乙川優三郎の「椿山」を読んだ感想とあらすじ

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覚書/感想/コメント

『白い月』と『花の顔』は、どん底まで落とされた人間が、最期にほんのわずかな希望を得る所に救いがある。

ほんのわずかの希望さえない物語は、読み終えた後の気分が悪いが、これらの作品は読後に爽やかささえ感じさせる。

『椿山』は『喜知次』と雰囲気が似ている。両作品とも藤沢周平の『蝉しぐれ』を彷彿させる。

内容/あらすじ/ネタバレ

ゆすらうめ

色茶屋での年季があけて、晴れて自由の身で暮らせることになったおたかだったが…

白い月

おとよの母の病気のために手を出した博奕にいつしか友蔵はのめりこみ…

花の顔

義父が亡くなった後、惚けてしまった義母のたきの世話をする嫁のさとは、我慢に我慢をかさねるが…

椿山

上士の息子に馬鹿にされたのを機に、出世を目指す才次郎。いつしか幼い日々の志や大切なことを忘れていたが…

本書について

乙川優三郎
椿山
文春文庫 短編集
江戸時代

目次

ゆすらうめ
白い月
花の顔
椿山

登場人物

ゆすらうめ
 孝助
 おふじ
 おたか
 錦蔵(女衒)

白い月
 おとよ
 友蔵

花の顔
 さと
 たき
 幸之進
 杉江

椿山
 三橋才次郎
 寅之助
 津田孝子
 植草伝八

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