
(映画)利休にたずねよ(2013年)の考察と感想とあらすじは?
市川海老蔵を筆頭に俳優陣の演技はよかった。特に前半で描いている、茶人としての千利休は、いい演技だったと思う。原作者・山本兼一が市川海老蔵を指名したそうだ。この映画を決定的にダメにしたのは、演出と脚本である。
市川海老蔵を筆頭に俳優陣の演技はよかった。特に前半で描いている、茶人としての千利休は、いい演技だったと思う。原作者・山本兼一が市川海老蔵を指名したそうだ。この映画を決定的にダメにしたのは、演出と脚本である。
山田風太郎という作家がすごいのは、史実は史実のままで残しておきながら、そこに異次元の物語を入れ込むことができることである。史実をベースにするので、話の展開や結論は分かっているのだが、そうくるか!という物語を展開する。
エリザベス1世を描いた映画。エリザベス1世の女性としての側面に焦点を当てた映画。生涯結婚をしなかったことは知っていたが、恋人がいたことや、血なまぐさい謀略・暗殺の時代であったことは認識していなかった。
原作は山田風太郎の同名小説「魔界転生」。登場人物の人数などに差があるなど、映画向けにアレンジされている。柳生十兵衛光厳の千葉真一、天草四郎時貞の沢田研二の配役ありきで制作されたという。二人の映画でのはまり具合を見れば、撮影前のイメージが相当出来上がっていたようだ。
南総里見八犬伝を下敷きにした「新・里見八犬伝」(鎌田敏夫)の映画化。ロックをテーマ曲としているのは、ある意味斬新だが、まぁ、雰囲気に合わないなぁ・・・。ROCK YOU! [ロック・ユー]のように、計算された音楽の使われ方でない。音楽と映像は計算の上で使わない、違和感しか残らない・・・。
日本での初公開は戦後の1952年。231分という3時間を超える映画。長いので、幕間を挟んで前編・後篇に分かれている。そして、本編が始まるまでが長い。さらに、映画史上で見ておかなければならない映画の一つである。
戦時中のラブロマンスを描いているが、反ナチス色を前面に出している政治色の強い映画である。ラブロマンスということもあるが、キザなセリフがポンポン出てくる。中には聞いたことのあるセリフもあるだろう。例えば「君の瞳に乾杯」などである。
桜田門外の変を題材にした映画。原作は浅田次郎による短編小説。短編集「五郎治殿御始末」(ごろうじどのおしまつ)に収録されている。主人公の志村金吾と直吉(佐橋十兵衛)は浅田次郎による架空の人物である。
海外では黒沢明監督を代表する作品として極めて評価の高い作品。芥川龍之介の短編小説 「藪の中」と「羅生門」を原作にしている。脚本は橋本忍と黒澤明。
「武士の家計簿」に続き、加賀藩を舞台に料理方の「包丁侍」を描いた時代劇。時代設定は加賀騒動のころである。江戸の三大お家騒動の一つで、他は伊達騒動、黒田騒動(または仙石騒動)である。
アレクサンドル・デュマの「三銃士」がベースのドラマ。イギリスBBCが制作。タイトルは「The Musketeers」なので、銃士達ということになるが、theがついているので、この場合は「あのデュマの銃士達」という意味になるだろう。
映画の中で流れる時間は、淡々としており、静謐なものである。そして、観終わって、心の中に流れ込むのは、温かい気持ちである。いろいろな展開を期待している人にとっては面白みのない映画なのかもしれない。
ゲームの信長の野望とロード・オブ・ザ・リングとスター・ウォーズを足して3で割ったような感じ。独特の映像は面白いが、CGなどはゲームの信長の野望を見ている感じだった。まぁ、そういう印象だった。
宣伝の仕方がコメディを前面に出したものだったので、どんな感じかと思っていたが、思った以上に真面目な作りだった。もちろん、ありえない筋立てであるが、コメディというよりは、エンターテインメントとして楽しめる内容だった。
固い部分と、軽い部分が入り時混じっているので、コメディタッチと言えばそうなのだが、見る前は三谷映画ということのありコメディ色が強いのかと思いきや、想像していたよりは真面目な作りの映画。
娯楽映画として十分に楽しめる。勧善懲悪の娯楽映画なので、時代考証などの歴史的なリアリティを考えてはいけない。ラブロマンスあり、アクションあり、最後にサプライズの俳優の登場ありと、てんこ盛りである。