
(ドラマ)オビ=ワン・ケノービ/スター・ウォーズドラマ(2022年)全6話の考察と感想とあらすじは?
スター・ウォーズ3シスの復讐から10年後、スター・ウォーズ4新たなる希望の9年前の一瞬を舞台に、オビ=ワン・ケノービを主人公としたドラマです。全6話です。
スター・ウォーズのエピソード3「シスの復讐」とエピソード4「新たなる希望」の間に位置する。時間軸でいえばエピソード4の10分前になる。だから、「ローグ・ワン」とエピソード4「新たなる希望」のつながりはいい。
心残りなことが、何らかの格好でかなえられるのだとしたら、それは悔いのない人生だったと言い切れるのではないだろうか。この映画では、まさに心残りなことがかなえられるという映画であり、魂の浄化の話でもある。
帰還には、いくつかの意味が含まれているように思う。文字通り、ジェダイの復活を意味する「帰還」。これは英雄譚に見られる旅立ち(セパレーション)、通過儀礼(イニシエーション)、帰還(リターン)という構造の最後を迎えるということである。
英雄譚が、「旅立ち(セパレーション)」「通過儀礼(イニシエーション)」「帰還(リターン)」の構造を踏むのだとすると、本作は「通過儀礼(イニシエーション)」に相当する。
9作品の構想で練られたという大河ドラマであり、1977年から続く本作を含む最初の三部作はその真ん中(第4話~第6話)を映画化したもの。
今作品は後に続く、というよりも、遥か昔に(まさに、A long time ago in a galaxy far, far away....だが)公開されているEpisode4~6につながる作品となった。