明治時代以降

4) 面白い

渡辺房男の「円を創った男 小説・大隈重信」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 大隈重信の二十九歳から三十三歳までの三年余りの時期を中心に据えて書かれている。この期間に日本の貨幣「円」が誕生した。 あとがきでも書かれているように、この慶応四年(一八六八)から明治四年(一八七一...
4) 面白い

村上元三の「岩崎弥太郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の生涯を描いた小説。弥太郎は本来「彌太郎」と書く。 岩崎弥太郎は土佐の地下浪人の子として生まれた。地下浪人とは土佐藩特有のもので、郷士株を売ってしまった者を指す。つ...
3) かなり面白い

海音寺潮五郎の「田原坂 小説・西南戦争」を読んだ感想とあらすじ

西南戦争を扱った短編集。様々な角度から西南戦争を浮かび上がらせ、その悲劇性を訴える。海音寺潮五郎氏の作品をはじめて読まれる方にはお薦めしたい一冊である。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第8巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

「皇国の興廃、此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ。」海戦が始まる直前に掲げられたZ旗(ゼットき)の信号文に書かれていた文言である。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第7巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

ここに至るまでの間、ロシア陸海軍のお粗末な指揮の様子というのは連綿と語られてきている。このロシア陸海軍を二人の人間によって代表させてきている。陸軍はクロパトキンであり、海軍はロジェストウェンスキーである。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第6巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

「坂の上の雲」の中で唯一これまでと角度が異なるのが「大諜報」である。ロシア革命に至るまでに、その活動団体を支援しつづけた日本の明石元二郎大佐の活動を描いている。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第5巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

ここでは思考の硬直性というのがいかに恐いかを知らされる。それが人命を預かる立場にあるものを襲った時の悲惨というものが、どのような結果として表現されるかをまざまざと見せつけられる。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第4巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

この巻ではひたすら旅順攻略に苦しむ日本軍の姿が描かれ、司馬遼太郎氏はその苦戦の原因を一人の人物に絞って、何度も何度も口のかぎり罵倒している。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第3巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

文庫第三巻。この巻で、正岡子規が死ぬ。そして、話は日露戦争へと進んでいく。この巻から先に関しては、どう読むかによってだいぶ印象が異なって来るであろう。
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第2巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

「坂の上の雲」という題名であるが、「あとがき」こう書かれている。『のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それをのみみつめて坂をのぼってゆくであろう。』
1) 最高

司馬遼太郎「坂の上の雲」第1巻を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

『まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている。』で始まる「坂の上の雲」は、日本の近代化初期の明治を舞台にしている。『この物語の主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれないが、ともかくもわれわれは三人の人物のあとを追わねばならない。』
作家か行

風野真知雄の「黒牛と妖怪」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 第17回歴史文学賞受賞作品 「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞。明治初期を描いており、主要な登場人物の一人に鳥居耀蔵がいる。「蛮社の獄」などで悪名高い人物であり、当時は「妖怪」と呼ばれ畏れら...
作家か行

風野真知雄の「ニコライ盗撮」盗撮シリーズ第3巻を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「西郷盗撮」「鹿鳴館盗撮」に続く第三弾。あとがきで、ひどく難航したと書いてあるように、作中で苦心の跡が感じられる。 今回は大津事件をめぐる歴史ミステリーである。明治二十四年(一八九一)五月十一日に...
4) 面白い

風野真知雄の「鹿鳴館盗撮」盗撮シリーズ第2巻を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「西郷盗撮」に続く第二弾。 あとがきで「伊藤博文たちは鹿鳴館で夜ごと催された舞踏会によって、西洋社会の仲間入りをしようと思っていたのだろうかということだった。 あの、したたかな伊藤が、本当に...
3) かなり面白い

風野真知雄の「西郷盗撮」盗撮シリーズ第1巻を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 西郷隆盛の写真は一枚も現存していない。 この事実は多くの人に知られていると作者はあとがきに書いているが、私は多くの人は知らない方に軍配をあげる。 最もよく知られるのは、イタリア人画家のキヨソ...
3) かなり面白い

渡辺房男の「ゲルマン紙幣一億円」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 明治時代初期の通貨改革による大混乱に便乗して一攫千金を狙った男たちの物語。この混乱に乗じて莫大な資産を築いたものは実際にいたらしい。 そうしたなかに、著名な財閥の創始者もいるという。作者は名を記し...
作家か行

海音寺潮五郎の「悪人列伝4 近代篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「大槻伝蔵」の絡んだ加賀騒動が全くのデタラメなものであるというのは衝撃的である。権力のある人間が自己弁護のために事実を歪曲して、嘘に嘘を塗り固める様は、げに恐ろしいものがある。 「田沼意次」の評判...
作家は行

藤沢周平の「白き瓶-小説-長塚節」を読んだ感想とあらすじ

第二十回 吉川英治文学賞。読むのに骨の折れる小説である。その理由は幾つかあると思う。一つは、歌人の世界を描いていること。歌に興味がなければ、小説中に散りばめられた歌を鑑賞する気にすらならなくなる。
作家さ行

佐藤雅美の「幕末「住友」参謀-広瀬宰平」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 住友中興の祖とされる広瀬宰平の話。 別子銅山を中心として発展した住友にとって別子銅山がなくなることは家業を衰退に導くことになる。 しかし、本店の人間と別子銅山の現場の人間とに認識の差が生まれ...
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