重松一義の「江戸の犯罪白書」を読んだ感想

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覚書/感想/コメント

第三章の警察能力から見た江戸の町は興味深い。町奉行をはじめとして、火付盗賊改方、八州廻りの解説がなされている。

それぞれにどう違うのかが解説されており、この解説はかなり面白い。

町奉行の同心や岡っ引きを主人公にした小説は数多くあり、池波正太郎の「鬼平犯科帳」で有名な火付盗賊改方を知る人は多いだろうが、八州廻りは知らない人が多いのではないか。

通称”八州廻り”、正式には公事方勘定奉行関東出役といわれる役柄。主として、江戸を除いた関東八州を対象にした捜査機関である。

第八章では小伝馬町の牢屋敷の解説がある。牢内作法は極めて難しかったことがよく解説されている。

このように、意外と知られていない、江戸時代の捜査機関や、犯罪の実態を解説しているのが本書である。

本書について

重松一義
江戸の犯罪白書
PHP文庫 約220頁
解説書

目次

第一章 江戸の犯罪地図
第二章 わるさと御仕置
第三章 警察能力から見た江戸の町
第四章 御定書の威力
第五章 庶民の犯罪のあれこれ
第六章 知能犯と愉快犯
第七章 大騒動と大疑獄
第八章 罪人達の牢屋生活
第九章 御赦免への道

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