塩原温泉にある源氏ゆかりの神社
この日、那須塩原市の塩原温泉に足湯があると聞き、出かけた次第。
途中、寄ってみたのが、塩原八幡宮。
正直、なんでこんなところに源氏ゆかりの神社があるのだろうか?と思う。
今でも、塩原温泉への道はくねっており(トンネルができて、まっすぐになったが)、平安の昔は、それこそ秘境だったに違いなく、そこに源義家が勝利を祈願したという伝説のある神社があることが信じられない。
塩原八幡宮は「さかさ杉(夫婦杉)」や「一夜竹」の伝説から縁結び、夫婦円満、長寿、勝利、家内安全、厄除け開運の神様として有名だという。さかさ杉は国の天然記念物。
一夜竹(いちやだけ)は塩原七不思議の一つで、源八幡太郎義家が、奥州征伐の勝利祈願のためにしめ縄を張り、神事を行おうとしたが、周辺に竹がなかったためにできなかった。ところが翌朝境内には竹林が出来ており、無事神事を行うことが出来たという。
さかさ杉(夫婦杉)は、雄杉(西側)の幹周11.5メートル、雌杉8メートル、樹高40メートル、杉の巨木代表として天然記念物に指定されている。
八幡宮は第15代応神天皇(誉田別尊)を御祭神とする神社で、古くから貴族、代々の源氏が崇敬した神社。
祭神:誉田別神、素盞鳴命、大山祇命、源有綱