山本一力

作家や・ら・わ行

山本一力の「銭売り賽蔵」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント あくどい高利貸しの話ではない。文字通り「銭売り」の話。そもそも銭(ぜに)は一種の商品として売られていた。 金座・銀座が公儀の管轄にあるのに対して、銭を扱う銭座は公儀に願い出て官許された町人が運営し...
4) 面白い

山本一力の「欅しぐれ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 八尺を超える大男で禿頭の猪之吉。それが見るからに渡世人の様な格好をしていれば、普通は近寄らないだろう。 だが、桔梗屋太兵衛は猪之吉の振る舞いなどを見て信ずるに足る人だと思ったのだ。それは、長年の商...
3) かなり面白い

山本一力の「深川駕籠」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 物語は天明七年(一七八七)。 二人の駕籠舁き・新太郎と尚平の男気あふれる物語である。 新太郎は臥煙の纏振りだったが、屋根から転げ落ちて高いところに上れなくなった。深川富岡八幡宮でぼんやりして...
3) かなり面白い

山本一力の「草笛の音次郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 股旅もの小説。裏街道を歩く人間たちを主人公とした小説なのだが、全体的に明るい色合いが魅力の小説である。また、主人公の成長を小説を通して楽しめるのも魅力の一つだろう。 渡世人といえば仁義の切り方。音...
2) 超面白い

山本一力の「深川黄表紙掛取り帖」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント 「損料屋喜八郎始末控え」の面白さが甦った感じの作品である。今度は四人の仲間達が活躍し、ライバル的存在(もちろん格は違うのだが)として紀伊国屋文左衛門が登場している。一方、大田屋精六・由之助親子の強欲ぶり...
3) かなり面白い

山本一力の「いっぽん桜」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 山本一力の作品の出来にはムラを感じることがあるが、この短編集は、それぞれの短編が練られており、面白く読めた。また、それぞれが、花に関連した題名となっているように、物語もその花の印象を踏まえたものとなって...
作家や・ら・わ行

山本一力の「はぐれ牡丹」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 江戸時代頻繁に行われた改鋳。その都度、幕府は多額の利益を得ていた。仕組みは簡単である。貨幣に含まれる金の含有量を減らすのだ。例えば一両小判が十枚ある。つまり十両である。 仮に、この一両小判は純粋な...
3) かなり面白い

山本一力の「蒼龍」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント やはり山本一力はうまい。そのうまさの源は、小説に向き合う姿勢にあるのだと思う。 「蒼龍」はオール讀物新人賞受賞作。当時山本一力には借金二億円があった。その返済のために、起死回生の一発が作家になるこ...
4) 面白い

山本一力の「大川わたり」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 池波正太郎、藤沢周平が亡くなったあとの時代小説を支える作家として、最も力量のある作家・山本一力。その処女作に当たる作品に加筆・訂正したのが本作。 巻末の「あとがきにかえて」に書いてあることだが、山...
3) かなり面白い

山本一力の「あかね空」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

第126回直木賞受賞作品。永吉から見れば親子二代の、おふみから見ればおふみの父母をいれて親子三代の話。そして、本書あかね空ではおふみを中心に物語が進むので、親子三代の物語と考えた方がよいだろう。

1) 最高

山本一力の「損料屋喜八郎始末控え」を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

覚書/感想/コメント これは間違いなく面白い!! 話の筋がしっかりと設定されているため、だるさが一切ない。かといって、簡潔すぎるわけでもなく、情景描写はしっかりとされている。職人的な文章の作り、組み立てを行っているので...
作家や・ら・わ行

山本一力の紹介と作品・著書

略歴 (1948-   )山本一力。作家。高知県生まれ。東京都立世田谷工業高等学校電子科卒業。1997年「蒼龍」で第77回オール読物新人賞。2002年「あかね空」で第126回直木三十五賞受賞。遅咲きの新人であるが、多くの時代・歴史小...
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