ミー」は音楽に焦点を当てた、ミュージカルの要素があるアニメーションです。

映画の中で流れる音楽を聴くだけでも楽しくなる映画です。

映像も綺麗です。

映画で描かれる死者の日は、死者を迎える日です。そのためにお墓を飾りつけます。

基本的には、マリーゴールドをたくさん飾り、真っ赤なケイトウ、キク類など、たくさんのカラフルな花が使われます。

映画でもマリーゴールドが鮮やかに映し出されていました。

強い香りと色を持つマリーゴールドの花びらを並べることで、故人の魂が迷うことなく戻ってくるとされています。

死者の日のイベントの様子は2015年の映画「007 スペクター」でも、最初に出てきました。

映画に登場する「アレブリへ」も色彩に彩を添えます。

アレブリへとは、張り子細工でつくられる極彩色の奇妙な怪獣のことです。

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あらすじ/ストーリー

音楽禁止の掟

メキシコに住むミゲルのリヴェラ家は靴屋です。

リヴェラ家では音楽が禁止でした。音楽が家族を引き裂いたという家族の歴史があったからです。

ミゲルはリメンバー・ミーを生み出したエルネスト・デラクルスに憧れていました。そして屋根裏でこっそりとギターを練習していました。

死者の日

死者が家族に会いに来るという死者の日、リヴェラ家でも先祖を迎える準備をしていました。

祭壇には先祖の写真が飾られ、死者はそれを頼りに現世にやってきます。

リヴェラ家でも家族の写真を飾っていましたが、一人だけ顔が切り取られています。それは、家族を捨てて音楽の道を選んだ高祖母ママ・イメルダの夫です。

写真の人物が持っているギターがデラクルスと同じため、ミゲルは高祖父がでラクスルではないかと思っていました。

ミゲルは死者の日の音楽コンテストで自分の演奏を披露しようとしますが、祖母エレナにギターを破壊されてしまいます。

ミゲルは家を飛び出し、デラクルスの霊廟に忍び込んでギターを手にしました。

ところがそのギターを弾いた瞬間から、ミゲルの身に不思議なことが起きます。

死者の国

ミゲルは墓場でリヴェラ家の先祖達と出会います。

先祖達は驚きますが、ミゲルを生者の国に戻すため、死者の国から出られなくなっているというママ・イメルダに会いに行きます。

イメルダ自身は、ミゲルが祭壇にあったイメルダの写真を持ちだしたために、生者の国に行けないでいたのでした。

高祖母のイメルダは掟を教えてくれました。

  • 死者の日に死者の物を盗んだ生者は呪われて死者の国に飛ばされる
  • 生者が死者の国で日の出を迎えると帰れなくなる
  • 生者の国の祭壇に写真が飾られていない者は死者の国から出られない

一方で、生者が死者の国から帰るには、先祖に許しをもらうだけでいいことが分かりました。

イメルダはミゲルに許しを与えますが、条件を付けました。それは二度と音楽をしないというものでした。

音楽をどうしても諦められないミゲルは、高祖父であるデラクルスであれば許しを与えてくれるだろうと思い、逃げ出します。

ヘクターとの出会い

ミゲルはデラクルスの友達だというヘクターと出会います。

ヘクターは娘に会いたいと願っていましたが、誰もヘクターの写真を飾ってくれないため、生者の国に行けずにいました。

ミゲルの話を聞いたヘクターは自分の写真を彼に渡し、デラクルスに会わせる代わりに生者の国で自分の写真を飾るよう頼みました。

デラクルスとの出会い

2人は死者の国で開催される音楽コンテストで優勝すれば、デラクルスが開くパーティーに招待されると知ります。

そこで、ヘクターの友人チチャロンを訪ねてギターを借りに行きます。チチャロンは生者の国の誰からも忘れ去られ、死者の国からも存在が消えて、2度目の死を迎えるところでした。

ミゲルたちはチチャロンが残したギターで「ウン・ポコ・ロコ」を演奏し大喝采を浴びますが、家族が会場にやって来て見つかりそうになったため逃げます。

デラクルスに会いに行く途中で、ミゲルはヘクターと喧嘩してしまい、ヘクターを分かれます。

ミゲルは一人でデラクルスのパーティーに潜り込んで、遂にデラクルスと対面しました。デラクルスも自分の玄孫に会えたことを喜び、ミゲルに許しを与えようとします。

ミゲルの本当の家族

その時、ヘクターがやって来て衝撃の事実が判明します。

ヘクターとデラクルスは生前共に音楽活動をしていました。

ヘクターは家族が恋しくなり、家族のもとに戻ろうとしました。しかし、デラクルスはそれを快く思わず、ヘクターを毒殺してしまいます。

そして、デラクルスはヘクターのギターと曲を自分のもののように発表し、伝説的なミュージシャンになったのでした。

デラクルスは生者の国でこれが明かされないようヘクターの写真を奪い、2人を町外れの地下洞窟に落とします。

ヘクターが絶望の中、娘にもう一度会って謝り、心から愛していると伝えたかったと話します。娘の名前はココと言いました。

ミゲルはそれを知り、本当の高祖父はヘクターだということを知ります。

そして、デラクルスの大ヒット曲リメンバー・ミーもヘクターがココのために作った歌だったことを知ったのです。

ココがヘクターを忘れかけており、ヘクターに2度目の死が近づいていました。

生者の国への帰還

助けに来たのは空飛ぶアレブリヘに乗ってミゲルを捜していたイメルダでした。

全ての事情を知ったリヴェラ一族は、ヘクターの写真を取り返すためにデラクルスのコンサート会場へ乗り込みました。

ステージ裏で乱闘になりますが写真を手に入れられません。乱闘の様子がカメラに映り、デラクルスがヘクターの毒殺や音楽の盗用などの真実が映像で会場中に流れます。

真実を知った観客はデラクルスを非難し、デラクルスは自身が死んだときと同じように鐘に押し潰さてしまいます。

海に落ちたミゲルは無事でしたが、ヘクターの写真は海に消えてしまいました。

日の出が近づき、ミゲルの体は骨になりつつあります。ヘクターにも2度目の死が近づいていました。

イメルダはミゲルを生者の国に返すことを優先し、条件なしで許しを与えました。

生者の国に戻ったミゲルは、ヘクターの2度目の死を防ぐために、家に急ぎました。

そして、曾祖母のココに、昔ヘクターが歌っていたリメンバー・ミーを歌います。

ココはヘクターを思い出し、大事にしまっていたという手紙とヘクターの写真を取り出しました。

1年後

リヴェラ家の祭壇には、ヘクターとココの写真が新たに加わりました。

死者の国では、ココとイメルダ、ヘクターの親子が再会を果たしていました。

リヴェラ家では死者も生者も家族全員が揃って盛大なパーティーが開かれ、ミゲルとヘクターがギターを手にして歌っていました。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

リメンバー・ミー
(2017年)

監督/リー・アンクリッチ
共同監督/エイドリアン・モリーナ
製作/ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮/ジョン・ラセター
原案/リー・アンクリッチ、ジェイソン・カッツ、マシュー・オルドリッチ、エイドリアン・モリーナ
脚本/エイドリアン・モリーナ、マシュー・オルドリッチ
音楽/マイケル・ジアッキノ

声の出演
ミゲル/アンソニー・ゴンサレス
ヘクター/ガエル・ガルシア・ベルナル
エルネスト・デラクルス/ベンジャミン・ブラット
イメルダ/アラナ・ユーバック
エレナ/レニー・ヴィクター
パパ/ハイメ・カミル
ココ/アナ・オフェリア・ムルギア
フリーダ・カーロ/ナタリア・コルドバ=バックリー
ママ/ソフィア・エスピノーサ

受賞

  • 第45回アニー賞
    • 11部門を受賞
  • 第75回ゴールデングローブ賞
    • アニメ映画賞を受賞
  • 第90回アカデミー賞
    • 長編アニメ映画賞
    • 主題歌賞

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